長屋の古民家をリノベーションカフェに!「テネメント/TENEMENT」(恵比寿/広尾)

恵比寿と広尾の真ん中にある築100年のカフェ

渋谷区と港区の狭間に位置する恵比寿、広尾。
きれいな街並みに、有名料理店やショップが点在し、「住んでみたい街」調査では必ずトップクラスにランクインされる都内でも屈指の人気エリアです。

そんな恵比寿、広尾エリアに、以外にも京都の町家を彷彿させる長屋の古民家を改装したカフェが佇んでいます。

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

そのカフェの名は「TENEMENT」
築100年を超える長屋の古民家をリノベーションし、2002年にオープン。

“Tenement”とは直訳すると「庶民的な長屋」という意味です。
『日常の憩いの場、生活の一部』という思いが込められているそうです。

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

さすが築100年の古民家。独特の情緒と趣があります。
瓦屋根(かわらやね)の入口を入ると、 木の温もりを感じる優しい空間が広がります。

オーナーのアーティスティックな世界観が表現された空間

店内は1階と2階の2フロア。
1階は、使い込まれた木の風合いが生かされ、そば屋さんなどの和食屋さんの雰囲気を感じさせます。席数は14席ほどです。

ちょっと遊び心のある階段を上がると、 2階はゆっくり寛げるようなソファ席などがあり、落ち着きのあるラウンジ的な空間となっています。
尚、1階が禁煙席で2階が喫煙席です。

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

“TENEMENT”のオーナーは音楽家の方(猪野秀史氏)だけあって、BGMのセンス抜群。
空間とマッチした心地よい音楽に癒やされます。
また、棚には壁にはレコードなど音楽関連の小物がバランスよく置かれていたり、椅子がピアノ用というのも、このお店ならではユニークなところ。

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

メニューはオーナーの地元宮崎県からの新鮮な食材を中心に、旬の野菜や日向地鶏を使った料理が中心。また、黒豆ベイクドチーズケーキなどのデザートも、手間ひまを惜しまず全て手作りでご提供されているそう。
どれも美味しそうです。

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

夜はビール、ワイン、カクテルをはじめ、お酒の種類も豊富で、26時まで営業されています。お昼とはまた違った楽しみ方が出来るのも魅力ですね。

築100年の空間を味える贅沢

築100年を超えるような古民家は、都心部では非常に少なくなってきています。
どんな技術を使っても、築100年を超える古民家の空間は、新たには作ることができません。そんな空間自体を味わえるという事だけでも、少し贅沢な時の過ごし方なのではないでしょうか。

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

“TENEMENT”の魅力の一つは、この古民家空間の使い方にあると思います。インテリアをはじめ、メニューやスタッフの方など、お店を構成する様々な要素がこの古民家空間を引き立てているのでしょう。

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

恵比寿、広尾エリアは街の景観が美しく、歩いているだけで気持ちが良いので、散歩をしながら点在するショップやカフェを巡るのも面白いですね。

世界中の人々が集うカフェ&バー「Nui.HOSTEL & BAR LOUNGE/ヌイ」(蔵前)

隅田川のほとりにある、グローバルなカフェ/バーラウンジ

東京を代表する観光地“浅草”から程近い隅田川のほとりの街、「蔵前」。
羽田空港と成田空港を結ぶ浅草線の中間地点にあるため、実は東京観光を楽しむ外国人旅行者が多いエリア。

この街に、連日連夜、日本語、英語、フランス後、ドイツ後など様々な言語が飛び交い、多くの人で賑わっている、センス抜群の空間が広がるカフェ/バーラウンジがあります。

【リノベ・古民家カフェ vol.10】 「Nui.HOSTEL & BAR LOUNGE/ヌイ」 (蔵前)

その名は「Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE(ヌイ ホステル&バーラウンジ)」。
名前の通り、ホステル(ゲストハウス)です。
このホステルの一階にあるカフェ&バーラウンジのコンセプトは、「Beyond all borders(あらゆる境界線を越えて人々が集える場所)」。

まさにコンセプト通りに、そこには様々な国から来た外国人旅行者はもちろん、近隣の住民、周辺に遊びにきた人達などが集まって、談笑したりソファで寛いだりと、グローバルで自由な空気が流れ、活気に溢れています。

【リノベ・古民家カフェ vol.10】 「Nui.HOSTEL & BAR LOUNGE/ヌイ」(蔵前)

「Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE(ヌイ ホステル&バーラウンジ)」は、江戸時代から300年続くという玩具店の倉庫だった6階建てのビルをリノベーションし、2012年9月にホステル兼バーラウンジとしてOPENしました。

【リノベ・古民家カフェ vol.10】 「Nui.HOSTEL & BAR LOUNGE/ヌイ」(蔵前)

【リノベ・古民家カフェ vol.10】 「Nui.HOSTEL & BAR LOUNGE/ヌイ」(蔵前)

温もりを感じる空間と、リーズナブルで美味しいメニュー

店内に入ると、パッと目に入ってくるのが入り口正面にある圧倒的な存在感を放つ三つ又の木。
左手には巨木を継いだバーカウンターとキッチンがあり、右手にはウッドデッキの段差を利用したベンチソファー。

倉庫だったことを想起させる4mほどありそうな高い天井やむき出しのコンクリートの壁面が、店内に使われた大きな木々を一層豪快かつ、しなやかに演出してくれています。

【リノベ・古民家カフェ vol.10】 「Nui.HOSTEL & BAR LOUNGE/ヌイ」(蔵前)

座席数は25席ほど。チェアやテーブルはそれぞれ異なったデザインですが、どれもNuiの空間に馴染んでいます。
そして、Nuiという名前は「手縫い」の「縫い」の文字からとったそう。
家具や照明含めて、空間全体から“手の温かみ”を感じとる事ができます。

【リノベ・古民家カフェ vol.10】 「Nui.HOSTEL & BAR LOUNGE/ヌイ」(蔵前)

また、充実したドリンク、フードメニューも大きな魅力。美味しくて、とにかくリーズナブルです。

ドリンクは、ソフトドリンク300円~、コーヒー400円~、ビール500円~。
フードは、ナッツやピクルスなどおつまみが300円~、ピザやローストチキンなどは500円~、グリーンカレーなどのご飯ものは700円~など。

さすが、ホステルです!
バックパッカーなどの旅行者にとっても、お財布に優しい充実したメニューは嬉しいですね。

【リノベ・古民家カフェ vol.10】 「Nui.HOSTEL & BAR LOUNGE/ヌイ」(蔵前)

自らの経験を活かしたコミュニティとスペース作り

このホステルを運営しているのは、なんと“バッグパッカーズジャパン”というベンチャー企業。2010年に上野に古民家をリノベーションしたゲストハウス「toco.」をオープン。続く2店舗目がこの「Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE」。

創業者の本間貴裕さんやスタッフは20代という若き集団です。
本間さんは学生時代に自身がバックパッカーだったそう。その時の様々な体験が、この「Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE」にも凝縮されているのでしょう。

【リノベ・古民家カフェ vol.10】 「Nui.HOSTEL & BAR LOUNGE/ヌイ」(蔵前)

