現在、街の再開発によって高層ビルが立ち並ぶ日本橋。
歴史ある街並みは、江戸の文化を残しつつも目まぐるしく変化し続けています。
街の中心に位置する「コレド日本橋」。
2004年にオープンし、日本橋の新たなランドマーク的な存在として多くの人に利用されています。
そのコレド日本橋の足元に、小さな公園のようなスペースが広がっているのをご存知でしょうか。
ウッドデッキの上に並ぶ、目を引く美しいカラーリングのチェアやテーブル。まるでカフェのテラスのようなスペース。
地域から日本の未来を考えるメディア
現在、街の再開発によって高層ビルが立ち並ぶ日本橋。
歴史ある街並みは、江戸の文化を残しつつも目まぐるしく変化し続けています。
街の中心に位置する「コレド日本橋」。
2004年にオープンし、日本橋の新たなランドマーク的な存在として多くの人に利用されています。
そのコレド日本橋の足元に、小さな公園のようなスペースが広がっているのをご存知でしょうか。
ウッドデッキの上に並ぶ、目を引く美しいカラーリングのチェアやテーブル。まるでカフェのテラスのようなスペース。
東京、日本橋。
ここは江戸時代、日本の商いの中心地として栄え、今なお数多くの老舗企業が本社、本店を構えています。
近年では、三井不動産が中心になって再開発が行われ、コレド日本橋、コレド室町などの商業施設の建設や古いビルの建て替えが進み、休日の観光客は倍増。街の表情はめまぐるしく変化し続けています。
東京都 千代田区 外神田6丁目。
そこは、御徒町からほど近く、上野・御徒町の“人情味溢れる下町感”と、雑居ビルが所狭しと立ち並ぶ都心部の“殺伐とした空気”がミックスされた、ある種独特な雰囲気を作っている街。
そんな街の真ん中に、都心部では非常に珍しい、誰にでも開放された巨大なアートセンターが存在しています。
空きビルが多く建ち並んでいた馬喰町をアート/デザインの街として再生したCET、廃校をアートスペースとして蘇らせた3331 Arts Chiyodaなど、近年大きな注目を集める東京の東エリア。
その東京東エリアの一角、江戸文化を伝える伝統工芸職人の街であり、今もジュエリーや皮革製品のお店が数多く集まる「御徒町」。そして言わずと知れた電気街、アニメ&ゲーム文化の聖地である「秋葉原」。
2011年、東京東エリアのこの二つの街を結ぶ山手線高架下をリノベーションし、「モノづくりをテーマにした街/2k540 AKI-OKA ARTISAN」がオープンしました。
今回は、リノベーションによって生まれ変わった山手線高架下の商業施設「2k540 AKI-OKA ARTISAN」をご紹介します。
リノベーションがきっかけで生まれ変わった事例を紹介する【リノベまとめ】
今回は以前好評だった「刑務所からホテルへのリノベーション」にフォーカスしてご紹介します。
元刑務所ホテルといっても、タイプは本当に様々なんです。刑務所らしさを残して囚人気分が味わえるものから、「本当に元刑務所?オシャレすぎない?」とびっくりするものまであります。
日本ではなかなか味わえない、世界のオモシロさをちょっと体験してみましょう!
リノベーションによって生まれ変わったカフェ、ショップやオフィスを紹介するシリーズ【リノベまとめ】vol.9です。
前回は、世界中の“おもしろリノベーション”事例をご紹介しました。
世界中には、日本では絶対に見ることができない面白いリノベーションが沢山ありますね。刑務所や海軍要塞がリノベーションされたホテル、教会がリノベーションされたレストランなどは、一度でいいから利用してみたくなった人も大勢いると思います。非日常感を存分に愉しむことが出来そうですね。
さて今回は、世界の倉“庫&工場リノベーションオフィス”をご紹介します。
かっこいいオフィスが盛り沢山!
