日本全国の古民家カフェ大集合!(続編④)

まだまだある!全国の“古民家カフェ”

リノベーションによって生まれ変わったカフェ、ショップやオフィスを紹介するシリーズ【リノベ◯◯まとめ】vol.11です。

前回は、“古民家カフェ編(全国編③)”をまとめてご紹介しました。
今回は引き続き、“古民家カフェ全国編④”です。

過去3回、全国の古民家カフェをご紹介してきましたが、まだまだ日本には素敵な古民家カフェが沢山あります。

①やぼろじ

やぼろじ
ikigoto-tumblrより
住所:東京都国立市谷保5119
アクセス:JR南武線「谷保駅」南口より徒歩3~5分
営業時間:11:30~15:00
定休日:木曜日
TEL:042-505-4034
やぼろじの詳しい情報はこちら(食べログ)

②カフェミューク/cafe mjuk

②カフェミューク/cafe mjuk
ikigoto-tumblrより
住所:三重県名張市上八町1648
アクセス:「名張駅」から徒歩10分
営業時間:10:00~18:00
定休日:水曜・第3木曜
TEL:0595-48-6669
カフェ ミュークの詳しい情報はこちら(食べログ

③カフェもくせいの花

カフェもくせいの花
ikigoto-tumblrより
住所:愛知県豊川市宿町光道寺48-2
アクセス:「伊奈駅」から徒歩6分
営業時間:8:30~16:00
定休日:月曜日・日曜日
TEL:0533-72-7650
カフェもくせいの花の詳しい情報はこちら(食べログ)

④ロハスこころ

④ロハスこころ
ikigoto-tumblrより
住所:広島県尾道市美ノ郷町三成1176-1
アクセス:尾道インターから国道184号を左折して県道54号を左折してすぐ
営業時間:10:00~19:00
定休日:日曜日
TEL:0848-36-5310
ロハスこころの詳しい情報はこちら(食べログ)

⑤ぎゃらりいかふぇ華野

ぎゃらりいかふぇ華野
ikigoto-tumblrより
住所:愛知県尾張旭市庄中町南島1490
アクセス:「印場駅」から徒歩12分
営業時間:10:00~21:00
定休日:火曜日
TEL:0561-54-6607
ぎゃらりいかふぇ華野の詳しい情報はこちら(食べログ)

⑥古民家 久米邸

古民家 久米邸
ikigoto-tumblrより
住所:愛知県瀬戸市朝日町49-3
アクセス:尾張瀬戸駅から徒歩5分
営業時間:10:00~18:30
定休日:水曜日
TEL:0561-84-5396
古民家 久米邸の詳しい情報はこちら(食べログ)

⑦ココペリ/KOKOPELLI

ココペリ/KOKOPELLI
ikigoto-tumblrより
住所:熊本県熊本市西区松尾町平山592
営業時間:11:00~17:00
定休日:不定休
TEL:096-245-8187
ココペリの詳しい情報はこちら

⑧cafe坂の下

cafe坂の下
ikigoto-tumblrより
住所:神奈川県鎌倉市坂ノ下21-15
アクセス:長谷駅から徒歩5分
営業時間:10:00~16:00 or 17:30
定休日:月曜日、火曜日
TEL:0467-25-7705
cafe坂の下の詳しい情報は>こちら(食べログ)

⑨てぬぐいカフェ一花屋

てぬぐいカフェ一花屋
ikigoto-tumblrより
住所:神奈川県鎌倉市坂の下18-5
アクセス:長谷駅から徒歩5分
営業時間:10:30~17:00
定休日:火曜、第2第4水曜
TEL:0467-24-9232
てぬぐいカフェ一花屋の詳しい情報はこちら(食べログ)

⑩山帰来

山帰来
ikigoto-tumblrより
住所:広島県広島市安佐北区安佐町毛木812
営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜日、水曜日
TEL:0829-837-1323
山帰来の詳しい情報はこちら(食べログ)

次回も古民家カフェ全国編(続編⑤)

全国には、古民家を活かした素敵なカフェが沢山あり、どんどん増えていますね。
取り壊されそうだった古民家が、カフェとして再生され、そこにまた人々が集まるのは、とても素敵です。

このシリーズでも50件ほど古民家カフェを紹介していますが、全国には古民家カフェが、まだまだあります。次回も「古民家カフェ全国編⑤」です。

「地元にあるのに知らなかった」「今度の旅先にあるみたいだから、行ってみよう。」
そんな発見をし、是非行って見てください!

↓過去の【リノベーションシリーズ】
こちらも併せてご覧ください。
vol.1 古民家カフェ編(東京編)
vol.2 倉庫カフェ編(国内編)
vol.3 倉庫カフェ編(海外編)
vol.4 古民家カフェ編(全国編①)
vol.5 古民家カフェ編(全国編②)
vol.6 世界の工場カフェ編
vol.7 日本のおもしろリノベカフェ
vol.8 日本のおもしろリノベカフェ
vol.9 世界の倉庫&工場リノベーションオフィス
vol.10 古民家カフェ編(全国編③)

お子様もペットもOK!古民家カフェ「ホノホノカフェ/honohono cafe」 (新高円寺)

古民家の雰囲気を残したリノベーションカフェ

丸ノ内線で新宿からわずか10分の“新高円寺”。
駅を出てすぐに目立つのは大通りや大型店舗。
通りを外れて細道を歩くと、一転して小さな個人店の並ぶ商店街。

そんな通りに古民家カフェ「honohono café」があります。

「honohono cafe」(新高円寺)

「honohono café」は一軒屋を改装し、2011年9月にオープンしました。
民家のつくりをほとんどそのまま残してあり、まさにアットホーム。

「honohono cafe」(新高円寺)

看板には「ペットOK」「お子様大歓迎」といったお子様連れやペット連れの方々に嬉しい謳い文句も。

インテリアへのこだわりが光る

入って正面奥に見えるのは元々キッチンであろう厨房とカウンター。
黒と茶色で統一されたソファとテーブルが並ぶ1階は喫煙席。
2階が禁煙席です。完全分煙なので煙草も気になりません。

「honohono cafe」(新高円寺)

クッションやソファーカバー等、インテリアに凝っているのが分かります。
お部屋の模様替えに取り入れたくなるくらい、オシャレでかわいいアイテムばかりですね。

お子様に嬉しい工夫の数々

2階には個室があります。マットのあるお座敷でゆったりくつろげるのが魅力的。
広々しているのでお子様を寝かせることもできます。
「お子様大歓迎」のフレーズも納得のお部屋ですね。

「honohono cafe」 (新高円寺)

1階も2階も壁をいっぱいに使った影絵が描かれています。
オシャレでありながら、遊び心も回間見える絵を親子で楽しむ姿も。
さりげなく雑誌が置かれているのも待ち時間に嬉しいところ。

ランチタイムにスイーツも

オーダーしたのは日替わりティーとアイス盛り。本日はピーチティーでした。
ポットと素敵な柄のティーカップで運んできてくれます。

「honohono cafe」 (新高円寺)

ランチセットはスープランチとプレートランチが曜日替わり。
プラスしてデザートセットも選べます。
スイーツ好きなお子様や女性にはたまりませんね。

「honohono cafe」 (新高円寺)

お子様連れもペット連れも歓迎してくれるアットホームなカフェ「honohono café」。
古民家の風情とオシャレなインテリアの融合空間は、どの年代にも親しみやすいもの。

「honohono cafe」 (新高円寺)

ゆったりくつろぎに、グループで和気藹々とお喋りに、おすすめのスポットです。

古民家カフェ「HATTIFNATT 高円寺のおうち/ハティフナット 」(高円寺)

思わず目を留めてしまう可愛いさ

古着屋や雑貨店、一風変わった個人店で賑わう街“高円寺”。
リーズナブルでお手軽なお店から、本格派料理店まで多種多様な飲食店があるのも特徴です。

駅の北口から商店街を歩いていくと、小さな小さな扉を発見。
童話の世界を思わせる外観が目印のカフェ「HATTIFNATT 高円寺のおうち(ハティフナット)」です。

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「HATTIFNATT 高円寺のおうち」(高円寺)

絵本の表紙が出てきたような外観ですね。コンセプトは『忙しい現代社会を忘れてゆっくりと楽しんでもらいたい』という通り、見ただけでおとぎ話の世界に引き込まれていきそうです。

「HATTIFNATT 高円寺のおうち」(高円寺)

「HATTIFNATT 高円寺のおうち」(高円寺)

小さな扉を潜り抜けると、温かいスタッフの方と優しく包み込むような木の壁に迎えられます。
座席は2階とのことで正面の階段へ。この上はどうなっているのでしょう?