【リノベ・古民家カフェ vol.10】 「Nui.HOSTEL & BAR LOUNGE/ヌイ」(蔵前)

国籍も宗教も職業も年齢も越えた様々な人々が自然に分かち合う空間。
そして、そこに形成させていくコミュニティ。
「Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE」が連日連夜、賑わっているのは、経験者だからこそ創り出せた“ここにしかない空間”と“ここにしかないコミュニティ”に魅せられる人が大勢いるからなのではないでしょうか。

【リノベ・古民家カフェ vol.10】 「Nui.HOSTEL & BAR LOUNGE/ヌイ」(蔵前)

【リノベ・古民家カフェ vol.10】 「Nui.HOSTEL & BAR LOUNGE/ヌイ」(蔵前)

なお、建物の2F以上がゲストハウスになっており、相部屋形式はだと1人1泊2700円~と、こちらもリーズナブル。勿論、内装もかっこういいです。
都内在住の方でも気軽に一人で宿泊に行き、“夜は1Fのラウンジでグローバルな仲間を創りに行く”なんていうのも魅力的ですね!

倉庫からカフェに大変身!リノベーションカフェ海外編

海外の“倉庫リノベカフェ”をまとめて公開!!

リノベーションによって生まれ変わったカフェ、ショップやオフィスを紹介するシリーズ【リノベ◯◯まとめ】vol.3です。

倉庫や民家、工場や学校をリノベーションした素敵なカフェやオフィスが、日本含め世界中に沢山ありますね。前回の【リノベ◯◯まとめ】では、「倉庫カフェ編(国内)」をご紹介しました。

倉庫リノベカフェは、倉庫の無骨な感じがブラックコーヒーの渋さと絶妙にマッチします。美味しいコーヒーを飲みながら、ゆったりとしたソファに腰を掛けると、何時間でもいたくなってしまいそうですね。

さて、今回のリノベ◯◯は、海外の“倉庫をリノベーションしたカフェ”を、まとめてご紹介していきます!日本とはまた違った倉庫の雰囲気がカッコイイですよ。

①Never ending summer

【リノベ◯◯まとめ vol.3】 倉庫カフェ編(海外)
ikigoto-tumblrより
所在地:Bangkok/Thailand(バンコク/タイ)

②FRONT

【リノベ◯◯まとめ vol.3】 倉庫カフェ編(海外)
ikigoto-tumblrより
所在地:San Francisco/USA(サンフランシスコ・アメリカ)

③Blue Bottle Coffee

【リノベ◯◯まとめ vol.3】 倉庫カフェ編(海外)
ikigoto-tumblrより
所在地:San Francisco/USA(サンフランシスコ・アメリカ)

④Speicherstadt Kaffeerösterei

【リノベ◯◯まとめ vol.3】 倉庫カフェ編(海外)
ikigoto-tumblrより
所在地:Hamburg/Germany(ハンブルグ/ドイツ)

⑤mercat

【リノベ◯◯まとめ vol.3】 倉庫カフェ編(海外)
ikigoto-tumblrより
所在地:Amsterdam/the Netherlands(アムステルダム/オランダ)

⑥The Grounds of Alexandria

【リノベ◯◯まとめ vol.3】 倉庫カフェ編(海外)
ikigoto-tumblrより
所在地:Alexandria/Australia(アレキサンドリア/オーストラリア)

⑦Mikser House

【リノベ◯◯まとめ vol.3】 倉庫カフェ編(海外)
ikigoto-tumblrより
所在地:Beograd/Serbia(ベオグラード/セルビア)

⑧The Grounds of Alexandria

【リノベ◯◯まとめ vol.3】 倉庫カフェ編(海外)
ikigoto-tumblrより
所在地:Sydney/Australia(シドニー/オーストラリア)

⑨Code Black Coffee

【リノベ◯◯まとめ vol.3】 倉庫カフェ編(海外)
ikigoto-tumblrより
所在地:Brunswick /Australia(ブロンズウィック/オーストラリア)

⑩UNION STREET CAFÉ

【リノベ◯◯まとめ vol.3】 倉庫カフェ編(海外)
ikigoto-tumblrより
所在地:London /England(ロンドン/イングランド)

⑪THE FACTORY CAFÉ

【リノベ◯◯まとめ vol.3】 倉庫カフェ編(海外)
ikigoto-tumblrより
所在地:Durban/Republic of South Africa(ダーバン/南アフリカ)

⑫Mike’s Kitchen

【リノベ◯◯まとめ vol.3】 倉庫カフェ編(海外)
ikigoto-tumblrより
所在地:Sydney/Australia(シドニー/オーストラリア)

⑬Parish-Foods&Goods

【リノベ◯◯まとめ vol.3】 倉庫カフェ編(海外)
ikigoto-tumblrより
所在地:Atlanta/USA(アトランタ/アメリカ)

⑭Lux Foundry

【リノベ◯◯まとめ vol.3】 倉庫カフェ編(海外)
ikigoto-tumblrより
所在地:Melbourne/Australia(メルボルン/オーストラリア)

⑮SEVEN SEEDS

【リノベ◯◯まとめ vol.3】 倉庫カフェ編(海外)
ikigoto-tumblrより
所在地:Melbourne/Australia(メルボルン/オーストラリア)

次回は“古民家“リノベカフェ(全国編)

いかがったでしょうか。
写真を見ていると、そこに行ってコーヒーを飲んで、読書して…なんて、色々想像してしまいます。

海外の倉庫リノベーションカフェはスケールが大きい物が多いですね。カフェ好きな方は、海外に出かける際など、是非とも参考にしてみてください。

さて、次回は再び“古民家をリノベーションしたカフェ”の全国編です!
全国には京都の町家など、その土地特有のリノベカフェなどが数多くありますね。

【リノベ◯◯まとめvol.1】では、古民家カフェ“東京編“をご紹介しています。
こちらも併せてご覧になってみてください!

あなたの住んでいる地域はいつ?!春の訪れを告げる2015年桜開花情報

春の訪れを告げる2015年桜開花情報をご紹介します。(2015年2月12日現在)
是非、あなたの住んでいる地域をチェックしてみてください。
[Read more…]

地方移住先No.1に選ばれた県はなんと空き家率1位で有名な人気県!