「こんなオフィスで働きたいな~」と羨ましく思ってしまいそうな空間ばかりですよ。
谷中、根津、千駄木からなる谷根千(やねせん)エリアは、歴史ある寺院や戦前の家屋も多く残るスポットです。文豪も足しげく通ったとされるこの町には、古き良き時代の文化が息づいています。
名古屋市昭和区にある鶴舞公園(つるまこうえん)は、明治末期から大正にかけて建設された大公園。青空が心地よい昼下がり、サイクリングや散歩などを楽しむ人々を見かけます。
和洋折衷が特徴のこの公園には、大理石で出来た噴水塔や、さまざまな草花があり、人々の憩いの場となっています。また、春には桜が咲き乱れ、秋は色鮮やかな紅葉が楽しめる、一年を通して人気のスポットでもあります。
「住みたい街」として人気の高いエリアである目黒。目黒駅の西側から自由が丘方面へと続く目黒通りにはインテリアや雑貨などを取り扱うアンティークショップが数多く立ち並んでいます。
東京都の東端にある葛飾区金町。金町にある水元公園は、東京23区内で最も広大な敷地面積を持ち、四季の変化が感じられる美しい景観で有名です。
JR常磐線金町駅の北口から歩いて約10分。ほどよく下町を感じられる商店街を抜けて、大型スーパーのすぐ裏道を進んだ静かな住宅街に、今回ご紹介する寒い冬でも緑にあふれる下町カフェ「cafe・hakuta/カフェ・ハクタ」があります。
綺麗な高層ビルや広い公園がある”天王洲アイル”。
少し歩けば海が見え、ビルの明かりによる夜景が綺麗なスポットがあります。
東京モノレール天王洲アイル駅から徒歩約5分、左手に倉庫、右手にオフィスビルが立ち並ぶ通りを潮風香る海辺へ進むと、左手にしゃれた文字で書かれた看板を見つけました。
倉庫をリノベーションし生まれ変わったカフェ「スーホルム/SOHOLM」です。
独自性が現れているのが「ギャザリングランチ」。大皿に盛った料理を取り分ける方式のランチです。
2人以上から注文可能なこちらのメニューは、「家族みんなで分け合う食卓」をコンセプトにしたお店の想いがこめられています。
個食、ファストフードが主流の今、忘れてしまいがちな温かみを思い出させてくれます。
家具インテリアを扱うアクタス社がリノベーションしてインテリアショップ「SLOW HOUSE(スーホルム ハウス)」を建てた際、隣接して建てられたのが「SOHOLM/スーホルム」。デンマーク語で「SO」が町で、「HOLM」が湖。あわせて”湖のほとりのちいさな町”という意味です。
天井が高く、広々とした店内には、インテリア雑貨や家具などが多く販売されており、どれもハイセンスなデザインで、思わず衝動買いしてしまいそう。
ウッドデッキから眺める海とすぐそばに浮かぶ大きな船が特徴的。
海辺のデッキの席は、昼間は海の開放的な眺めや鳥の鳴き声、夜は街明かりで照らされた夜景を楽しめる絶景スポットです。
特徴的なのは鹿肉やしし肉をはじめとしたジビエ料理。
ジビエ料理とは、野生の鳥獣の肉を使ったレシピのことです。
野山を駆け回る野生鳥獣の肉は、脂肪が少なく、引き締まっています。さらに、飼育動物と比べて動物自身の運動量が多いために栄養価も高く、とてもヘルシーです。
一品料理が900円~2000円近くと、これまでご紹介してきたカフェと比較すると高めの価格なのも納得です。
そしてなかなかお目にかからない高級食材、キャビアもあります。
3種類のキャビアメニューがあり、中には希少価値の高いオシェトラもあります。
大切な人と特別な日に、海を眺めながらキャビアとジビエ料理を堪能できたら最高ですね。
お店のテーブルは、4人席がほとんどです。「気の合う仲間と食事を共にしてほしい」というお店の想いが現れています。
明るいナチュラルウッドカラーを基調とした内装と、冷蔵庫入った新鮮な食材、観葉植物の数々が、まるで森の中にいるように感じさせてくれます。
高級感がありながら、自然が感じられ、とても落ち着く空間になっています。
オフィス街に隣接した海辺のナチュラルカフェレストラン「スーホルム/SOHOLM」。
家族や気の合う大切な友人を連れて行くとっておきの場所にオススメです。
お台場の隣駅である”天王洲アイル駅”は、海に近くガラス張りのオフィスビルが立ち並ぶおしゃれな街。
駅から少し離れた橋から見える夜景がとても綺麗でデートには最適です。
そんな海辺のテラスに浮かぶムード満点のカフェ「T.Y.HARBOR/ティー・ワイ・ハーバー」を訪問してきました。
夜の絶景スポット且つ水上倉庫という好立地。タイソズカンパニーがリノベーションを手掛けました。
タイソンズカンパニーは1998年に設立したレストラン5店舗を含む11店舗を経営する企業です。以前はティー・ワイ・エクスプレス株式会社という名前でしたが、ティー・ワイ・ハーバーの全面リニューアルを機に、社名変更を行いました。
タイソンズカンパニーは、「人と食事が持つ魔法の力で価値ある時間を創り出す」ことを大切にしている会社で、表参道にあるオールデイカフェcrisscrossとパンを粉から焼き上げるベーカリーbreadworksの2店舗や、代官山、麹町にも大人が楽しめるカフェやレストランを経営しています。
ティー・ワイ・ハーバーの形態はブルワリーレストラン。ブルワリーとは醸造所のことを意味します。外観は船着場のようで、いわゆるウォーターフロントに位置しています。