童心に返らせてくれる内装とハンドメイドの温かみ

かわいい動物や森の絵に手作り感漂う木のテーブルたち。
まるで小さなお子様のために作られたような店内です。注文は真ん中の柱にあるヒモを引き、トライアングルを鳴らします。
梯子(はしご)を上っていくロフトのお席も。遊び心がくすぐられますね!

「HATTIFNATT 高円寺のおうち」(高円寺)

「HATTIFNATT 高円寺のおうち」(高円寺)

刺しゅう入りカバーのついたユーモアいっぱいのメニュー。
「白くまくん」「いちごミルキーちゃん」等、商品一つ一つにかわいらしい名前が付いています。
手書きのレシピノートみたいな生き生きとした紹介文も素敵ですね。

「HATTIFNATT 高円寺のおうち」(高円寺)

ボウルで運ばれてきたホットドリンクにはかわいらしい白くまくんの絵が!まさに子供が喜びそうな心遣い。どうやらお客様に合わせて絵を変えているようです。

普通のカフェではなかなか味わえない、手作りならではのホスピタリティが光ります。

“日常”を離れて、くつろげるカフェ

「カフェと子供」という一般には結び付かなそうなものをコンセプトにしたカフェ。
お子様向けの絵本、手編みの可愛いコースター等、親子連れに嬉しい工夫が随所に見られます。

「HATTIFNATT 高円寺のおうち」(高円寺)

「HATTIFNATT 高円寺のおうち」(高円寺)

一人で来ても童心に返らせてくれ、友達同士で和気藹々。そんな日常を忘れてゆったり出来る「高円寺のおうち」をぜひお試しください。

お茶屋さんをリノベーションしたカフェ「七つ森(ななつもり)」(新高円寺)

古風で静かな異空間カフェ

古着屋や芸術品等、幅広い種類のお店で賑わう“高円寺駅”。
駅から少し離れた間口の小さな店舗が並ぶ商店街「ルック」の一角に、独特の雰囲気を放つレトロな建物を見つけました。

それが隠れた人気スポット「七つ森」。

「七つ森」(新高円寺)

内装はまるで日本版「ハウルの動く城」。
ステンドグラスの照明や真紅のソファーがミステリアス。
静かで時が止まっているような空間です。

カウンターではスタッフとお客さんが談笑する姿も。
独特な雰囲気ですが、皆さんリラックスしていますね。

「七つ森」(新高円寺)

20数年前にお茶屋さんの一角をリノベーションして出来た「七つ森」。
今にも着物の女性が出てくるのでは?と思ってしまう外観です。

お家のような心地よさと、充実のメニュー

店内は10数人入れば満席になってしまうほど。カフェというよりお家を訪ねた気分です。
手書き、コラージュを施したメニュー表や不揃いに貼られた手縫いボードは手作りならでは。

「七つ森」(新高円寺)

コーヒー、紅茶は開店以来、すべて注文を受けてから一杯一杯ドリップしているとのこと。
種類も豊富で各商品の紹介文付。メニュー表を見ているだけで楽しくなります。
アレンジティーや季節限定のドリンクも充実。何度訪れても新たな味に出会えそうですね。

「七つ森」(新高円寺)

フードも充実しており、スパゲッティや自家製カレー、ケーキ等多彩です。こちらも日替わり品や季節限定品が充実。

平日は食事と飲み物をセットで注文すればなんと合計金額から200円引き!
カフェには珍しく、24時まで営業。アルコールメニューもあります。
甘いスイーツは心と体を癒してくれます。これは仕事帰りにも嬉しい!

「七つ森」(新高円寺)

きめ細かい“粋なサービス”

コーヒーをいただいていると「よろしければご一緒にどうぞ。」と小皿に小さなクッキーが!程よい酸味と苦味のあるコーヒーとサクサクしたクッキーが相性抜群でした。このセンス、素敵です。

「七つ森」(新高円寺)

店内に置かれたたくさんの小物たちが目をひきます。
物語に出てくるような昔風のマッチ箱や黒電話。
棚には一つ一つデザインの凝った食器にレトロな人形。

それらを眺めるのも楽しみの一つ。
スタッフの皆さんの落ち着いた所作も見事にマッチしています。隅々までこだわっていますね。

「七つ森」(新高円寺)

お会計を済ませ、お釣りをいただいてみると、オレンジのリボンが結ばれた5円玉が!
その名も「ご縁の五円玉」。そういえばメニューの値段、455円、565円等、5円で終わっています。最後まで粋なこだわりを見せてくれますね。

「七つ森」(新高円寺)

「七つ森」(新高円寺)

さりげないこだわり、独特な雰囲気、それでいて静かで落ち着いている。
そんな少し変わった空間で、気楽に一人の時間を楽しみませんか。

こけし×長屋リノベーションカフェ「喫茶・居桂詩 (こけし)」(千歳船橋)

商店街を抜けた路地佇む“こけし”のカフェ

東京都世田谷区の“千歳船橋”
駅前には、いつも賑わっている大きな商店街があり、明るく活気のある街として有名です。

この千歳船橋、実は昭和30年代から宅地開発が進んだ街で、以前は農地でした。
そのため商店街やその周辺には、昭和30年前後創業のお店や、古い建物もまだ多く残っているため、近年はそれらの古い建物をリノベーションした飲食店なども増えてきています。

「喫茶 居桂詩/こけし」(千歳船橋)

今回向かった古民家カフェ「喫茶 居桂詩(こけし)」は、千歳船橋駅から歩いてすぐ。
駅前の商店街を抜けた路地に佇んでいました。

築40年の長屋をリノベーションし、2009年12月にオープン。
パワフルな女性オーナーの人柄と、独特の空間に魅了されるお客さんも多く、世田谷界隈でも人気のカフェです。

懐かしい空間のあちこちに、カワイイこけし

長屋をリノベーションしたということで、入口は喫茶店には珍しい引き戸。
ガラガラという音を響かせながら、引き戸をスライドさせつつ、「ここから入って大丈夫かな?」という不安を持ちながら、店内を見ると、なんと沢山のこけしがお出迎え。

「喫茶 居桂詩/こけし」(千歳船橋)

店名から分かるように、“こけし”がこのカフェのこだわり。
いたるところに、“こけし”がいます。笑

店内は1階が喫煙席、2階が禁煙席。
階段で2階に上がると、ここでも沢山のかわいい“こけし”がお出迎えしてくれます。

「喫茶 居桂詩/こけし」(千歳船橋)

「喫茶 居桂詩/こけし」(千歳船橋)

木造の椅子と机はヴィンテージ~アンティークで揃えられており、長屋の空間に絶妙にマッチ。

ぐるりと店内を見回すと、中央にある電灯には、可愛らしいイラストが描いてあるのを発見。白熱球の柔らかなオレンジ色の光がイラストと相まって、店内を一層ふんわりとした、雰囲気に仕立て上げています。

「喫茶 居桂詩/こけし」(千歳船橋)

「喫茶 居桂詩/こけし」(千歳船橋)

メニューは、ランチメニュー、デザート、ドリンク。
デザートは、ケーキとアイスの2種類あり、どちらも美味しそうです。

ドリンクは、コーヒー、紅茶、さらにクリームソーダなどバリエーション豊富で、何を頼もうか悩んでしまいますね。

「喫茶 居桂詩/こけし」(千歳船橋)

「喫茶 居桂詩/こけし」(千歳船橋)

ちなみに、ドリンク(アルコールを覗く)のおかわりは、200円引きというのも嬉しいところです。

長屋×こけし。懐かしさ溢れるオリジナルな空間

千歳船橋は、昔ながらのお店や建物が多く残っているため、駅の周辺を歩いているだけでも、どこか懐かしい気持ちにしてくれる街です。

長屋などの“昔”の良さ大切にし、今に活かしている「喫茶 居桂詩(こけし)」では、店内にいる沢山の“こけし”が更にノスタルジックな雰囲気を演出してくれます。
小さい頃など、こけしが苦手だった人も多かったと思いますが、今見ると、どこかほっとしてしまいますよ。

「喫茶 居桂詩/こけし」(千歳船橋)

「喫茶 居桂詩/こけし」(千歳船橋)

「どこか懐かしい空間でほっこりと気持ちになりたい。」
そんな時は、是非「喫茶 居桂詩(こけし)」を訪れてみてください。

日本全国の古民家カフェ大集合!(続編③)

全国の“古民家カフェ”をまとめて公開!