田舎への移住や交流を支援するNPO法人「ふるさと回帰支援センター」が発表した、「2014年田舎暮らし希望地域ランキング」で見事1位となった、空き家率No.1でも知られる山梨県。
今回は3年間分の「2014年田舎暮らし希望地域ランキング」をご紹介します!
[Read more…]

日本が誇る!経済産業大臣指定伝統的工芸品(都道府県別まとめ)

経済産業大臣指定伝統的工芸品まとめを都道府県別にご紹介します。
[Read more…]

山形の美味しいが集まる倉庫リノベーションカフェ「フクモリ」(日本橋馬喰町)

山形の“おいしい”を発信する、カフェ兼定食屋

“セントラルイーストトーキョー(CET)エリア”、“リノベーションカフェ”、そして“美味しいお店”に興味を持つ人であれば、知っているかもしれません。
2009年5月に日本橋馬喰町にオープンして以降、お客さんが途絶えない人気の“カフェ兼定食屋”の「フクモリ」。

【リノベ・古民家カフェ vol.9】 「フクモリ」(日本橋馬喰町)

料理のコンセプトは“山形から届いた食材を使った美味しいごはん”。
山形の3旅館(湯の浜の「亀や」、天童温泉の「滝の湯」、かみのやま温泉の「葉山舘」)の監修のもと、山形の食材を使った和食メニューが盛り沢山です。

昼は日替りの定食、カフェタイムは珈琲とスイーツ、
夜は地酒と共に山形県産の食材を存分に楽しめます。店名の「フクモリ」は「福を盛る」と「ごはんを盛る」を掛けた意味があるそうです。

元倉庫を活かした広々空間と、美味しく豊富なメニュー

もともと倉庫だった物件をリノベーションした空間は間口が広く、天井も高くて、とても開放的。中央には大きなテーブル席、壁沿いにソファ席と、バランスよく配置されています。また、店内の奥に見えるキッチンからは活気が溢れ、店内の雰囲気をいい感じに和ませてくれています。

【リノベ・古民家カフェ vol.9】 「フクモリ」(日本橋馬喰町)

料理メニューは、山形の食材を活かした和食が中心。
肉、野菜、魚などの食材はほぼ毎日、山形から直送されている新鮮なものばかりです。
山形定番の“だし”に始まり、野菜、魚、肉。揚げ物、焼き物、蒸し物と山形の食材を活かした色々な料理を楽しむ事ができます。

プラス500円程で定食セットに出来るのも嬉しいところ。夜に、一人で訪れても美味しいご飯を手軽に味わうことができます。
ドリンクは日本酒、焼酎、ビール、カクテルが中心。料理同様にドリンクも種類豊富に用意されています。

【リノベ・古民家カフェ vol.9】 「フクモリ」(日本橋馬喰町)

また、お店の奥には「タナフクモリ」という物販コーナーがあり、自宅用にもお土産用にも使い勝手が良く、日々の暮しを豊かにする厳選された生活雑貨が並んでいます。見ていると色々と買いたくなってしまいます。

【リノベ・古民家カフェ vol.9】 「フクモリ」(日本橋馬喰町)

※螺旋階段を上った2階は、フクモリを経営するデザイン事務所のオフィスです。

CETエリアを盛り上げる中心地「フクモリ」

フクモリがあるここ馬喰町周辺は、江戸時代から問屋街として栄えていましたが、近年はCETエリアの中心地として、新たな賑わい、カルチャーが生まれ、注目を集めています。

数年前から、問屋街の倉庫として利用されていた古くなった雑居ビルが、様々なリノベーションを経て、ギャラリー、カフェ、レストラン、ショップへと次々に生まれ変わり、街自体が大きく変わり続けている真っただ中です。

【リノベ・古民家カフェ vol.9】 「フクモリ」(日本橋馬喰町)

フクモリもその一つであり、その草分け的存在です。
2005年にオープンして以来、頻繁にライブや寄席などのイベントも開催し、CETエリアに沢山の人を呼び込み、新たなコミュニティを作り続けています。
そして、CETエリアの中心スポットとして多くの人から愛されています。

【リノベ・古民家カフェ vol.9】 「フクモリ」(日本橋馬喰町)

フクモリ2号店のマーチエキュート店については、こちらでご紹介しています。こちらの店舗は、高架下をリノベーションした素敵な空間のお店です。

歩けば歩くほど面白いスポットに出会えるCETエリア。
お気に入りの場所をどんどん発掘してみてはいかがでしょう。

倉庫からカフェへの大転換!リノベーションカフェ国内編

国内の“倉庫リノベカフェ”をまとめて公開!!

リノベーションによって生まれ変わったカフェ、ショップやオフィスを紹介するシリーズ【リノベ◯◯まとめ】vol.2です。

倉庫や民家、工場や学校をリノベーションした素敵なカフェやオフィスが、世の中には沢山ありますね。
前回の【リノベ◯◯まとめ】では、「古民家カフェ編(東京)」をご紹介しました。どこのカフェも古民家を活かした素敵な空間です。

今回はリノベ◯◯は、無骨なイメージとワクワク感溢れる“倉庫(蔵)をリノベーションしたカフェ(国内版)”を、まとめてご紹介していきます!

①rub luck cafe/ラブ・ラック・カフェ

【リノベ◯◯まとめ vol.2】 倉庫カフェ編(国内) ~倉庫特有の無骨さと、ワクワク感あふれる空間~ikigoto-tumblrより
住所:和歌山県有田市千田1470-2
アクセス:[有田大橋から]国道42号線、20号線を南へ車で約10分。
営業時間:11:00~日没
定休日:月〜金 ※土、日、祝日のみ営業
TEL:0737-83-0028
rub luck cafeの詳しい情報はこちら(食べログ)

②la kagu/ラカグ

【リノベ◯◯まとめ vol.2】 倉庫カフェ編(国内) ~倉庫特有の無骨さと、ワクワク感あふれる空間~ikigoto-tumblrより
住所:東京都新宿区矢来町67番地
アクセス:神楽坂駅から徒歩0分、牛込神楽坂駅から徒歩6分
営業時間:8:00~21:00
定休日:不定休
TEL:03-5579-2130
la kaguの詳しい情報はこちら

③Nui/ヌイ

【リノベ◯◯まとめ vol.2】 倉庫カフェ編(国内) ~倉庫特有の無骨さと、ワクワク感あふれる空間~ikigoto-tumblrより
住所:東京都台東区蔵前2-14-13
アクセス:蔵前駅より徒歩3分
営業時間:9:00〜25:00
定休日:無休
TEL:03-6240-9854
Nuiの詳しい情報はこちら

④イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫

【リノベ◯◯まとめ vol.2】 倉庫カフェ編(国内) ~倉庫特有の無骨さと、ワクワク感あふれる空間~ikigoto-tumblrより
住所:東京都台東区寿4-7-11
アクセス:田原町駅より徒歩3分
営業時間:11:00−20:00 
定休日:月曜
TEL:03-5830-3863
イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫の詳しい情報はこちら

⑤cafe umie/カフェ ウミエ

【リノベ◯◯まとめ vol.2】 倉庫カフェ編(国内) ~倉庫特有の無骨さと、ワクワク感あふれる空間~ikigoto-tumblrより
住所:香川県高松市北浜3-2北浜alley
アクセス:JR高松駅から徒歩20分
営業時間:11:00~24:00
定休日:水曜日
TEL:087-811-7455
cafe umieの詳しい情報はこちら(食べログ)

⑥Necojaraci/ネコジャラシ

【リノベ◯◯まとめ vol.2】 倉庫カフェ編(国内) ~倉庫特有の無骨さと、ワクワク感あふれる空間~ikigoto-tumblrより
住所:石川県金沢市保古3-170
アクセス:JR西金沢駅より車で2分
営業時間:11:30~15:00、18:00~23:00
定休日:木曜日
TEL:076-227-9199
Necojaraciの詳しい情報はこちら(食べログ)