すぐそばに架かる橋から見たお店は、水に浮かぶホテルのよう。海を眺めながら出来たてのワインやお酒を楽しむことが出来ます。
昼間は波打つ海や水平線、夜はライトアップされた街の遠景が見られます。夜景を見ながら食事を楽しめるためか、涼しい夜でもテラス席の予約が入るそうです。
晴れた日には特にオススメです。
一歩入った瞬間高級ホテルのような一流のおもてなし。店員さんから席の希望を聞かれ、席までエスコートしていただきました。
元が倉庫だけあり、とにかく広いです。なんと350席を有するそう。個室もあるので、内輪のパーティーにも使えますね。記念日に大切な人を連れて行きたくなる場所です。
店員さんが目的に合わせ、オススメの料理を丁寧に教えてくれました。
オーダーしたカルパッチョは、新鮮で瑞々しく、とっても美味しいです。
お酒のおつまみが1000円、ディナー料理が2000円~3000円と高級感漂うだけあって、値が張りますがその分上質なおもてなしが特徴。
とにかくサービスのきめ細かさが他のカフェとは違う点。料理を提供する時にも「そのままお召し上がりください。」といった一言を添えるだけで、特別なサービスになります。
お会計もテーブルに座ったままで結構です、と言われ、店員さんの手際の良さにお任せしてゆったりと時間を忘れて楽しめます。
最後まで気分良く店を出ることができ、嫌なことがあった時や、へこんでいる時に行くと、リラックスできて気分転換になること間違いなしです。
高級ホテルに勝るとも劣らないサービスで、海辺ならではの景色が楽しめる水上レストラン「T.Y.HARBOR」。水上の絶景スポットという立地とサービスの質、凝った内装など、他では味わえないムード満点の空間を、特別な日のひと時に、ぜひお楽しみください。
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T.Y.HARBOR/ティー・ワイ・ハーバー
140-0002 東京都品川区東品川2-1-3
■TEL:03-5479-4555
■営業時間:ランチ11:30~14:00 LO(土日祝15:00 LO)
ディナー17:30~22:00 LO (日祝 21:00 LO)
■定休日:無休
■アクセス: 東京モノレール天王洲アイル(モノレール)駅中央口 徒歩6分
■HP:https://www.tysons.jp/tyharbor/
都心から電車で少し離れた、緑の残る静かな街並みのある”清澄白河駅”。
実は昔から大きな倉庫がたくさん立ち並ぶ街でもあり、それらが続々と綺麗にリノベーションされ、新しいお店が建ち始めています。そんな倉庫リノベーションカフェの一つが、可愛い犬のマークが目印の「The Cream of the Crop Coffee」です。
ベルギーの高級チョコレートを扱うお店「ピエールマルコリーニ」を手掛ける「The Cream of the Crop & Company」が運営するこちらのカフェは、シンプルなロースターカフェ。ロースターカフェとは、コーヒー焙煎工場という意味です。
外壁を品の良いチョコレート色で綺麗に塗り直し、可愛い子犬の絵を加え、元が倉庫とは思えないような外観をしています。
若い女性客がカフェをバックに記念撮影をする姿も。
店内でまず最初に目に入るのは、大きな焙煎機。
なんと日本にまだ数台しかない、一度に35kgまでのコーヒー豆が焙煎できるローリングスマートロースターなのだそうです。
こんな巨大焙煎機を置いても広々として圧迫感が無いのは、倉庫リノベーションだからこそ。
わざわざこれを見学するために訪れる方も多いそうです。
自家焙煎のハンドドリップコーヒーをゆったり味わえるのが魅力。紙カップにも、トレードマークである子犬の絵が描かれています。
オーナーのオススメは「エチオピア イルガチェフェ」。誰にでも飲みやすいさっぱりした味が特徴です。
コーヒーはSとMの2サイズから選びます。Sサイズは450円、Mサイズは560円。仕入れによってはちょっと値段高めのプレミアムコーヒーも。もちろん焙煎したコーヒー豆も100gから購入できます。
店内にはソファや木の椅子があり、ゆったりくつろぐことが出来ます。よく見ると、木のテーブルの下にはタイヤがついています。元は一輪車だったようで、こんなところまでリノベーションが行き届いています。本棚に並ぶコーヒーに関連した本の数々は待ち時間のお供に最適。マグカップなど、トレードマークの犬をモチーフにしたグッズも販売しており、ロースターの枠を超えた様々な楽しみを提供してくれます。
清澄白河には他にも多くのカフェがあります。オーナーはこの地域の他のカフェにも詳しく、ランチの美味しいところなど、ローカル情報を惜しみなく教えてくれます。カフェ巡りが趣味ならまずこちらのカフェからオススメです!
清澄白河のロースターカフェの先駆けである「The Cream of the Crop Coffee」。
カフェの町であるこの地でどこに行くか迷ったら、こちらを訪れてみてはいかがでしょうか。
あたたかい談笑の中、おいしい一杯でほっと一息をつく・・・
友達に会いに来たかのようなアットホームさに、そこがカフェだということを忘れてしまいそう。そんなお店は、素敵ではありませんか?