リノベーションによって生まれ変わったカフェ、ショップやオフィスを紹介するシリーズ【リノベ◯◯まとめ】vol.10です。

前回は、“世界の倉庫&工場リノベーションオフィス”をまとめてご紹介しました。

どのオフィスも創造力が発揮できそうな素敵な空間ばかりでした。
「Airbnb」や「Pinterest」などのサービスは、日本でもユーザーの多いサービスになってきているので、「こんなオフィスなんだなー」と親近感がわく方も多かったと思います。
※まだご覧になられていない方は、こちらからどうぞ。

さて、今回は再び“古民家カフェ全国編③”です。
過去2回に渡って全国の古民家カフェを沢山ご紹介してきましたが、まだまだ日本には素敵な古民家カフェがあります。

旅先で、その土地ならではの古民家カフェを見つけてみるのも楽しいですよ。是非、そんな時のご参考にもどうぞ。

①蔵久

日本全国の古民家カフェ大集合!(続編③)
ikigoto-tumblrより
住所:長野県安曇野市豊科高家飯田604
アクセス:中萱駅から車で5分
営業時間:10:00~17:00
定休日:無
TEL:0263-73-0170
蔵久の詳しい情報はこちら(食べログ)

②Book&Cafe ひふみよ

日本全国の古民家カフェ大集合!(続編③)
ikigoto-tumblrより
住所:長野県長野市三輪7丁目3-5
アクセス:善光寺下駅から徒歩3分
営業時間:10:00~18:00
定休日:日曜、第2・第4月曜
TEL:026-405-9710
Book&Cafeひふみよの詳しい情報はこちら(食べログ)

③ガーデンビオン風楽

日本全国の古民家カフェ大集合!(続編③)
ikigoto-tumblrより
住所:千葉県成田市大室750
アクセス:公津の杜駅から車で5分
営業時間:10:00~22:00
定休日:無
TEL:0476-23-0422
ガーデンビオン風楽の詳しい情報はこちら(食べログ)

④ぎゃらりーかふぇ心古

日本全国の古民家カフェ大集合!(続編③)
ikigoto-tumblrより
住所:福岡県朝倉市杷木池田46
定休日:月、火、水
TEL:0946-62-2290
ぎゃらりーかふぇ心古の詳しい情報は詳しい情報はこちら(HP)

⑤Twin Soul 土居邸

日本全国の古民家カフェ大集合!(続編③)
ikigoto-tumblrより
住所:高知県吾川郡いの町3806
営業時間:10:00〜19:00
定休日:水曜
TEL:088-892-0254
Twin Soul 土居邸の詳しい情報はこちら(HP)

⑥浜比嘉島 てぃーらぶい

日本全国の古民家カフェ大集合!(続編③)
ikigoto-tumblrより
住所:沖縄県うるま市勝連浜56
営業時間:11:00~16:00
定休日:火曜
TEL:098-977-7688
浜比嘉島てぃーらぶいの詳しい情報はこちら(食べログ)

⑦Cafe がらまんじゃく

日本全国の古民家カフェ大集合!(続編③)
ikigoto-tumblrより
住所沖縄県国頭郡金武町字金武10507-4
営業時間:11:30~売れ切り次第
定休日:火曜、水曜
TEL:098-968-8846
Cafe がらまんじゃくの詳しい情報はこちら(食べログ)

⑧浮島ガーデン

日本全国の古民家カフェ大集合!(続編③)
ikigoto-tumblrより
住所:沖縄県那覇市松尾2-12-3
アクセス:美栄橋駅から徒歩9分
営業時間:11:30~15:30、18:00〜23:00
定休日:無
TEL:098-943-2100
浮島ガーデンの詳しい情報はこちら(食べログ)

⑨喜色/kiiro

日本全国の古民家カフェ大集合!(続編③)
ikigoto-tumblrより
住所:沖縄県名護市饒平名19
営業時間:11:00~19:00
定休日:月曜
TEL:0980-52-8126
喜色の詳しい情報はこちら(食べログ)

⑩欒/まどい

日本全国の古民家カフェ大集合!(続編③)
ikigoto-tumblrより
住所:佐賀県佐賀市東佐賀町14-30
アクセス:佐賀駅から車で5分
営業時間:11:00~19:00
定休日:月曜
TEL:0952-28-0752
欒の詳しい情報はこちら(食べログ)

⑪ギャラリーカフェ E・COCOSHI

日本全国の古民家カフェ大集合!(続編③)
ikigoto-tumblrより
住所:香川県仲多度郡多度津町西浜5-4
アクセス:多度津駅から徒歩13分
営業時間:10:00~17:00
定休日:月曜、火曜
TEL:0877-85-6038
E・COCOSHIの詳しい情報はこちら(食べログ)

⑫古材の森

日本全国の古民家カフェ大集合!(続編③)
ikigoto-tumblrより
住所:福岡県糸島市前原中央3-18-15
アクセス:筑前前原駅から7分
営業時間:11:00~17:00
定休日:水曜
TEL:092-321-4717
古材の森の詳しい情報はこちら(食べログ)

⑬HOME FOOD CAFE CAZI

日本全国の古民家カフェ大集合!(続編③)
ikigoto-tumblrより
住所:大阪府箕面市如意谷1-11-21
アクセス:箕面駅 徒歩約16分
営業時間:11:00~14:00、18:00~24:00
定休日:日曜、第1・3月曜
TEL:072-721-3321
HOME FOOD CAFE CAZIの詳しい情報はこちら(食べログ)

次回も古民家カフェ全国編(続編④)

全国にはまだまだ素敵な古民家カフェが沢山ありますね。
古民家は、日本独自の文化が活かされた空間です。そんな空間がカフェとして活かされていることは、とても素敵なことですよね。

全国の古民家カフェは、今回でも紹介しきれないほどまだまだあるので、次回も「古民家カフェ全国編④」として、引き続き全国の古民家カフェをご紹介していきます。

↓過去の【リノベーションシリーズ】
こちらも併せてご覧ください。
vol.1 古民家カフェ編(東京編)
vol.2 倉庫カフェ編(国内編)
vol.3 倉庫カフェ編(海外編)
vol.4 古民家カフェ編(全国編①)
vol.5 古民家カフェ編(全国編②)
vol.6 世界の工場カフェ編
vol.7 日本のおもしろリノベカフェ
vol.8 日本のおもしろリノベカフェ
vol.9 世界の倉庫&工場リノベーションオフィス

期間限定の古民家カフェ!川崎民家園「古民家café 陣屋荘(じんやそう)」(向ヶ丘遊園)

日本古来の民家園の中で味あう、“期間限定”の古民家カフェ

専修大学や明治大学のキャンパスがあることから、駅前は多くの学生で賑わう、「向ケ丘遊園」。

学生を中心に活気あふれる駅前を抜けて、まっすぐ国道沿いを歩くこと10分ちょっと。
すると、日本の代表的な民家が移築、展示されている「日本民家園」が見えてきます。

vol.22_01「café陣屋荘」(向ヶ丘遊園)