⑦フクモリ

【リノベ◯◯まとめ vol.2】 倉庫カフェ編(国内) ~倉庫特有の無骨さと、ワクワク感あふれる空間~ikigoto-tumblrより
住所:東京都千代田区東神田1-2-1
アクセス:馬喰町より徒歩4分、小伝馬町より徒歩6分
営業時間:11:30〜23:00
定休日:日曜、祝日
TEL:03-5829–9987
フクモリの詳しい情報はこちら

⑧Cafe Soul Tree/カフェソウルツリー

【リノベ◯◯まとめ vol.2】 倉庫カフェ編(国内) ~倉庫特有の無骨さと、ワクワク感あふれる空間~ikigoto-tumblrより
住所:東京都世田谷区鎌田3-2-15
アクセス:二子玉川駅から徒歩12分
営業時間:11:30~26:00
定休日:無
TEL:03-6411-7312
Cafe Soul Treeの詳しい情報はこちら

⑨悠日カフェ

【リノベ◯◯まとめ vol.2】 倉庫カフェ編(国内) ~倉庫特有の無骨さと、ワクワク感あふれる空間~ikigoto-tumblrより
住所:栃木県宇都宮市吉野1-7-10
アクセス:南宇都宮駅から徒歩3分
営業時間:11:30~18:00
定休日:水曜
TEL:028-633-6285
悠日カフェの詳しい情報はこちら(食べログ)

⑩川原町屋

【リノベ◯◯まとめ vol.2】 倉庫カフェ編(国内) ~倉庫特有の無骨さと、ワクワク感あふれる空間~ikigoto-tumblrより
住所:岐阜県岐阜市玉井町28
アクセス:「長良橋」バス停下車徒歩3分
営業時間:9:00〜18:30
定休日:無
TEL:058-266-5144
川原町屋の詳しい情報はこちら(食べログ)

⑪安蔵里カフェ

【リノベ◯◯まとめ vol.2】 倉庫カフェ編(国内) ~倉庫特有の無骨さと、ワクワク感あふれる空間~ikigoto-tumblrより
住所:福岡県糸島市川付882
アクセス:八反田バス停下車徒歩3分
営業時間:10:00~16:30
定休日:火曜
TEL:092-322-2222
安蔵里カフェの詳しい情報はこちら(食べログ)

次回は“海外”の倉庫リノベカフェまとめ!!

いかがったでしょうか。
倉庫リノベーションカフェは見えているだけで、ワクワクしますね。

リノベーションカフェといっても、倉庫カフェと古民家カフェとはまた全然違った魅力があります。
気分に合わせて上手に使い分けたいですね。

次回は、海外の“倉庫をリノベーションしたカフェ”をまとめてご紹介します!
スケールの大きい素敵な空間が、目白押しですよっ!

2020年東京オリンピックまでに、インフラ系で起こることまとめ

[Read more…]

日本国内の空き家率ランキング

[Read more…]

茨城県の古民家・リノベーションカフェ10選

茨城は東京からのアクセスが多く、連休や長期休暇を利用してリフレッシュにおとずれる方も多いのだとか。しかし、まだまだリフレッシュできるスポットはたくさんあります。今回はリフレッシュができるリノベーションカフェを中心に紹介していきます。

[Read more…]

木造倉庫をリノベーション!女性オーナーのセンスが輝るカフェ「iriya plus café@カスタム倉庫」(田原町)

下町のリノベーションカフェをリードする“2号店”

東京東エリアのリノベーションカフェをリードする存在「イリヤプラスカフェ」
その2号店「イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫」は、調理道具店や食器店など立ち並ぶ“かっぱ橋道具街”がある東京メトロ銀座線の「田原町」駅にあります。

ここは、プロの調理人からお料理好きまで集まる、調理道具の聖地とも言われている場所です。
そんな“かっぱ橋道具街”があるこの街は、食器や調理具を買い物に来る人や、観光客の外国人でいつも賑わっており、活気に溢れています。

【リノベ・古民家カフェ vol.8】 「iriya plus café@カスタム倉庫」 (田原町)
お店のある裏通り。独特の存在感です

【リノベ・古民家カフェ vol.8】 「iriya plus café@カスタム倉庫」 (田原町)
看板は以前の倉庫のまま。一見カフェか分からずに、「ん?」となってしまいます。笑

「イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫」は雑居ビルと住宅が交錯するエリアにある築50年以上の木造倉庫をリノベーションして2012年10月にオープンしました。1号店の「イリヤプラスカフェ」同様に、独特の存在感で醸し出しています。

倉庫の武骨さに、女性オーナーの繊細さが加わった空間

築50年以上の古い倉庫を改装した店内は、倉庫の無骨な雰囲気を残しながらも味わいのある木の梁(ハリ)とレンガ調の壁、そしてオーナーのセンスが光る家具や小物が絶妙にマッチした温かみのある空間になっています。

築50年以上の古い倉庫を改装した店内は、倉庫の無骨な雰囲気を残しながらも味わいのある木の梁(ハリ)とレンガ調の壁、そしてオーナーのセンスが光る家具や小物が絶妙にマッチした温かみのある空間になっています。
様々なモノが絶妙にマッチした店内

【リノベ・古民家カフェ vol.8】 「iriya plus café@カスタム倉庫」(田原町)
元倉庫らしい高い天井

不揃いの椅子やテーブル、照明などは、オーナーがポートランドで直接買い付けされたものと、自作のものだそう。全てが不揃いなのに、店内は見事に調和がとれています。
ここがイリヤプラスカフェのすごいところ。オリジナリティが引き立っています。

【リノベ・古民家カフェ vol.8】 「iriya plus café@カスタム倉庫」(田原町)
棚にはかわいい小物がびっしり

【リノベ・古民家カフェ vol.8】 「iriya plus café@カスタム倉庫」(田原町)
店内のイスは一つ一つ違った表情

店内の奥に比較的広めのオープンなキッチンとカウンターがあり、セルフ&キャッシュオンスタイルになっています。そのため1号店よりもお値段が少し安く、ホットコーヒーが350円で楽しめます。(1号店は390円です)
食事もパンケーキなどスイーツが多い1号店とは違い、パニーニなどの軽いものがメイン。
珈琲を飲みに行ったり軽食を取ったりと、フラっと立ち寄れる気軽さも魅力です。

【リノベ・古民家カフェ vol.8】 「iriya plus café@カスタム倉庫」(田原町)
店内の奥に構えるカウンターとキッチン

【リノベ・古民家カフェ vol.8】 「iriya plus café@カスタム倉庫」(田原町)
看板メニューのパニーニとカフェラテ

街の景色を受け継ぎ、想いを紡ぐ“リノベーションカフェ”

「イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫」があるこの物件は、もともとはこの地で事業を営んでいた倉庫です。入り口の上にある看板は当時の倉庫のモノをそのまま使用されており、外観はあまり変わっていないそう。
街の景色をしっかりと受け継ぎながら、街に更なる活気を与える場所として、この倉庫を上手に蘇らせてもいるのですね。