東京のランドマーク、スカイツリーへもすぐ近くのこの場所は、東京都墨田区の中央部に位置する京島。昔ながらの下町風景が広がる、人と人との距離が近く感じられる街です。
そんな街の魅力と見事に共生しているカフェが、ここにはあります。
京島に残る昭和レトロな面影、そして下町人情を大切に受け継ぐ一端を担っているのが、「下町人情キラキラ橘商店街」。
そのすぐそばに、商店街の一部のようにお店を構えるのは「muu muu coffee/サテライトキッチン」です。
コーヒースタンドの「muu muu coffee」と、カフェスタンドの「サテライトキッチン」が、一つ屋根の下にお店を営む、独特のスタイルのこの一軒。
京成曳舟駅からは徒歩で約10分、東武亀戸線の通る小村井駅からは約5分。京成曳舟駅から歩くと、道中、哀愁を漂わせるレトロな風景の中を通りすぎます。
たどり着いた「下町人情キラキラ商店街」は、大震災や空襲の火災を免れた、昔ながらの長屋などが今も残る地域にあります。商店街から一本入った路地に立っている「muu muu coffee/サテライトキッチン」も、古くから残る長屋を、オーナーさん方が自らリノベーションして今の姿になっています。
扉は閉まっていて、中の様子があまりうかがえません。お店の前で少し足踏みしてしまいましたが、その扉の向こうには、このお店しか持ち得ない、魅力的な空間が待っていたのです。
店内へ入ると、まずはその小ささにビックリします。パッと見、8畳間ほどの広さしかありません。いや、8畳あるかどうか。自然に店員さんと目が合いました。明るく挨拶をかけて、空いている椅子に案内して下さいます。しかし、その間にも気になっていたのは、目の前の、少し変わった光景。お店に居るすべての人が、同じ会話に参加しています。
実はこれが、このカフェの特徴。お互いに名前も知っているような、常連さんで賑うことも多いですが、お客さんは、地元の人、遠方から訪れる人、初めて来る人、若い人、お年寄り、と様々です。
一見バラバラの、初対面の人間が自然と会話をしている。そんな不思議が可能になっているのは、驚くほどのオープンさが理由。このお店が持つ、大きな魅力のひとつです。
この日は「muu muu coffee」のオーナー、灰山さんが出掛けており、いらっしゃいませんでしたが、「サテライトキッチン」を経営する、小畑さんがいろいろなお話を聞かせて下さいました。
来春、2016年の4月1日で3周年を迎えるというお店。
4月1日というオープン日は、その日に間に合わなかったとしても、「嘘でした」(エイプリルフールなので)と言えるから、だとか。お茶目な一面がうかがえます。
お店には、こだわりを感じる陶器や、レトロな雑貨など、色とりどりの物が飾られていますが、その大部分を占めているのは、あの「けん玉」。
ぐるりと見回すと、壁沿いにも、カウンターの足元にも、なんと、天井にも。どの方向を向いても、どこかしらに、けん玉が列をなしています。
なぜこんなにけん玉があるのでしょう。
元々、オセロや人狼などのゲームが置いてあり、「みんなで遊べる」ような雰囲気が、店内にはあったそうです。そこに、仲良しのお客さんが、ハマり始めていたけん玉を、お店に置き忘れていったのが事の発端だったとか。そのご本人、訪問中に居合わせたのですが、この時も、お店の外でけん玉をしていました。現在はさらなる熱中ぶりだそうです。
そんな偶然をきっかけに、「muu muu coffee」の灰山さんがさらにハマってしまいます。その後、けん玉を手に入れたいお客さんのために、買い付けも引き受けることに。ここからお店には、けん玉の輪が広がっていきます。
数が揃い始めた頃、今度は「もっと色んな面白いけん玉を買ってみよう」と思い、国内外から買い集めるように。現在は様々なけん玉がお店に並び、ほとんどが売られています。
そうして店内を賑やかにしたけん玉が、お店やお客さんの間のコミュニケーションツールのようになっていった、という成り行きだったのです。「まるでけん玉カフェだ」という笑い声が響き渡る店内。「老若男女、上手い下手を問わずに遊ぶことが出来る。でも、このお店に来たからといって、けん玉で遊ばなければいけないという押し付けはない。その雰囲気が良いところ。」と話すのは、仲良しのお客さん。
そうしたお話を伺っている間にも、子連れの常連さん、近所に住む若い方、さまざまな人が出入りします。そのたびに飛び交う明るい声は、お店が愛されていることを物語っています。
魅力的なのは、お店の持つ雰囲気だけではありません。
「muu muu coffee」が提供するのは、ていねいに淹れられるハンドドリップコーヒーや、ラテやカプチーノなどのエスプレッソ系ドリンク。エスプレッソ豆には、有名なONIBUS COFFEEのものを使用しています。500円前後のお値段です。
