若者が小布施の未来を描く!小布施若者会議まとめ記事


若者が小布施の未来を描く!小布施若者会議まとめ記事小布施若者会議が9月7日~9日、小布施町で初開催されました。

全国から300人もの若者が集まり、町への定住促進、農業の再生、観光業の活性化など、地方において共通の課題を見つけ、その課題解決に向けたアイディアをプレゼンテーションで競いあい、町民と若者、世代を超えて地域に力をとりもどそうと結束した小布施若者会議。

若者のアイディアを本気で実現させることを目標とした、これまでにない取り組みとして、メディアからも大きく注目を浴びました。今回は筆者も参加した小布施若者会議についてまとめます。

小布施若者会議の概要についてはこちらを御覧ください。
<記事リンク>小布施若者会議とは

 

参加者の半数以上は若手社会人

もともと小布施若者会議は学生が発案したイベント、学生発のイベントの多くは学生会議のようになりがちです。

しかし、小布施若者会議は違いました。驚くことに参加者の若者230人の内半数以上は若手の社会人。社会人が、地域活性化やまちづくりといった社会貢献活動を意識しているということです。

これまでの、「お金」のものさしによる大量生産大量消費、効率を求めるライフスタイル、都市圏集中型の国づくりによって、地方は衰退の一途をたどっていました。

そんな生き方に違和感を持つ若者が増え、私たちはそれほど多くを所有しなくても、ずっと豊かに暮らせるということに気づきはじめたという価値観の変容の現れかもしれません。

地方から日本人がもともと持つ、「自然」「人との絆」「郷土を愛する心」などを大切にする価値観を取り戻す事ができる、そう信じる若者も増えてきています。

そんな若者の価値観・意識の変化と小布施町の深い懐が、今回のような学生に限らず社会人をも巻き込んだイベントを生み出したのではないでしょうか。

そのアイディア、本当にやりますか?本気の提案

イベント最終日、「リクルート」「ベインコンサルティング」などそうそうたる審査員11人に手渡されたのは「その話のった!」と書かれたメッセージカード。

審査基準は企画そのものよりも、この発表者と本気でやりたいかどうか、事業協力をするかどうかというものです。

若者には、机上だけのプランは求めず、実際に「小布施に住んで実行する決意はあるのか」という、より実現可能に近いプランが求められました。

これほどまでに実行にコミットするイベントはこれまでになかったのではないでしょうか。今回のプレゼンテーションを通じて小布施町とともにいくつかのプランが実行に移されています。

 

若者を集め、地域を盛り上げる新しいモデルへ

全国から若者を集め、「10年後の日本の未来を考える」をキーのテーマとして、未来の持続可能な町づくりという共通認識のもと、若者がアイディアと実行プランを町へ提案した「小布施若者会議」。

小布施町の認知と魅力を全国に訴求する効果もありそうですね。

若者のエネルギーは地域を元気づける大きな力になります。
受け入れる地域の高いコミットメントは必要ですが、この「若者会議」は意識の高い若者を全国から集め、町を活性化させる一つの新しいモデルになる可能性を秘めています。こういった取り組みがどんどん増えていくといいですね。

小布施若者会議(記事リンク)
1日目(記事リンク)
2日目(記事リンク)
最終日(記事リンク)

<小布施若者会議公式ページ>
http://obuse-conference.jp/ 
<小布施若者会議Facebookページ>
https://www.facebook.com/obuse.conference
<小布施若者会議Twitter>
https://twitter.com/obuseconference 

 

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