下町には使われなくなってしまった倉庫や町工場が点在しています。
そんな町工場や倉庫が「イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫」のようにリノベーションされていくと、街の景色は受け継ぎつつ、新たなコミュニティ空間ができ、そこからまた街が盛り上がっていきます。
もっと、「イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫」のようなリノベーションカフェが増えていくと、面白い街が増えていくと思います。

【リノベ・古民家カフェ vol.8】 「iriya plus café@カスタム倉庫」(田原町)
温もりを感じる店内の壁

【リノベ・古民家カフェ vol.8】 「iriya plus café@カスタム倉庫」(田原町)
当時の看板。良い雰囲気ですね

この「イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫」の1号店である「イリヤプラスカフェ」は、入谷の築50年の古民家をリノベーションしたカフェとして2008年から営業されています。1号店も同様に素敵な空間です。1号店の「イリヤプラスカフェ」は、こちらをご参考にどうぞ。

谷根千エリアのシンブル!古民家カフェ「カヤバ珈琲」(根津/日暮里)

多くの人に愛されて蘇った、古民家カフェ

歴史ある建物や街並みが残る、谷中、根津、千駄木。
都心部に近いながらも下町情緒に溢れるこの“やねせんエリア”(谷中、根津、千駄木)は、地元民には勿論、多くの観光客に愛されています。

この“やねせんエリア”のシンボル的なカフェ、「カヤバ珈琲」。
築90年を超える本格的な古民家をリノベーションした、都内でも最も有名な“古民家カフェ”の一つではないでしょうか。

【リノベ・古民家カフェ vol.7】 「カヤバ珈琲」(根津/日暮里)
築90年を超える古民家

【リノベ・古民家カフェ vol.7】 「カヤバ珈琲」(根津/日暮里)
お店近くの街並み。いい素敵な建物が沢山残っています

カヤバ珈琲は、昭和13年(1938年)に開業した老舗の喫茶店です。
2006年に店主だった女性が亡くなられたことで、多くの人に惜しまれながらも一度お店を閉じてしまいます。

しかし、閉店から3年後の2009年、地元のNPO法人たいとう歴史都市研究会と現代美術ギャラリーSCAI THE BATHHOUSEが協力して建物を借受けて運営することで、カヤバ珈琲は復活再生しました。

築90年の面影が残る店内と、心落ち着く喫茶メニュー

建物の外観はさほど手を付けていません。
外周や店内の花はプランツアーティストの木咲 豊氏、内装デザインは「永山祐子建築設計」の永山 祐子氏が担当されました。

大正町家の柱梁や外観、昭和喫茶の思い出ある看板、椅子、カウンターなどを再利用し、建物の雰囲気と店内の面影を残しつつも、見事なまでに、現代にフィットした空間になっています。

【リノベ・古民家カフェ vol.7】 「カヤバ珈琲」(根津/日暮里)
古天井に妙にマッチしたモダンな照明

フロアは1階と2階。
1階は、テーブル席で壁やカウンターなどの細部にモダンな要素が取り入れた空間。2階は1階とは大きく変わって、畳にちゃぶ台、と“これぞ古民家”といった空間。足を伸ばして座るとついつい長居したくなってしまいます。

【リノベ・古民家カフェ vol.7】 「カヤバ珈琲」(根津/日暮里)
畳の温もりが、心をほぐしてくれます

【リノベ・古民家カフェ vol.7】 「カヤバ珈琲」(根津/日暮里)
2階へのアプローチは、この急な階段で!

【リノベ・古民家カフェ vol.7】 「カヤバ珈琲」(根津/日暮里)
カヤバ珈琲の名物「ルシアン(ココアとコーヒーのブレンド)」

8時から始まるデイテイムメニューのドリンクは、コーヒー、ココアに始まり、ミルクセーキ、メロンフロートなど。フードはたまごサンド、ハムサンドやバタートーストなど所謂、昔ながらの喫茶店の名残があるメニューとなっています。

18時~23時のディナータイムのドリンクは、ワイン、ビール、オリジナルカクテルなどのアルコールメニューと、コーヒーなどのカフェメニュー。フードはポテトや唐揚げ、アヒージョなどのおつまみから、しっかりお腹にたまるサンドウィッチや丼モノまでと豊富なメニューが用意されています。

この他にもランチタイムにはランチメニューもしっかりと用意されています。
これだけ営業時間が長く、メニューも豊富ですと、様々な使い分けができますね。

店の再生によって進化する、下町のコミュニティ

生まれ変わったカヤバ珈琲は連日連夜、多くのお客さんで賑わっています。
朝は8時から、夜は23時までと営業時間の長さと、それに合わせた営業スタイルが大きな魅力。

午前中は朝食を食べにくるお客さん、出勤前にコーヒーを飲みにくるお客さん、
日中はランチを食べにくるお客さん、友人や家族とお茶を楽しむお客さん、
夜は仕事終わりの一杯にくるお客さん、恋人とのデートにくるお客さん。

【リノベ・古民家カフェ vol.7】 「カヤバ珈琲」(根津/日暮里)
メニューのイラスト、いい雰囲気です。

【リノベ・古民家カフェ vol.7】 「カヤバ珈琲」(根津/日暮里)
炎天下でも入店待ちの人気ぶり

地元のお客さんが中心だったカヤバ珈琲は2009年のリノベーションを期に、遠方から訪れるお客さんも増え、様々なコミュニティが生まれています。

歴史あるお店が新たな価値を持って、再生する。
それによって、新たなコミュニティが作られ、更に地域が盛り上がる。
カヤバ珈琲の再生は、様々な地域の再生にも繋がるヒントになるのではないでしょうか。

【リノベ・古民家カフェ vol.7】 「カヤバ珈琲」(根津/日暮里)

古民家をリノベーションした饅頭カフェ「MUGIMARU2/ムギマルツー」(神楽坂)

神楽坂に佇む、マンヂウカフェ

江戸時代から残る横丁や路地、石畳の町並み、花柳界(かりゅうかい)の粋な文化。
そんな風情のある街、神楽坂。

神楽坂は、人通りが多くて賑やかな一方で、江戸時代から残る横丁や路地先には、歴史ある高級料亭やレストラン、個性豊かなカフェやギャラリーがひっそりと点在しています。

今回ご紹介する古民家をリノベーションしたカフェ、「マンヂウカフェ mugimaru2(ムギマル)」は神楽坂から一本小道を入った一見通り過ぎてしまいそうな場所に佇んでいます。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.6】「ムギマル2」(神楽坂)

【リノベ・古民家カフェレポートvol.6】「ムギマル2」(神楽坂)

外観は、そうとう味のある古民家。
店先にはいくつもの鉢植えが無造作に置かれ、二階からは草木やツタが垂れ下がっており、お店の建物自体が“隠れている”ような雰囲気です。
(※店名の「mugimaru2」の「2」のワケは、神楽坂へ引っ越してくる前に根岸で「mugimaru」を営んでいたからだそう。)

妙に落ち着く懐かしい空間と、やさしい味のマンヂウ

店内は外観からの期待通り、カオスです。笑
客席は1階の一部と2階。1階は小さなテーブルが2つ、オーナーの個性が垣間見れる置物、掛けモノなどが所狭し溢れていて、かなり“ぎゅっ”とした空間です。

2階へは、ものすごく急で、ギシギシとすごい音を立てる階段で!