カフェオレ(550円)は、牛乳か豆乳を選ぶことが出来ます(豆乳は+50円)。どちらのミルクを選ぶか、日によって変えるのも良いですね。嬉しい選択肢です。
カフェオレ(牛乳をチョイス)と、一緒に、かぼちゃとレーズンのスコーン(250円)を頂きました。素朴な甘みでしっとりとしたスコーンは、「サテライトキッチン」のメニュー。
パスタやリゾット(850円前後)、自家製ピクルス付きのキッシュ(420円)などがベースのフードメニューは、日によって変わるので、行ってみてからのお楽しみですね。
テイクアウトOKのスコーンとマフィンは、卵や牛乳などの動物性食品を一切使用していません。脂質や古塩(動物性食品に含まれる塩分のこと)の摂りすぎを控えることが出来、体が喜ぶやさしさです。
「サテライトキッチン」の小畑さんは、ハーブの達人。シングル(ブレンド無しの、一種類のハーブ単品のもの)で用意された種類豊富なハーブティーを、好みに合わせて、その場でブレンドしてくれます。500円前後のハーブティーの他に、自家製ハーブシロップを使用した、サワードリンクもあります。
お店の場所をここに決めるまで、この街をよく知らなかったという小畑さん。どんな所なのかよく分かっていなかったけど、この土地の下町感に触れ、惹かれた、とのことです。
「こんな場所だとは知らずに来たけど、来てみたらすごくしっくりきた。」と話す通り、なんだか、街と店内までがひと続きのように思えるくらい、ピッタリの雰囲気です。
似たお店が、近い距離内に点在するこの地域。普通だったらライバル視しそうですが、そうではなく、むしろ、互いに寄り添う姿勢がここにはあるのだそうです。
「みんな仲良くって感じで。」小畑さんのお話からも、街やお店への思い入れが感じられます。
狭い店内では、自然に、全員が相席のような状況に。誰かが来店するたびに、店内では、あたたかな言葉や表情が交わされます。それぞれの来店が、その場に意味を持ち、歓迎されているようです。それは、人と人との距離が近い、この小さな空間だからこそ。
気が付けば、先に居た人、後から来た人、いっしょになって、笑いを交えて会話をしていました。まさに、カフェだということを忘れてしまいそうな場所。人に会うために来たくなるような場所。下町のぬくもりが宿ったお店は、いつでもあたたかく迎えてくれます。
JR常磐線の土浦駅。駅近くの土浦城跡地になっている亀城公園には、春は桜が咲き乱れ、夏は睡蓮が堀に咲き、その美しさに多くの散歩中の人の足が止まってしまいます。この土浦城、なんと平将門が建てたという説もあるとかないとか。
自然を楽しみながら歩いて行くと、素敵なカフェが見えてきました。ここが、今回ご紹介する「城藤茶店」です。
昭和11年築の古民家カフェ、藤城茶店。80年以上の歴史を持つ古民家を、リノベーションしたカフェです。
昭和の初めごろ、土浦市の東側には、海軍の航空隊があり、ここ「城藤茶店」には、その海軍の御家族が住んでいたそうです。
紫色の暖簾をくぐり引き戸を開けると、下駄箱が。下駄箱があるカフェは、なかなか珍しいですよね。そのまま奥に進むと、二間続きの板張りになっている和室があります。
ふと視線を右にずらすと、大きな本棚があり、新聞も置いてありました。奥の部屋には手前の部屋と種類の違うテーブル、そしてカウンター席が。
ランチメニューは、藤城茶店のオリジナルカレー(850円)やナポリタンなど。ドリンクは、オリジナルブレンドコーヒー(550円)ホットマロンミルク(600円)、デザートはハチミツ醤油のお餅ワッフル(450円)があります。
朝の時間帯にはドリンクにトースト・サラダがつきますので、朝ご飯を食べに来るのもよし。ちなみにドリンクを頼んだ際には、とても美味しいかりんとうが一緒についてきます。ドリンクを頼んだだけでも、お菓子が楽しめるというお得感も魅力的ですね。
このかりんとうは、土浦の銘菓前島生家の九万五千石のかりんとう。かりんとうと言うと「さくさくっ」とした食感が一般的ですが、これはしっとりとしていて、コーヒーとの相性抜群。また大きなザラメも付いているのですが、とても甘いというわけではなく、上品な和の甘さに仕上がっています。
家族の生活の場からスタートした、この建物。今は家族だけではなく、土浦駅の近くを通りかかった人たちも迎え入れる、温かいカフェに変わりました。
人と人とのつながりを大事にする城藤茶店に流れる、田舎ならではのゆったりとした時間。時が経っても変わらない風鈴の音と風の匂いが、皆さんをここで待っていますよ。
通称「門仲」と呼ばれる門前仲町。富岡八幡宮などの寺社が多く立ち並び、古くは伊能忠敬などの歴史的著名人が多く住んでいた町でもあり、東京の中でも古き良き街のひとつです。
そして、今回訪問したカフェは、門前仲町駅を出て、賑やかな商店街をはずれ、深川不動尊の参道を歩いていくと、オシャレな文字が書かれた店を発見。
ニュージーランドスタイルカフェ、「MONZ CAFE」です。