「café陣屋荘」(向ヶ丘遊園)

この日本民家園の中に、毎年春と秋に、期間限定でオープンしている古民家カフェ「Café陣屋荘」があります。

この「Café陣屋荘」がある古民家は、約100年前に22年の歳月をかけて建築されたそう。当時の高度な木造建築技術が詰まった歴史的な建造物です。
そして平成2年に、この日本民家園に移築されてきました。

「café陣屋荘」(向ヶ丘遊園)

陣屋荘という名前の由来は、この古民家が昭和24年から実際に「料亭 陣屋荘」として、営業していたことからだそうです。

「café陣屋荘」(向ヶ丘遊園)

外観は、最近ではなかなか目にすることが少なってきた“日本古来の民家”といった感じ。日本人でも、改めて「和」の文化を感じることが出来る建物です。

“Japanese culture”と聞いて、ぱっと想像するような建物

玄関で靴を脱いで上がると、最初に「おかって」という文字が飛び込んできて、なじみのない言葉に首をかしげてしまいました。

すると、その様子を見て「昔は“台所”という意味で、普通に使われていたのだけれど、今は…都会では、なおさら、なかなか聞かない言葉よね。」と係りの方が苦笑交じりに、説明して下さいました。

「café陣屋荘」(向ヶ丘遊園)

そして、この民家について説明していただきながら中へ進むと、あまりにも美味しそうなカフェのメニュー看板のところで、思わず足がぴたり。

「café陣屋荘」(向ヶ丘遊園)

そこで注文を先にしてから部屋に進むと、当時を感じられるガラス越しから差し込む優しい光が、店内をほどよく明るく照らしてくれていました。

襖のある畳張りの部屋は、風の通りが良く、ほほや額をなでる風が、とても心地いいです。
また、太陽の光を受けて、きらきらと輝く廊下も、安らぎと懐かしさを感じさせてくれますね。

「café陣屋荘」(向ヶ丘遊園)

「café陣屋荘」(向ヶ丘遊園)

メニューは、珈琲や紅茶といった飲み物や、お菓子としてケーキやフルーツゼリーがあります。
また、きれいな薔薇の練切りもあり、こちら数に限りがあるようなので、気になる方はぜひ早めに行ってみて下さい。

「café陣屋荘」(向ヶ丘遊園)

思わずウトウト…心が安らぐ懐かしい空間

日本民家園は、様々な民家についての展示があり、古き良き日本の文化に触れることが出来る希少な場所です。

「古民家café 陣屋荘」は、民家園内を見る前に“一息いれる”、または園内を回り終わった後の“一休みとして”、も利用しやすいですよ。

「café陣屋荘」(向ヶ丘遊園)

田舎のおばあちゃんの家に帰った時、縁側で涼んでいたら、気持よくて眠くなってきた…そんな経験がある人も多くいるでしょう。

カフェなのに、ずっと昔から知っていたような、まるで自分の家だったようなそんな感覚の場所で、疑似帰省体験をしてはいかがですか。

「café陣屋荘」(向ヶ丘遊園)

ライフスタイル×古民家カフェ「りげんどう/Re:gendo」(西荻窪)

グルメな街に潜む、築80年の古民家カフェ

東京23区の最西端に位置し、気取らず美味しい飲食店も多いグルメな街、“西荻窪”。
駅前はチェーンの飲食店が目につきますが、路地を少し入れば、美味しいもの好きな人達も唸る名店があちこちに点在しています。

そんな西荻窪の美味しいお店が潜む路地裏の一つに、いつも多くのお客さんで賑わっている築80年の古民家がリノベーションされたカフェ&レストランがあります。

そのお店の名前は「りげんどう/Re:gendo」。

【リノベ・古民家カフェvol.19】 「りげんどう/Re:gendo」(西荻窪)

ここ「りげんどう/Re:gendo」は、婦人服や生活雑貨などのライフスタイルを発信する群言堂が、“衣食住を新たに提案する場”として、2011年9月にオープンしました。

懐かしくも新しい。心地よい空間

店内は、テーブル席が中心で30席ほど。
築80年の懐かしさもしっかりと残しつつも、細かい部分まで美しくリノベーションされています。
机や椅子、照明などのインテリアも絶妙にマッチし、なんとも心地よい空間。
機敏に調理される様子が見えるオープンキッチンからは、美味しそうな香りが広がってきます。

【リノベ・古民家カフェvol.19】 「りげんどう/Re:gendo」(西荻窪)

「りげんどう/Re:gendo」(西荻窪)

ランチは11時オープンですが、さすがの人気店。
女性のお客さん中心にすぐに満席になってしまうので、行かれる際は、予約される方がよさそうです。

「りげんどう/Re:gendo」(西荻窪)

ランチメニューは、和定食が中心。「一汁一穀三菜膳」と「野菜寿司膳」が特に人気あるようです。お値段は1500円前後と、ランチとしては少し値が張りますが、とても丁寧に作りこまれた手の込んだ内容なので、満足感も高く、常にお客さんが途絶えないのも納得です。

「りげんどう/Re:gendo」(西荻窪)

また、カフェ以外にも一階の入り口付近には雑貨と洋服、2階にもウィメンズの洋服が展示、販売されています。

「りげんどう/Re:gendo」(西荻窪)

食だけなく、「暮らし」全般の提案

ここ「りげんどう/Re:gendo」を運営する群言堂は、約20年間にも渡って、世界遺産の石見銀山(島根県)を拠点に、「田舎暮らしの中で見つけた文化、美しさ」を発信されてきたそうです。

そして昭和初期の文化住宅を再生させて、改めて「日本の暮らしの文化、美しさ」を再発信し、次世代に伝えていく場所として「りげんどう/Re:gendo」を創られました。

「りげんどう/Re:gendo」(西荻窪)

その想いの通り、「りげんどう/Re:gendo」では、単に美味しいご飯だけでなく、器などの食器、机や椅子などのインテリアをはじめとして、空間全体を通して「暮らしの提案」をしっかりと感じることができます。

「りげんどう/Re:gendo」(西荻窪)

「りげんどう/Re:gendo」(西荻窪)

古民家空間が活かされ、 “日本らしい暮らしの良さ”を改めて実感することができる「りげんどう/Re:gendo」。古民家再生のお手本のような存在ではないでしょうか。

北欧好きが集まる古民家カフェ「フグレン/FUGLEN TOKYO」(代々木公園)

コーヒー好きを呼びこむ“ノルウェーのカフェ”

渋谷区富ケ谷。
そこは渋谷駅から歩いて15分ほどにある、美味しいレストランやパン屋、小さくともエッジの効いたカフェやショップが点在している近年注目のエリアです。

平日は近隣のオフィスワーカーやクリエイターが多いですが、休日は、点在するカフェやショップ目当てに様々な人々が訪れています。

この地に、コーヒー好きな人達、北欧好きな人達でいつも賑わっているカフェ「FUGLEN/フグレン」があります。

【リノベ・古民家カフェvol.16】 「FUGLEN TOKYO/フグレン」(代々木公園)

【リノベ・古民家カフェvol.16】 「FUGLEN TOKYO/フグレン」(代々木公園)

「FUGLEN/フグレン」は、ノルウェーで最も人気のあるカフェのひとつ。エスプレッソバー、カクテルバー、ヴィンテージデザインの3つの要素が掛け合わさった空間が特徴的です。

その東京店が、富ヶ谷の民家をリノベーションし、2012年5月にオープンしました。

北欧を感じる空間と美味しいコーヒー

店内は北欧家具で構成されており、「FUGLEN/フグレン」の世界観をしっかりと肌で感じることができます。席は、ソファ席が5席、テーブル席が4席、カウンター席が12席ほど。