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

2階はテーブル席が4つ。どれも個性的な表情をしています。そのうち、一つは堀炬燵(こたつ)。
緑が茂っている窓からは心地よい光と風が入ってきます。

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

ただ、店内は扇風機はありますが冷房がないので暑がりの方は、夏場は厳しいかもしれません。(筆者の訪問は8月初旬。暑かったです。苦笑)

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

さて、名物のmugimaruのマンヂウは、もっちりとした食感と、フワっと広がる香りが特徴的。

あんこはさっぱりとした程良い甘さ。
ちなみに、筆者のオススメは「よもぎあんチーズ」。よもぎの香りがする生地に、チーズとあんこの甘しょっぱさが絶妙です!

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

マンヂウはどれも一つ150円。
テイクアウトも1つから出来るので、食べ歩きながらの神楽坂散歩もいいですね。

オリジナルの味と空間が、ファン(コミュニティ)をつくる

一人店内でお茶とマンヂウを味わう人、
お店のスタッフと会話を楽しんでいる人、
マンヂウをテイクアウトする人、
友達と一緒にマンヂウをお店の前の椅子で食べている人。

マンヂウカフェ mugimaru2には、通りの裏手ひっそりと佇んでいるにも関わらず、いつも多くのお客さんが訪れています。

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

どのお客さんも通じていることは「ムギマルのマンヂウを食べたい。ムギマルの空間を愉しみたい」ということ。

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

“ムギマルでしか味わえない優しいマンヂウと、ムギマルでしか体験できない心地よい空間”が多くのお客さんを魅了し引き付ける。それが繰り返されることでお店とお客さんの信頼や繋がりは強くなり、そこに新たなコミュニティが生まれる。

いつもお客さんで溢れる人気店の秘訣は、マンヂウカフェ mugimaru2のようなオリジナルの味とオリジナルの空間を持つことではないでしょうか。

コーヒーだけの一本勝負!古民家カフェ「オモテサンドウコーヒー/OMOTESANDO KOFFEE 」(表参道)

表参道の奥地に潜む、新しい形のコーヒーショップ

最先端のファッションやトレンドを発信する街、表参道。
常に、新しいショップやレストランやカフェができ、ビルが建設され、表参道の街は進化し続けています。

そんな表参道に、今までにはないちょっと珍しい経営をされているコーヒーショップがあります。
その名は「OMOTESANDO KOFFEE(オモテサンドウコーヒー)」。

OMOTESANDO KOFFEE/オモテサンドウコーヒー(表参道)
お店は民家の一室の中にあります

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 OMOTESANDO KOFFEE/オモテサンドウコーヒー (表参道)
お店通称“まい線通り”(写真左手前がまい泉本店)

表参道から一本入り、とんかつのまい泉本店がある、通称“まい線通り”(と言われている通り)のすぐ近く。大きな看板もなければ、通り沿いには目印となる建物もないもなく、草木に覆われた民家の一室にOMOTESANDO KOFFEEは佇んでいます。

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 OMOTESANDO KOFFEE/オモテサンドウコーヒー (表参道)
ここが入り口です。知らないと通り過ぎてしまいそうですね

オーナーは、表参道のバール&ベーカリー「パンとエスプレッソと」を手がけた名バリスタの國友栄一さん。“コーヒーの売店”というイメージでお店を作られています。

店名が“COFFEE”ではなく“K”で始まる“KOFFEE”いうのもユニーク。
これは、オーナー國友さんのイニシャルと、KIOSK(キオスク)のKを掛けたのだとか。
「ヨーロッパの街角や公園で新聞とか雑誌を売っている様な雰囲気で美味しい珈琲を飲めたらいいな」という國友さんの想いが込められているそうです。
(※キオスクと聞くとJRのコンビニを想像しがちですが、キオスクとは売店全般のことを指しており、海外でも売店をキオスクと呼んでいます。)

シンプルな内装とメニュー。コーヒーだけの一本勝負!

店舗の外観は表参道には珍しくなってきた築60年の古民家。
内装はその外観を活かしつつも、ものすごいシンプルです。

民家の一室に、可動式のキューブ型の骨組みがあり、そこにコーヒーカウンターがあるのみです。席は、庭に2人掛けベンチが2台あるだけなので基本的にはテイクアウトがメインです。

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 OMOTESANDO KOFFEE/オモテサンドウコーヒー (表参道)
古民家特有のアジを感じます

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 OMOTESANDO KOFFEE/オモテサンドウコーヒー (表参道)
庭には2掛けのベンチがあります

もともとOMOTESANDO KOFFEEは開店の時から、物件の取り壊しを予定していたために“1年間の期間限定”ということでオープンしました。(その後、多くのファンによる継続を熱望する声や物件オーナーの応援もあって現在も同場所で継続中)
そこで、出来あがったのが場所に応じて自在に形を変えることができる柔軟性のあるデザインだったのでしょう。

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 OMOTESANDO KOFFEE/オモテサンドウコーヒー (表参道)

コーヒー以外のメニューは、コーヒーをよりおいしく楽しむために創られたカワイイ3.5cm立方体の「コーヒー菓子」。表面はカリっと香ばしく、中はとろりとしたカスタードクリーム。コーヒーの苦みと酸味を引き立てる、凝縮された甘みです。

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 OMOTESANDO KOFFEE/オモテサンドウコーヒー (表参道)
コーヒーにぴったりの「コーヒー菓子」

都心部こそ、日本資産の再利用を!

最先端のビルや建物が並ぶ表参道にて、古民家の一室で営業するOMOTESANDO KOFFEEは少し特異でありながら、そのスタイルにとても注目を集めています。

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 OMOTESANDO KOFFEE/オモテサンドウコーヒー (表参道)
味わいのある天井

OMOTESANDO KOFFEEは「可動式のキューブ型」という新たなコーヒーショップの形を作り出したのと同時に、古民家という日本の建築資産をうまく活用した大変参考になる例です。
表参道のような東京の中心地には、取り壊してしまうのが勿体ないような味わいのある古民家がまだまだいくつもあります。

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 OMOTESANDO KOFFEE/オモテサンドウコーヒー (表参道)

都心部にある使わなくってしまった古民家をOMOTESANDO KOFFEEのように簡易的な形でカフェやショップ、ギャラリーなどとして再活用できれば、コストをさほど掛けずにそこは新たに人を呼び込む集客スポットに出来るでしょう。
そんな場所が生まれることでコニュニティが出来ていき、その地域は盛り上がっていくのではないでしょうか。

住宅街に佇む古民家ティーハウス「イングリッシュティーハウス ペコ」(根津)