外観は民家のつくりをそのまま残し、白とナチュラルウッドカラーで綺麗に統一されています。白い外壁には茶色い「MONS CAFE」の文字が浮き出ています。
柵を横から見ると、四角い木の棒が数段あるように見えますが、実は一つ一つは木箱で、中には鉢植えが並べられているという凝ったつくり。ベンチも椅子も四角で統一されており、綺麗で清楚な印象です。
内装は、吊り照明と木製シーリングファンがオシャレな天井をはじめ、壁に据え付けられた四角い木棚の本とポットもインテリアになっており、アトリエのような雰囲気を醸し出しています。
グレーの壁に、明るい茶色の木が映えています。テーブルはやはり四角で統一。天井よりもやや明るめの木製テーブルには、個別のスポットライトが当てられています。
マグカップや食器の白さが際立ち、よりいっそう素敵に見えるのが良いですね。
店内に設置されたウォーターサーバーは、フルーツ入りのデトックスウォーターで、自由にいただくことが可能。さっぱりしてほんのりフルーツの風味があります。その上、美容効果も期待でき、美味しいので、女性のお客様が多いのも納得です。
店外にも席があり、気持ちの良い風を感じたり、鉢植えの植物を眺めながら飲食を楽しむことも出来ます。
近隣の清澄白河にあるリノベーションカフェ、「allpress espresso」の豆を使用しています。人気メニューは「ショートブラック」(400円)と「ロングブラック」(450円)。
「ショートブラック」「ロングブラック」という名称は見慣れない方も多いのではないでしょうか。
「ショートブラック」とは、いわゆるシングルエスプレッソ、「ロングブラック」(450円)はお湯にエスプレッソのダブルを落とし、飲みやすくしたものです。アメリカーノと似ていますが、お湯とエスプレッソの入れる順番が逆になっているので、エスプレッソの風味が強いです。
エスプレッソベースのドリンクは、ニュージーランドやオーストラリアでよく飲まれていたことから、このドリンクを扱うカフェはニュージーランドスタイル、又はオセアニアンスタイルと呼ばれています。
「ロングブラック」の姉妹メニューが460円の「フラットホワイト」。こちらはエスプレッソに泡立てたスチームミルクを注いだもので、カフェラテやカプチーノよりも泡が少なく、エスプレッソのカフェオレといったところです。
日本ではまだまだニュージーランドスタイルのカフェは少なく、エスプレッソ好きのコアなお客様とって「MONZ CAFE」はたまらない存在です。
また、店長が大変な犬好きで、外の席に「ワンコ連れ歓迎」という看板を立てたほど。リードフックもあるため、犬と一緒でも安心して食事を楽しむことが出来ます。犬を連れてきた外の席ご利用のお客様には、写真撮影をしてFacebookに上げてくれるという特典がつきます。
こだわりのニュージーランドスタイル、犬好きな店長という2つの個性を持つ「MONZ CAFE」。ワンコの散歩途中にカフェで一息したい、たまには変わったコーヒーを飲んでみたい、そんな方はぜひ、「MONZ CAFE」を訪れてみてください。
新東京百景に選ばれた素敵な景色を持つ街、国立駅。
春は桜並木、秋には銀杏の葉っぱの絨毯を歩くことができ、四季を感じた散歩が楽しめますね。
また、5月にあるガレージセール、12月には大学通り商店街クリスマスイベントまで、1年中イベントが満載です。
今回はそんな大学通りから閑静な住宅街に入った、リノベーションカフェ「ディーラウンジ/D Lounge」に行ってきました。
家具屋としてスタートした建物を使った「ディーラウンジ/D Lounge」。天井が高く、広々とした空間が特徴です。家具屋の次には喫茶店、その次はクリーニング屋といったように、今までこの場所では様々な人がお店を開いてきた歴史を持つ建物で、カフェを出したいと思っていた「DLounge」オーナーが、リノベーションカフェとしてオープンしました。
今年でオープン3年目ですが、この建物で長く続いたお店がなかったことから、オーナーさんは、「記録更新中!」だと笑いながら教えてくださいました。
建物は大きく、オープンテラス席があります。店内には木製テーブルが45席とたくさんあるため、お客さんが少ないときはどこに座ろうか迷ってしまいます。カウンターの周りには、様々な大きさのグラスが。
カフェに併設されている雑貨屋は、オーナーの奥様の趣味で集めた小物や洋服が、そのまま売りに出されているので、待っている時間などで楽しめますね。
手元にあるメニューとは別に、お店の中の黒板にもメニューが書いてあります。
黒板に書いてあるメニューは季節のおすすめなどが書いてあるので、迷ったときは黒板を見てもよいかもしれません。
「DLounge」の人気メニューは、「パンケーキマニア」(1380円)と「クロックムッシュパンケーキ」(1200円)。パンケーキマニアはたくさんのフルーツがのっていて女性に大人気だそうです!