実は、店内は北欧家具のショールームも兼ねており、これらの家具類は購入も可能だそうです。カフェとしては面白いスタイルです。実際に長い時間座ってみたり、使ってみて、気にいれば購入できるというのはいいですね。

【リノベ・古民家カフェvol.16】 「FUGLEN TOKYO/フグレン」(代々木公園)

【リノベ・古民家カフェvol.16】 「FUGLEN TOKYO/フグレン」(代々木公園)

また、外には建物を囲うようにベンチが設置されているので、天気がいい日は外のベンチで一息つくのも気持ちがいいですよ。

【リノベ・古民家カフェvol.16】 「FUGLEN TOKYO/フグレン」(代々木公園)

メニューは、フレンチプレスで淹れるコーヒーを筆頭に、ラテやエスプレッソなどのコーヒー類と、オーガニックコーラやレモネードなどのソフトドリンクも揃っています。
果実のような香り広がる浅煎りのコーヒーは、スッキリとしており、何杯も飲みたくなってしまいます。

【リノベ・古民家カフェvol.16】 「FUGLEN TOKYO/フグレン」(代々木公園)

フードメニューは少なめですが、自由が丘のベーカリーショップ「JIYUGAOKA BAKESHOP(自由が丘ベイクショップ)」の美味しいパンを頂けるのは嬉しいです。

【リノベ・古民家カフェvol.16】 「FUGLEN TOKYO/フグレン」(代々木公園)

また、水~日曜の19時以降は、バータイムとしての営業もされているので、ノルウェーのビール「エールビール」などのアルコールメニューを楽しめるのも魅力的なポイントですね。

人気の秘訣は、イベント開催とカフェスペースの監修やサポート

「FUGLEN」がいつも多くのお客さんで賑わっている一つに、店内でのイベント開催が大きいと感じます。頻繁にコーヒーのカッピングイベントが行われ、毎回多くの方々が参加されています。そこで「FUGLEN」のファンになる方も多いでしょう。

そしてもう一つが、カフェスペースの監修やサポートです。
現代アーティスト村上隆による中野ブロードウェイの「Bar Zingaro」や、ユナイテッドアローズ本店併設の「UA BAR」、レクサスがライフスタイルを提案するカフェ「INTERSECT BY LEXUS」などと、その他多くのポップショップなどのコーヒーに関する様々な事を、手がけられています。

それらのスペースで「FUGLEN」を知り、実際に代々木公園の店舗に行く方も多いのではないでしょうか。

【リノベ・古民家カフェvol.16】 「FUGLEN TOKYO/フグレン」(代々木公園)

【リノベ・古民家カフェvol.16】 「FUGLEN TOKYO/フグレン」(代々木公園)

ノルウェーから上陸して4年目を迎える「FUGLEN」。
浅煎りの香り豊かなコーヒーと、リノベーションされた心地よい空間と、様々なコーヒーイベントを軸に、益々多くの人達を惹きつきそうです!

古民家リノベーションカフェ 「モワカフェ/mois cafe」(下北沢)

若者の街、下北沢にある閑静な裏通り

可愛らしい雑貨屋さん、古着屋さん、そして大小多くの有名な劇場が立ち並ぶ街。
若者の人気スポットとして、また劇団の街として有名な”下北沢”は、今日も賑わっています。

下北沢駅の南口を出て、多くの人で賑う商店街の小道を入ると、先ほどの賑やかさが嘘のように、静かな住宅街が広がっているのをご存知でしょうか。
そんな閑静な住宅街に、普通の民家として風景に溶け込み、息をしているリノベーションカフェ「mois CAFÉ (モワカフェ)」があります。

【リノベ・古民家カフェvol.15】 「mois CAFÉ/モワカフェ」(下北沢)

もともとは解体される予定だった築40年の民家が、2004年の4月末から約20日間かけてリノベーションされ、カフェとして生まれ変わりました。

「mois CAFE」は、民家をリノベーションしたカフェなどを中心に、事業展開されている“リノベーションプランニング”さんが運営しています。

外観は、以前の住人の表札などもそのままにしてあるので、大きな黒板がなければ通り過ぎて行ってしまいそう。
丁寧にお手入れされた木々や花々が陽光を受けて、入り口を華々しく彩ってくれています。

【リノベ・古民家カフェvol.15】 「mois CAFÉ/モワカフェ」(下北沢)

ブロック塀を抜けて中に入ってみると、右側にテラス席、扉の横には小さな黒板が置いてあります。
天気の良い日は、自然に目を向けながら、食事が出来るのもいいですね。

家に帰って来たときのような、落ち着きを感じる空間

店内に入ると、民家の時のままの玄関があり「ここで靴を脱ぐのかな?」としばし考え込んでいると「そのままで大丈夫ですよ。」とにっこり微笑む店員さん。1階は喫煙フロア、2階は禁煙フロアとなっているので、煙草の匂いが苦手な方も安心です。

【リノベ・古民家カフェvol.15】 「mois CAFÉ/モワカフェ」(下北沢)

【リノベ・古民家カフェvol.15】 「mois CAFÉ/モワカフェ」(下北沢)

細い階段を上がると、アンティーク調の椅子と机がお出迎えしてくれました。
インテリアは木製の家具を中心に、シックに統一されており、テーブルの上には白い小さな花が飾られています。
また、裸電球がオレンジ色の光を放ち、落ち着いた雰囲気を演出してくれています。

【リノベ・古民家カフェvol.15】 「mois CAFÉ/モワカフェ」(下北沢)

【リノベ・古民家カフェvol.15】 「mois CAFÉ/モワカフェ」(下北沢)

ランチメニューは、カレーやデミグラス煮などと、玄米やパケットか選べ、サラダとスープ、紅茶もついてきます。
また、女性には嬉しいケーキセットもあり、食後のデザートも楽しめそうですね。
ドリンクは自家製ジュース、スムージーをはじめとした、たくさんのメニューがあり、生ビールやビオワインなどのアルコール類も用意されています。

【リノベ・古民家カフェvol.15】 「mois CAFÉ/モワカフェ」(下北沢)

静かな通りにある、静かな時間

“下北沢”というと、みなさんはどんなところを思い浮かべますか?
冒頭のように、若者の街、賑やかな街が、思い浮かぶ方が多いように思います。
実際に、商店街などは多くの人で賑わっており、活気が満ちています。

しかし、”活気あふれる場所”だけが下北沢ではないのです。

【リノベ・古民家カフェvol.15】 「mois CAFÉ/モワカフェ」(下北沢)

静かな裏通りまで含めて下北沢であり、そんな閑静な通りにもたくさんの良い場所、良いお店が沢山あります。

人混みの中を歩くことに疲れたら、ふらっと静かな裏通りを、散歩してみませんか。
喧騒から離れた場所、「mois CAFE」が、きっと癒してくれますよ。

ほっと一息出来る古民家カフェ「紅/もみ」 (日本橋小伝馬町)【休業】

2015年5月から休業されました。

路地奥から広がる、“築60年”の心落ち着く懐かしい空間

江戸風情の残る街、日本橋人形町。
日本最大の現金問屋の街、日本橋馬喰町。

その2つの街の中間に位置し、近年はCETエリアの一角として賑わい、アートギャラリーやショップ、カフェなどが立ち並ぶ街、日本橋小伝馬町。

この街に、築60年に及ぶ古民家がリノベーションされた都会とは思えない空間が広がるカフェがあります。その名は「紅(もみ)」。

【リノベ・古民家カフェ vol.12】 「紅/もみ」 (日本橋小伝馬町)

お店の場所は大通り(江戸通り)から、一本脇道に入ったところ。
道路に面している建物の外観自体はいわゆる古民家風ではなく、正面口では雑貨などの販売をしており、カフェへの入り口はありません。
一見、「どこが古民家カフェ?」と思ってしまいそうな外観です。

しかし、店の横にある細い路地を奥へ進むと、昭和の雰囲気が漂う古民家の佇まい。
入り口の扉をガラガラとあけ、靴を脱ぎ畳の部屋にあがると、とても懐かしく、心落ち着く空間が広がっています。