住宅街に佇むティーハウス

千代田線根津駅から歩いて5分ほど。
所謂「やねせん」と呼ばれる、ちょいノスタルジックな雰囲気が人気のエリア。
お寺や神社、古民家も多く残っており、都心部の喧騒を忘れさせてくれる街並みがあります。

そこに、ひっそりと佇む古民家をリノベした素敵なカフェ「イングリッシュティーハウス ペコ(Pekoe)」。英国紅茶の専門店です。

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 イングリッシュティーハウス ペコ(根津)
一見、カフェが分からずに見過ごしてしまいそうな佇まい。

この「やねせん」エリアは古くからの家も多く、古民家を利用したカフェやショップ、レストランなどが数多く点在しています。休日は、それらを散策しながら「やねせん」を巡る人達も多いようです。

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 イングリッシュティーハウス ペコ(根津)
小さなお店の看板。センスの良さが伝わってきます

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 イングリッシュティーハウス ペコ(根津)
こんな住宅街にあるので、うっかり通り過ぎてしまいそう

言問通り(ことといどおり)から一本入ったところにありますが、注意して探さないと通り過ぎてしまいそうなほど、住宅街に馴染んでいます。
お店に近づくと、雰囲気に合ったかわいらしい看板が迎えてくれます。

「洋」と「和」が見事に調和した空間

店内は、外観からは想像できないような空間に仕上げられています。
壁や床は古民家のまま使われ、家具はオーナーのセンスがひかるイギリスアンティークの机や椅子が中心に揃えられており、“和”と“洋”が絶妙にマッチしています。

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 イングリッシュティーハウス ペコ(根津)

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 イングリッシュティーハウス ペコ(根津)
古民家とイギリス家具が上手く調和された店内

席数は10席ほど。どの席も、椅子や机に個性的な表情があって魅力的。
壁は一面に広がる窓があり、陽の光をふんだんに取り込んだ店内は程良い自然な明るさです。

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 イングリッシュティーハウス ペコ(根津)
大きい窓から採光ばっちり。気持ち良い陽の光

足踏みミシン台を再生させたテーブルや古い絵本、チッカチッカと時を告げる古時計、窓辺などの随所に飾られた小物、そして窓の外に広がるイングリッシュガーデンなど、目を奪われてしまうところが盛り沢山です。

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 イングリッシュティーハウス ペコ(根津)
足踏みミシン台を再生させたテーブル。知る人ぞ知る“SINGER”の文字

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 イングリッシュティーハウス ペコ(根津)
窓辺を彩る小物

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 イングリッシュティーハウス ペコ(根津)
窓の外に広がるイングリッシュガーデン

ここまでくると、もう外とは別世界。
店内は、外部とは時間の流れが違った感覚に陥る不思議な空間です。

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 イングリッシュティーハウス ペコ(根津)
チッカ♪チッカ♪と心地よい音と時を刻む古時計

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 イングリッシュティーハウス ペコ(根津)
窓辺の小物

一人で落ち着きたい時に

ほどよく静かで、時間の流れがゆ~っくりな「イングリッシュティーハウス ペコ」。

忙しさに追われて気持ちが落ち着かない時や、何か考えごとをしたい時は、古き良いイギリスのカフェにタイムスリップしたような店内で美味しい紅茶をいただいてリラックスしてください。
“すっ”と頭も心も上手く整理されそうです。

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 イングリッシュティーハウス ペコ(根津)
紅茶はポットで。もちろん、香りも味も抜群です

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 イングリッシュティーハウス ペコ(根津)
お店の外観。いい佇まいですね~

お店を出た後は、面白い発見や出会いが待っている「やねせん」エリアをブラブラと散策してみるのもオススメです。

一軒家リノベーションカフェ「iriya plus café/イリヤプラスカフェ」(入谷)

下町情緒あふれる街の、あたたかいカフェ

浅草にも近く、下町情緒が色濃く残る街、入谷。

日比谷線入谷駅を出て、入谷交差点から裏に一本入った所に、築50年の一軒家をリノベーションした2008年5月にオープンの「iriya plus café(イリヤプラスカフェ)」があります。

住宅地にひっそりと佇みながらも、独特の存在感を醸し出しています。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.3】 「iriya plus café」(入谷)
テラス席が目を引きます

【リノベ・古民家カフェレポートvol.3】 「iriya plus café」(入谷)
大通りから一本入った裏路地

オーナーのセンスが光る築50年のリミックス空間

築50年の建物を活かした空間は見れば見るほど、独特で魅力です。
店内は古木材の天井や窓、木の棚といった日本製のものと、アメリカンアンティーク食器やインテリア小物・北欧家具など異なる国と時代のものが混在しながらも、違和感なく調和し、心地よい落ち着いた空間に仕上がっています。

片側の壁面には本や様々なインテリア小物、もう一方の壁面には色壁一杯にポップなイラストやロゴがハンドペイントで施されています。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.3】 「iriya plus café」(入谷)

【リノベ・古民家カフェレポートvol.3】 「iriya plus café」(入谷)

【リノベ・古民家カフェレポートvol.3】 「iriya plus café」(入谷)
壁一面に広がるポップなイラスト

【リノベ・古民家カフェレポートvol.3】 「iriya plus café」(入谷)
天井もいい雰囲気です

店内は入り口を入ってすぐ広がる土間と、奥にキッチンとテーブル席が広がっています。どの席もスペースをしっかり設けてあり、とてもゆったり出来るようになっています。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.3】 「iriya plus café」(入谷)
かわいいオープンキッチン

【リノベ・古民家カフェレポートvol.3】 「iriya plus café」(入谷)
店内奥のフロアからの眺め

【リノベ・古民家カフェレポートvol.3】 「iriya plus café」(入谷)

街のコミュニティを活性化する“カフェ”

入谷は下町情緒が残る住宅地だけに、遠方から来る人以外にも、地元のお客さんも大勢いらっしゃるようです。確かに、家の近所にこんな素敵なカフェがあれば、頻繁に行ってしまいそう。
「イリヤプラスカフェにいけば、近所の誰かに会えるかも。」
地元のお客さんには、そんな想いがあるのかもしれません。

きっと「イリヤプラスカフェ」のようなカフェが住宅地にもっと増えると、その土地のコミュニティは更に活性化するのではないかと思います。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.3】 「iriya plus café」(入谷)
初夏の夕方はテラス席も気持ちよさそうです

【リノベ・古民家カフェレポートvol.3】 「iriya plus café」(入谷)

このiriya plus caféは、近くに「iriya plus cafe@カスタム倉庫」という倉庫をリノベーションして作られたカフェも展開されているそう。そちらも、倉庫の雰囲気が残るとても素敵な空間だとのことです。「iriya plus cafe@カスタム倉庫」は、また別の機会にご紹介します。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.3】 「iriya plus café」(入谷)
e>

駅舎の高架下リノベーションカフェ「フクモリ マーチエキュート万世橋」(秋葉原/お茶の水)