クロックムッシュパンケーキは野菜とチキンの上からホワイトソースをかけ、オーブンで焼き上げたものです。甘いものが苦手な方でも、美味しくパンケーキが食べられますね。他のメニューには、サーモンベネディグト(1180円)、チーズとトマトとオムレット(1240円)などがあります。
また、ガトーショコラのケーキやバニラアイスクリームといったデザートも豊富です。
ドリンクは、コーヒーやカプチーノから、ローズソーダという珍しい飲み物、アルコール類まで豊富にあります。ディナーとしておしゃれにお酒を楽しみながら、食事をするのも楽しいかもしれません。
今回頼んだのはロイヤルミルクティー。
ちょうどよい温かさで運ばれてきたため、少し冷まさなくてもすぐに飲むことができます。ミルクをたっぷりと使っているのかコクが深く、まろやかな味わいでした。
照明の薄暗さや木材が、暖かな雰囲気を出している「DLounge」
オーナーさんも気さくで優しく、おすすめの料理を聞くと事細かに教えてくださいます。ぜひ一度、大切な方と訪れてみてはいかがでしょうか。
東京都内屈指の問屋街の一つ、馬喰町(ばくろちょう)。懐かしい風景の残るこの街に、静かに「居住まう」お店がありました。
馬喰町駅または馬喰横山駅を出て、目の前の大通りを歩くとすぐに、レストランやギャラリーの入った、レトロなビルがあります。
今回ご紹介するのは、その一階にあるのがカフェ&バー「イズマイ」です。
古い倉庫をリノベーションしたという店内は天井が高く、開放感があります。そして目に飛び込んでくるのは、その天井につきそうなほど大きな本棚。
実はこのお店、書店を併設したブックカフェ&バーでもあり、本を読みながら食事を楽しむことができるのです。本をセレクトしているのは、話題となった「BOOK TRUCK」の三田修平さん。表紙にインパクトのある写真集や芸術書から文学の本までが並び、特に種類の豊富な料理本のコーナーには、雑誌『暮らしの手帖』のバックナンバーも。これらの本はすべて、購入可能です。
全体的に落ち着いた色合いでまとめられ、アンティークの家具が据えられた店内は、ほっと息をつくにもってこいの空間。席に着きメニューを開くと、お店自慢のパイの写真がいくつも並んでいます。
こちらはレストラン「KIHACHI」の元シェフ・百瀬壽郎さんによる監修とのこと。
ランチに最適のミートパイ(360円)など食事系のものから、3時のおやつに食べたいブルーベリーパイ(380円)やアップルパイ・アラモード(650円)などスイーツまで、よりどりみどりです。
今回は、海老トマトクリームパイとアイスティーのセット(730円)をいただきました。
熱々のパイはオリジナルのカレースパイスが使われており、ここでしか食べられない味。片手で持って食べられる、読書をしながらの食事には嬉しいサイズ感です。また、夜のバータイムにはメニューがガラリと変わり、その時間限定のパイやおつまみのメニューが並ぶとのことでした。
実は、馬喰町という街は近年、古い建物を利用したギャラリーやカフェが新たに生まれつつある場所でもあります。
「昔ながら」と「新しい」の間で、本とおいしいパイを片手に、「イズマイ」で素敵な時間を過ごしてみませんか。
東京スカイツリーのお膝元にある曳舟駅。東京スカイツリーを背に約5分歩くと、狭い路地にある鳩の街通り商店街が見えてきます。この商店街の周辺は東京大空襲を逃れたため、昭和初期の木造建築が残されています。
通りには、伝統のある店だけでなく、リノベーションした店も並び、懐かしさと新しさが感じられる雰囲気が漂っていました。
保育園を過ぎたあたりで、一際レトロ感の漂う建物が見えてきました。ここが今回ご紹介する、昭和レトロな商店街にたたずむ古民家カフェ「こぐま」です。
圧倒的な存在感。外観は人の手が加わっていない独特の古さが残っていて、威厳すら感じます。それをほどよく和らげているのがお店の看板。「こぐま」という白い字とシルエットがかわいらしいです。
お店の中に入ると雰囲気は一変。古い洋楽のBGMが流れ、優しい明かりに包まれた心落ち着く空間が広がっています。
年期の入った学習机と椅子がなんとも懐かしい。
これらは、学習塾を営んでいた、店主の旦那さんのご実家から譲り受けたものだそうです。使い込んでできた自然な擦れがカフェの雰囲気とマッチしています。
店内は14席あり、隣の席と近すぎずほどよい距離です。入り口に近い席は仕切りのないオープンな席ですが、店の一番奥には間仕切りと本棚で囲まれたステキな特等席が。
後ろの本棚に並ぶ本の種類は、小説、エッセイ、漫画、生き物図鑑などかなり幅広いラインナップ。一人の読書タイムを堪能することもできる贅沢な席ですね。
ご夫婦で営んでいる「こぐま」は、築88年の元薬局をリノベーションした古民家カフェで、店内の至るところに薬局の名残が感じられます。
こちらの本棚は、もともと薬局に備え付けられていた薬品棚だったそう。棚の引き出しからは、当時の薬がたくさん出てきたそうで、中には現存しないメーカーの薬もありました。
ドリンクメニューは30種と、かなり充実しています。キンモクセイ茶やあずきラテ、りんご牛乳などのめずらしいドリンクや、サイダー工場とコラボして誕生した、こぐまサイダーもあります。