【リノベ・古民家カフェ vol.12】 「紅/もみ」 (日本橋小伝馬町)

【リノベ・古民家カフェ vol.12】 「紅/もみ」 (日本橋小伝馬町)

【リノベ・古民家カフェ vol.12】 「紅/もみ」 (日本橋小伝馬町)

中庭を眺めながら、美味しい茶でほっと一息

店内は、8畳ほどの畳部屋には1人~2人用のテーブルが6つ程、3~4人用のテーブルが3つ程、 開け放された隣の部屋はソファー席が2つと席数自体は多くないですが、どの席もそれぞれ特徴があってユニークです。
畳の間には襖や掛け軸などもあり、正に“古民家を堪能できる空間”となっています。

【リノベ・古民家カフェ vol.12】 「紅/もみ」 (日本橋小伝馬町)

【リノベ・古民家カフェ vol.12】 「紅/もみ」 (日本橋小伝馬町)

また、大きく開かれた窓からは、都会にいるのを忘れてしまうような中庭の景色が広がっていて、つい長居したくなってしまいそう。
そんな中庭を眺めながらゆったりと読書などしている人もいます。とても贅沢な時間ですね。

【リノベ・古民家カフェ vol.12】 「紅/もみ」 (日本橋小伝馬町)

メニューは、台湾茶を中心にコーヒー、ハーブティー、チャイ、自家製ジンジャーエールなど、20種類ほど。

ランチタイム(11:30~14:00)もあるので、フードメニューも充実しています。もちろん、ケーキなどの甘味もあるので、お昼過ぎのひと息つきたい時などにもいいですね。

【リノベ・古民家カフェ vol.12】 「紅/もみ」 (日本橋小伝馬町)

ますます求められていく都会のオアシス的カフェ

「紅」がある日本橋小伝馬町、馬喰町エリアは、古くから衣料品問屋街として栄え、現在は様々な企業がオフィスを構え、昼夜多くの人で活気立つビジネス街でもあります。

そんな慌ただしさのある都心の一角で、喧騒を忘れさせてくれる古民家カフェ「紅」は、日本橋界隈で働く人達の“オアシス”的存在して愛されています。

ビルが立ち並ぶ都心部では、心落ち着く古民家カフェのような空間のニーズはますます高まっていきそうです。

【リノベ・古民家カフェ vol.12】 「紅/もみ」 (日本橋小伝馬町)

【リノベ・古民家カフェ vol.12】 「紅/もみ」 (日本橋小伝馬町)

実はこの「紅」、茅場町に3店舗も姉妹店が有ります。
「鳥徳」、「URA徳」、「TALO」。
この3店舗はどのお店もカフェではなく、焼き鳥屋、ビールバーといったスタイル。ただ、「紅」同様に温かみのある空間のお店です。
また違った使い方、楽しみができますね。

日本全国の古民家カフェ大集合!(後編)

全国の“古民家カフェ”をまとめて公開!

リノベーションによって生まれ変わったカフェ、ショップやオフィスを紹介するシリーズ【リノベ◯◯まとめ】vol.5です。

今回も、前回に引き続き“古民家をリノベーションしたカフェ”の、全国編②(後編)です!
全国にはまだまだ素敵な古民家カフェが数多くありますね!

※前回の古民家をリノベーションしたカフェ”の、全国編①(前編)はこちらから

①独鈷(どっこ)

日本全国の古民家カフェ大集合!(後編)
ikigoto-tumblrより
住所:静岡県伊豆市修善寺970
アクセス:修善寺駅から車で5分
営業時間:9:30~17:00
定休日:木曜
TEL:0558-72-6112
独鈷の詳しい情報はこちら(食べログ)

②Cafe asile(カフェ・アジール)

日本全国の古民家カフェ大集合!(後編)
ikigoto-tumblrより
住所:香川県高松市仏生山町甲2507
アクセス:高松中央I.C.下車して車で10分
営業時間:8:30~18:00
定休日:日曜
TEL:087-889-1531
Cafe asileの詳しい情報はこちら(食べログ)

③土佐水木(TOSAMIZUKI)

日本全国の古民家カフェ大集合!(後編)
ikigoto-tumblrより
住所:高知県高知市槇山町10-24
アクセス:朝倉駅前駅から徒歩20分
営業時間:9:00~21:30
定休日:不定休
TEL:088-844-5580
土佐水木の詳しい情報はこちら(食べログ)

④Metro Cafe

日本全国の古民家カフェ大集合!(後編)
ikigoto-tumblrより
住所:熊本県山鹿市山鹿1392
営業時間:11:00~22:00
定休日:火曜、第3月曜
TEL:0968-43-0874
Metro Cafeの詳しい情報はこちら(食べログ)

⑤engawa cafe & space

日本全国の古民家カフェ大集合!(後編)
ikigoto-tumblrより
住所:神奈川県三浦郡葉山町一色1664-1
アクセス:神奈川県立近代美術館葉山館バス停より徒歩1分
営業時間:11:30~14:00、18:00〜21:00
定休日:無
TEL:046-827-7188
engawa cafe & spaceの詳しい情報はこちら(食べログ

⑥カフェありか

日本全国の古民家カフェ大集合!(後編)
ikigoto-tumblrより
【閉店】
住所:京都府京都市中京区壬生東大竹町21-4

⑦DAYS386

日本全国の古民家カフェ大集合!(後編)
ikigoto-tumblrより
住所:神奈川県三浦郡葉山町堀内 377
アクセス:逗子駅よりバスで10分
営業時間:11:00~22:00
定休日:木曜
TEL:046-876-5750
DAYS386の詳しい情報はこちら(食べログ)

⑧kamakura 24 sekki

日本全国の古民家カフェ大集合!(後編)
ikigoto-tumblrより
住所:神奈川県鎌倉市常盤923-8
アクセス:鎌倉駅より徒歩19分
営業時間:11:00~17:0
定休日:月曜、火曜、水曜
TEL:0467-81-5004
kamakura 24 sekkiの詳しい情報はこちら(食べログ)

⑨うめや

日本全国の古民家カフェ大集合!(後編)
ikigoto-tumblrより
住所:福岡県福岡市室見2-2-11
アクセス:室見駅より徒歩8分
営業時間:11:00~15:00
定休日:不定休
TEL:092-982-0248
うめやの詳しい情報はこちら(食べログ)

⑩ao café

日本全国の古民家カフェ大集合!(後編)
ikigoto-tumblrより
住所:福岡県八女市 本町44-2
営業時間:11:00~18:00
定休日:火曜
TEL:0943-24-9700
ao caféの詳しい情報はこちら(食べログ)

⑪ハコニワ

日本全国の古民家カフェ大集合!(後編)
ikigoto-tumblrより
住所:沖縄県国頭郡本部町字伊豆味2566
営業時間:11:30~17:30
定休日:水曜、木曜
TEL:0980-47-6717
ハコニワの詳しい情報はこちら(食べログ)

⑫どんぐりの木

日本全国の古民家カフェ大集合!(後編)
ikigoto-tumblrより
住所:石川県金沢市武蔵町16-19
アクセス:北鉄金沢駅から徒歩10分
営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜
TEL:076-255-1678
どんぐりの木の詳しい情報はこちら(食べログ)

⑬TUBO CAFE

日本全国の古民家カフェ大集合!(後編)
ikigoto-tumblrより
住所:石川県金沢市竪町101
アクセス:金劇パシオン前バス停から徒歩9分
営業時間:12:00~16:00、18:00~24:00
定休日:水曜
TEL:076-263-3323
TUBO CAFEの詳しい情報はこちら(食べログ)

⑭フルオブビーンズ

日本全国の古民家カフェ大集合!(後編)
ikigoto-tumblrより
住所:石川県金沢市里見町41-1
アクセス:香林坊バス停より徒歩5分
営業時間:11:30-15:30、17:30-22:00
定休日:水曜
TEL:076-222-3315
フルオブビーンズの詳しい情報はこちら(食べログ)

次回は“工場カフェ”!