70年の時を経て、生まれ変わった「万世橋駅」

1943年までJR中央線の神田~御茶ノ水駅間に、「万世橋駅」という駅がありました。

その「万世橋駅」駅舎の一部として使われていたレンガ造りでアーチが美しい高架橋が2013年9月、大規模なリノベーションを経て、当時の雰囲気を残しながらも新たな商業施設「マーチエキュート神田万世橋」として生まれ変わりました。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.2】「マーチエキュート万世橋」(秋葉原/お茶の水)
川沿いにそびえる見事な赤レンガの高架橋

【リノベ・古民家カフェレポートvol.2】「フクモリ マーチエキュート万世橋」(秋葉原/お茶の水)
70年前の面影を残す旧駅舎の階段が残っています

【リノベ・古民家カフェレポートvol.2】「フクモリ マーチエキュート万世橋」(秋葉原/お茶の水)
階段を上から見下ろすとタイムスリップしたかのようです

【リノベ・古民家カフェレポートvol.2】 「フクモリ マーチエキュート万世橋」(秋葉原/お茶の水
当時の万世橋駅周辺を再現したミニチュア模型の街

【リノベ・古民家カフェレポートvol.2】 「フクモリ マーチエキュート万世橋」(秋葉原/お茶の水
飲食店やショップが並んでいます

マーチエキュート神田万世橋の顔、「フクモリ」

「マーチエキュート神田万世橋」の中には飲食や物販などの11店舗が並んでいます。
その中でも、核となるショップが山形の自然が育んだ食材をいかしたカフェ兼定食屋の「フクモリ」です。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.2】 「フクモリ マーチエキュート万世橋」(秋葉原/お茶の水
フクモリの入り口

70年前の空気感を残しつつ、リノベーションした店舗空間

フクモリのエントランスは山形の食材や雑貨、外に抜けるスペースには家具や書籍、ファッション雑貨などの物販エリアになっており、客席はそのさらに奥に2フロアあります。

レンガの壁面に沿ったソファ席を含めたテーブル席がだいたい40席ほど。
高架下特有のアーチ状の天井は高く、窓も大きいので、とても解放感のある空間となっています。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.2】 「フクモリ マーチエキュート万世橋」(秋葉原/お茶の水)

【リノベ・古民家カフェレポートvol.2】 「フクモリ マーチエキュート万世橋」(秋葉原/お茶の水)
物販エリア。書籍やファッション雑貨など

【リノベ・古民家カフェレポートvol.2】 「フクモリ マーチエキュート万世橋」(秋葉原/お茶の水)
高架下特有のアーチ上の天井と70年前から残る赤レンガの壁

【リノベ・古民家カフェレポートvol.2】 「フクモリ マーチエキュート万世橋」(秋葉原/お茶の水)
壁いっぱいに広がる窓。採光もバッチリです

お客さんの中心層は、秋葉原以外に神田や小川町も近いことから、30代~近隣のビジネスマン、OLの方々が中心といった感じでしょうか。
ランチタイムは山形の食材を使った定食。大人気でいつも満席です。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.2】 「フクモリ マーチエキュート万世橋」(秋葉原/お茶の水)

フクモリは2007年に東日本橋に1号店がオープンしました。
連日、多くのお客さんで賑わっている人気のカフェ兼定食屋さんです。山形県産の食材を活かした料理と日本全国から集められた種類豊富に揃うお酒。そして、温かみのあるお店の雰囲気が人気の秘訣です。

施設のリノベーションと、その空間を担うお店

「万世橋」という駅が閉鎖して70年。
その間に都心部には新しい施設が、数えきれないほど作られました。
そして、新たなに誕生した「マーチエキュート神田万世橋」。
その中の大きな空間を担うカフェ「フクモリ」。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.2】 「フクモリ マーチエキュート万世橋」(秋葉原/お茶の水)
夕刻のマーチエキュート万世橋

「マーチエキュート神田万世橋」が従来の商業施設と大きく違うところは、歴史的建造物に付加価値を加えて、新たに蘇らせたことです。
都心部には老朽化してきた施設も多く、リノベーションされることが増えていくと予想されます。

その際は、「フクモリ」のような人の集うカフェを誘致することで「マーチエキュート神田万世橋」のように、多くの人に再び愛される施設になっていくのだと思います。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.2】 「フクモリ マーチエキュート万世橋」(秋葉原/お茶の水)
カフェメニューも豊富です

都心にいることを忘れる古民家カフェ「DADA CAFÉ」(代々木)【閉店】

2015年3月1日に閉店されました。

新宿の喧騒を忘れる、ゆっくりとした時間が流れるカフェ「DADA CAFÉ」

高層ビル、雑居ビルが立ち並ぶ、代々木駅すぐの裏路地。
昭和15年に建てられた古民家をリノベーションしたカフェ「DADA CAFÉ」は、隠れるようにそこにあります。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.1】「DADA CAFÉ」(代々木)
何とも趣のある店看板

【リノベ・古民家カフェレポートvol.1】「DADA CAFÉ」(代々木)
この路地の奥にひっそりと。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.1】「DADA CAFÉ」(代々木)

オープンは2005年11月。
この家屋、当初(昭和15年)は呉服屋として営んでいたそうです。

そんな歴史ある古民家がリノベーションされて出来たカフェは、都心とは思えない空間が広がっています。

都心にいることを忘れるスローな時間に、癒される

内装は古民家にあわせて、レトロなソファやテーブルが並んでいて、どことなく懐かしい雰囲気。特に天井の感じは“グッ”ときます。田舎のおばあちゃんの家を思い出しますね。
また、えんがわのガラス越しには庭の緑が眺められるのも一軒家ならではの魅力です。

renov_dadacafe_4
自然光と庭の緑が心地よい。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.1】「DADA CAFÉ」(代々木)
天井もこれまた素敵。田舎のおばあちゃん家を彷彿させます。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.1】「DADA CAFÉ」(代々木)
メニュー。お店の雰囲気とぴったり。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.1】「DADA CAFÉ」(代々木)
口当たりが優しいコーヒー。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.1】「DADA CAFÉ」(代々木)
店内の随所に見られるかわいいイラストの冊子。

店内は女性のお客さんが多く、1人で読書をされていたり、2~3人でお茶と甘味を召し上がりながら、お話を愉しんでいたり。
お店の雰囲気通り、スタッフの方も物腰柔らかく丁寧ですし、時間の流れがゆったりと感じる静かな空間なので、ゆっくりと寛いだり、何か物事を考えたりするにはぴったりです。

リノベーション×古民家の可能性

古民家をリノベーションしたこの「DADA CAFÉ」ように、何年もの年月を経た建物には、年月の分だけ滲み出てくる独特の魅力があります。

東京(首都圏)には年月を経た様々な建物がある数多く分、リノベーションによって魅力的な空間が日々少しずつ増えていっています。

イキゴトは、そんな魅力的な空間(カフェ・レストランを中心に)ご紹介していきます。

千葉県の古民家・リノベーションカフェ10選

千葉県には、土日になると東京から足をのばして訪れる方がたくさんいます。リノベーションカフェも地元の食材をいかして、家庭的な料理を出すカフェからスイーツを出すところまで様々です。今回は休日にちょっと遠出していきたくなるリノベカフェを中心に紹介します。

[Read more…]