自家製ケーキのメニューは季節ごとに変わるそう。ショコラとコーヒーのタルト、あんみつ玉など、魅力的な創作スイーツはどれも気になります。
悩んだ結果、この日はオリジナルのこぐま珈琲と、キャラメルチャイのシフォンケーキをいただきました。コーヒーはほろ苦くさっぱりしており、とても飲みやすいです。シフォンケーキはふわふわな食感で、キャラメルとシナモンの香りが口いっぱいに広がりました。
カップとソーサーにも“こぐま”が。こちらは、店主の旦那さんがデザインしたオリジナルです。かわいらしくて、心がほっこりします。
ご夫婦が向島に住んだきっかけは、カフェを開くためではなく、“演劇づくり”のため。もともと劇団で演劇活動をされていて、向島を舞台にした作品を作るために移住したそう。
ただ住むのではなく、人の集まるオープンな場にしたいと思い、カフェを開いたそう。ご夫婦は「カフェを営むうちに、演劇より楽しくなってきたんです」と話してくださいました。
伺った日は、ご近所に住む3人の方がお茶をしに来ていました。店主の旦那さんとの世間話はとても楽しそう。みなさんの気さくな人柄も手伝って、いつの間にか私も話に加わっていました。初めてお会いする方ともすぐに打ち解ける雰囲気が「こぐま」にはあります。ご夫婦の「オープンな場にしたい」という想いは、今でも大切にされているのを強く感じたひとときでした。
情緒あふれる鳩の街通り商店街を散策して、こぐまで休憩するのがおすすめコース。一人の贅沢な時間を過ごしたいとき、誰かとたわいのない話をしたいとき、こぐまでのんびりした時間を過ごしてはいかがでしょうか。
Text by Kanami Niiyama
日本橋の隣に位置する、人形町。日本橋の隣にある街で、同じく深い歴史を持っています。この町に初めて訪れる人は、大通りにビルが建ち並び、会社員が行き交っているため、ただのビジネス街だと思われるかもしれません。
しかし、大通りから一歩裏へ入ると、老舗の有名な飲食店が軒を連ねています。また人形町の商店街、甘酒横町には行列を作るほど人気のたい焼き屋や、道具店、伝統工芸品を売るお店など、下町らしさのあるお店もたくさんあります。
人形町駅の甘酒横町方面の出口を利用すると、下町の雰囲気が味わえるのでおすすめです。
また、人形町には七福神のそれぞれの神を祭った神社が七カ所あり、七カ所すべてをまわる散歩コースが人気を集めています。
そのうちの一つである小綱神社の近くに、今回訪れた古民家喫茶がありました。
その名は「アーキテクツカフェ」。名前にアーキテクツ(建築)とついていることから分かる通り、建築事務所の中に作られたカフェです。
日比谷線人形町駅の出口A6から徒歩3分ほどの場所。しかし、外に看板などが出ていないため、カフェの前を通っただけではおそらく誰もそこがカフェだとは気づかないでしょう。
私が訪れた日も、先客がいなかったためお店がそもそも開いているのかどうかさえ分かりませんでしたが、意を決し、ドアを開けようと手をかけました。
しかし、ドアを開けようと引いても押しても、開かず。やっぱり今日は定休日だったのかとがっかりしましたが、奥から店員さんが小走りにやってきて、ドアを開けてくれました。引き戸でした(笑)。
店内に入ると、4mもある高い天井が、空間だけでなく気持ちも広々とさせてくれます。カフェは長方形のワンルームで、一番奥にキッチン、右手に本棚が並び、左手には2階へ続く階段が。
2階はオープンギャラリーになっていて、展示会の開催期間はいつでも覗くことができます。
座席数は20席ほど。すべて北欧デザインの家具で揃えられています。北欧の家具の特徴である、淡い色使いの革や布が椅子に張ってあり、また天然の木で作られた机が部屋に暖かみを与えてくれます。
そこにクラシックの静かな音楽がかけられていて、まさに美術館のような空間。アートに身を置く、充実した時間が味わえます。
メニューはシンプルで、5種類のドリンクのみ。シンプルだからこそ、一つひとつ素材にこだわっています。
今回注文したのはホットコーヒー。神田小川町で作られた自家栽培コーヒー豆を使用しているとのこと。
そしてこの素敵なコーヒーカップは白山陶器。一つひとつのこだわりは、「暮らし」を提案している建築事務所ならではのセンスでしょう。
コーヒー・紅茶・ジュースがお値段、500円、日本茶・ほうじ茶が350円です。ドリンクに合わせてお菓子をつけてくれる点や、暖かいおしぼりを用意してくれる「おもてなし」が充実しています。
店先に目立った看板をだしていない分、知る人ぞ知るカフェ、つまり隠れ家のようなカフェなのが、「アーキテクツカフェ」。
自分一人の時間を楽しむための場所としておすすめです。読書をしてもいいし、ただぼんやり座っているだけでもいいでしょう。思い思いに過ごせる空気が流れています。
お店らしくないので入るのにためらわれてしまうかもしれませんが、一度扉を開ければ(引き戸ですよ!)、美術館のような落ち着いた空間にきっと満足するはず。
一人で考えごとをしたいとき、北欧デザインに触れてみたい人など、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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