全国には、もっと大きいスケールや、雰囲気のある古民家カフェがまだまだありそう。旅先では、その土地ならではの古民家カフェを見つけてみるのも楽しそうですね。

さて、次回は“工場をリノベーションしたカフェ”です。
工場リノベカフェは倉庫リノベカフェに近い雰囲気もありますが、もっとスケールが大きいカフェが多くなります。圧巻の“工場リノベカフェ”をお楽しみに!

長屋の古民家をリノベーションカフェに!「テネメント/TENEMENT」(恵比寿/広尾)

恵比寿と広尾の真ん中にある築100年のカフェ

渋谷区と港区の狭間に位置する恵比寿、広尾。
きれいな街並みに、有名料理店やショップが点在し、「住んでみたい街」調査では必ずトップクラスにランクインされる都内でも屈指の人気エリアです。

そんな恵比寿、広尾エリアに、以外にも京都の町家を彷彿させる長屋の古民家を改装したカフェが佇んでいます。

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

そのカフェの名は「TENEMENT」
築100年を超える長屋の古民家をリノベーションし、2002年にオープン。

“Tenement”とは直訳すると「庶民的な長屋」という意味です。
『日常の憩いの場、生活の一部』という思いが込められているそうです。

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

さすが築100年の古民家。独特の情緒と趣があります。
瓦屋根(かわらやね)の入口を入ると、 木の温もりを感じる優しい空間が広がります。

オーナーのアーティスティックな世界観が表現された空間

店内は1階と2階の2フロア。
1階は、使い込まれた木の風合いが生かされ、そば屋さんなどの和食屋さんの雰囲気を感じさせます。席数は14席ほどです。

ちょっと遊び心のある階段を上がると、 2階はゆっくり寛げるようなソファ席などがあり、落ち着きのあるラウンジ的な空間となっています。
尚、1階が禁煙席で2階が喫煙席です。

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

“TENEMENT”のオーナーは音楽家の方(猪野秀史氏)だけあって、BGMのセンス抜群。
空間とマッチした心地よい音楽に癒やされます。
また、棚には壁にはレコードなど音楽関連の小物がバランスよく置かれていたり、椅子がピアノ用というのも、このお店ならではユニークなところ。

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

メニューはオーナーの地元宮崎県からの新鮮な食材を中心に、旬の野菜や日向地鶏を使った料理が中心。また、黒豆ベイクドチーズケーキなどのデザートも、手間ひまを惜しまず全て手作りでご提供されているそう。
どれも美味しそうです。

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

夜はビール、ワイン、カクテルをはじめ、お酒の種類も豊富で、26時まで営業されています。お昼とはまた違った楽しみ方が出来るのも魅力ですね。

築100年の空間を味える贅沢

築100年を超えるような古民家は、都心部では非常に少なくなってきています。
どんな技術を使っても、築100年を超える古民家の空間は、新たには作ることができません。そんな空間自体を味わえるという事だけでも、少し贅沢な時の過ごし方なのではないでしょうか。

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

“TENEMENT”の魅力の一つは、この古民家空間の使い方にあると思います。インテリアをはじめ、メニューやスタッフの方など、お店を構成する様々な要素がこの古民家空間を引き立てているのでしょう。

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

恵比寿、広尾エリアは街の景観が美しく、歩いているだけで気持ちが良いので、散歩をしながら点在するショップやカフェを巡るのも面白いですね。

谷根千エリアのシンブル!古民家カフェ「カヤバ珈琲」(根津/日暮里)

多くの人に愛されて蘇った、古民家カフェ

歴史ある建物や街並みが残る、谷中、根津、千駄木。
都心部に近いながらも下町情緒に溢れるこの“やねせんエリア”(谷中、根津、千駄木)は、地元民には勿論、多くの観光客に愛されています。

この“やねせんエリア”のシンボル的なカフェ、「カヤバ珈琲」。
築90年を超える本格的な古民家をリノベーションした、都内でも最も有名な“古民家カフェ”の一つではないでしょうか。

【リノベ・古民家カフェ vol.7】 「カヤバ珈琲」(根津/日暮里)
築90年を超える古民家

【リノベ・古民家カフェ vol.7】 「カヤバ珈琲」(根津/日暮里)
お店近くの街並み。いい素敵な建物が沢山残っています

カヤバ珈琲は、昭和13年(1938年)に開業した老舗の喫茶店です。
2006年に店主だった女性が亡くなられたことで、多くの人に惜しまれながらも一度お店を閉じてしまいます。

しかし、閉店から3年後の2009年、地元のNPO法人たいとう歴史都市研究会と現代美術ギャラリーSCAI THE BATHHOUSEが協力して建物を借受けて運営することで、カヤバ珈琲は復活再生しました。

築90年の面影が残る店内と、心落ち着く喫茶メニュー

建物の外観はさほど手を付けていません。
外周や店内の花はプランツアーティストの木咲 豊氏、内装デザインは「永山祐子建築設計」の永山 祐子氏が担当されました。

大正町家の柱梁や外観、昭和喫茶の思い出ある看板、椅子、カウンターなどを再利用し、建物の雰囲気と店内の面影を残しつつも、見事なまでに、現代にフィットした空間になっています。

【リノベ・古民家カフェ vol.7】 「カヤバ珈琲」(根津/日暮里)
古天井に妙にマッチしたモダンな照明

フロアは1階と2階。
1階は、テーブル席で壁やカウンターなどの細部にモダンな要素が取り入れた空間。2階は1階とは大きく変わって、畳にちゃぶ台、と“これぞ古民家”といった空間。足を伸ばして座るとついつい長居したくなってしまいます。

【リノベ・古民家カフェ vol.7】 「カヤバ珈琲」(根津/日暮里)
畳の温もりが、心をほぐしてくれます

【リノベ・古民家カフェ vol.7】 「カヤバ珈琲」(根津/日暮里)
2階へのアプローチは、この急な階段で!

【リノベ・古民家カフェ vol.7】 「カヤバ珈琲」(根津/日暮里)
カヤバ珈琲の名物「ルシアン(ココアとコーヒーのブレンド)」

8時から始まるデイテイムメニューのドリンクは、コーヒー、ココアに始まり、ミルクセーキ、メロンフロートなど。フードはたまごサンド、ハムサンドやバタートーストなど所謂、昔ながらの喫茶店の名残があるメニューとなっています。

18時~23時のディナータイムのドリンクは、ワイン、ビール、オリジナルカクテルなどのアルコールメニューと、コーヒーなどのカフェメニュー。フードはポテトや唐揚げ、アヒージョなどのおつまみから、しっかりお腹にたまるサンドウィッチや丼モノまでと豊富なメニューが用意されています。

この他にもランチタイムにはランチメニューもしっかりと用意されています。
これだけ営業時間が長く、メニューも豊富ですと、様々な使い分けができますね。

店の再生によって進化する、下町のコミュニティ

生まれ変わったカヤバ珈琲は連日連夜、多くのお客さんで賑わっています。
朝は8時から、夜は23時までと営業時間の長さと、それに合わせた営業スタイルが大きな魅力。

午前中は朝食を食べにくるお客さん、出勤前にコーヒーを飲みにくるお客さん、
日中はランチを食べにくるお客さん、友人や家族とお茶を楽しむお客さん、
夜は仕事終わりの一杯にくるお客さん、恋人とのデートにくるお客さん。

【リノベ・古民家カフェ vol.7】 「カヤバ珈琲」(根津/日暮里)
メニューのイラスト、いい雰囲気です。

【リノベ・古民家カフェ vol.7】 「カヤバ珈琲」(根津/日暮里)
炎天下でも入店待ちの人気ぶり

地元のお客さんが中心だったカヤバ珈琲は2009年のリノベーションを期に、遠方から訪れるお客さんも増え、様々なコミュニティが生まれています。

歴史あるお店が新たな価値を持って、再生する。
それによって、新たなコミュニティが作られ、更に地域が盛り上がる。
カヤバ珈琲の再生は、様々な地域の再生にも繋がるヒントになるのではないでしょうか。

【リノベ・古民家カフェ vol.7】 「カヤバ珈琲」(根津/日暮里)

古民家をリノベーションした饅頭カフェ「MUGIMARU2/ムギマルツー」(神楽坂)

神楽坂に佇む、マンヂウカフェ

江戸時代から残る横丁や路地、石畳の町並み、花柳界(かりゅうかい)の粋な文化。
そんな風情のある街、神楽坂。

神楽坂は、人通りが多くて賑やかな一方で、江戸時代から残る横丁や路地先には、歴史ある高級料亭やレストラン、個性豊かなカフェやギャラリーがひっそりと点在しています。

今回ご紹介する古民家をリノベーションしたカフェ、「マンヂウカフェ mugimaru2(ムギマル)」は神楽坂から一本小道を入った一見通り過ぎてしまいそうな場所に佇んでいます。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.6】「ムギマル2」(神楽坂)

【リノベ・古民家カフェレポートvol.6】「ムギマル2」(神楽坂)

外観は、そうとう味のある古民家。
店先にはいくつもの鉢植えが無造作に置かれ、二階からは草木やツタが垂れ下がっており、お店の建物自体が“隠れている”ような雰囲気です。
(※店名の「mugimaru2」の「2」のワケは、神楽坂へ引っ越してくる前に根岸で「mugimaru」を営んでいたからだそう。)

妙に落ち着く懐かしい空間と、やさしい味のマンヂウ

店内は外観からの期待通り、カオスです。笑
客席は1階の一部と2階。1階は小さなテーブルが2つ、オーナーの個性が垣間見れる置物、掛けモノなどが所狭し溢れていて、かなり“ぎゅっ”とした空間です。

2階へは、ものすごく急で、ギシギシとすごい音を立てる階段で!

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

2階はテーブル席が4つ。どれも個性的な表情をしています。そのうち、一つは堀炬燵(こたつ)。
緑が茂っている窓からは心地よい光と風が入ってきます。

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

ただ、店内は扇風機はありますが冷房がないので暑がりの方は、夏場は厳しいかもしれません。(筆者の訪問は8月初旬。暑かったです。苦笑)

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

さて、名物のmugimaruのマンヂウは、もっちりとした食感と、フワっと広がる香りが特徴的。

あんこはさっぱりとした程良い甘さ。
ちなみに、筆者のオススメは「よもぎあんチーズ」。よもぎの香りがする生地に、チーズとあんこの甘しょっぱさが絶妙です!

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

マンヂウはどれも一つ150円。
テイクアウトも1つから出来るので、食べ歩きながらの神楽坂散歩もいいですね。

オリジナルの味と空間が、ファン(コミュニティ)をつくる

一人店内でお茶とマンヂウを味わう人、
お店のスタッフと会話を楽しんでいる人、
マンヂウをテイクアウトする人、
友達と一緒にマンヂウをお店の前の椅子で食べている人。

マンヂウカフェ mugimaru2には、通りの裏手ひっそりと佇んでいるにも関わらず、いつも多くのお客さんが訪れています。

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

どのお客さんも通じていることは「ムギマルのマンヂウを食べたい。ムギマルの空間を愉しみたい」ということ。

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

“ムギマルでしか味わえない優しいマンヂウと、ムギマルでしか体験できない心地よい空間”が多くのお客さんを魅了し引き付ける。それが繰り返されることでお店とお客さんの信頼や繋がりは強くなり、そこに新たなコミュニティが生まれる。

いつもお客さんで溢れる人気店の秘訣は、マンヂウカフェ mugimaru2のようなオリジナルの味とオリジナルの空間を持つことではないでしょうか。

コーヒーだけの一本勝負!古民家カフェ「オモテサンドウコーヒー/OMOTESANDO KOFFEE 」(表参道)

表参道の奥地に潜む、新しい形のコーヒーショップ

最先端のファッションやトレンドを発信する街、表参道。
常に、新しいショップやレストランやカフェができ、ビルが建設され、表参道の街は進化し続けています。

そんな表参道に、今までにはないちょっと珍しい経営をされているコーヒーショップがあります。
その名は「OMOTESANDO KOFFEE(オモテサンドウコーヒー)」。

OMOTESANDO KOFFEE/オモテサンドウコーヒー(表参道)
お店は民家の一室の中にあります

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 OMOTESANDO KOFFEE/オモテサンドウコーヒー (表参道)
お店通称“まい線通り”(写真左手前がまい泉本店)

表参道から一本入り、とんかつのまい泉本店がある、通称“まい線通り”(と言われている通り)のすぐ近く。大きな看板もなければ、通り沿いには目印となる建物もないもなく、草木に覆われた民家の一室にOMOTESANDO KOFFEEは佇んでいます。

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 OMOTESANDO KOFFEE/オモテサンドウコーヒー (表参道)
ここが入り口です。知らないと通り過ぎてしまいそうですね

オーナーは、表参道のバール&ベーカリー「パンとエスプレッソと」を手がけた名バリスタの國友栄一さん。“コーヒーの売店”というイメージでお店を作られています。

店名が“COFFEE”ではなく“K”で始まる“KOFFEE”いうのもユニーク。
これは、オーナー國友さんのイニシャルと、KIOSK(キオスク)のKを掛けたのだとか。
「ヨーロッパの街角や公園で新聞とか雑誌を売っている様な雰囲気で美味しい珈琲を飲めたらいいな」という國友さんの想いが込められているそうです。
(※キオスクと聞くとJRのコンビニを想像しがちですが、キオスクとは売店全般のことを指しており、海外でも売店をキオスクと呼んでいます。)

シンプルな内装とメニュー。コーヒーだけの一本勝負!

店舗の外観は表参道には珍しくなってきた築60年の古民家。
内装はその外観を活かしつつも、ものすごいシンプルです。

民家の一室に、可動式のキューブ型の骨組みがあり、そこにコーヒーカウンターがあるのみです。席は、庭に2人掛けベンチが2台あるだけなので基本的にはテイクアウトがメインです。

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 OMOTESANDO KOFFEE/オモテサンドウコーヒー (表参道)
古民家特有のアジを感じます

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 OMOTESANDO KOFFEE/オモテサンドウコーヒー (表参道)
庭には2掛けのベンチがあります

もともとOMOTESANDO KOFFEEは開店の時から、物件の取り壊しを予定していたために“1年間の期間限定”ということでオープンしました。(その後、多くのファンによる継続を熱望する声や物件オーナーの応援もあって現在も同場所で継続中)
そこで、出来あがったのが場所に応じて自在に形を変えることができる柔軟性のあるデザインだったのでしょう。

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 OMOTESANDO KOFFEE/オモテサンドウコーヒー (表参道)

コーヒー以外のメニューは、コーヒーをよりおいしく楽しむために創られたカワイイ3.5cm立方体の「コーヒー菓子」。表面はカリっと香ばしく、中はとろりとしたカスタードクリーム。コーヒーの苦みと酸味を引き立てる、凝縮された甘みです。

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 OMOTESANDO KOFFEE/オモテサンドウコーヒー (表参道)
コーヒーにぴったりの「コーヒー菓子」

都心部こそ、日本資産の再利用を!

最先端のビルや建物が並ぶ表参道にて、古民家の一室で営業するOMOTESANDO KOFFEEは少し特異でありながら、そのスタイルにとても注目を集めています。

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 OMOTESANDO KOFFEE/オモテサンドウコーヒー (表参道)
味わいのある天井

OMOTESANDO KOFFEEは「可動式のキューブ型」という新たなコーヒーショップの形を作り出したのと同時に、古民家という日本の建築資産をうまく活用した大変参考になる例です。
表参道のような東京の中心地には、取り壊してしまうのが勿体ないような味わいのある古民家がまだまだいくつもあります。

【リノベ・古民家カフェ vol.4】 OMOTESANDO KOFFEE/オモテサンドウコーヒー (表参道)

都心部にある使わなくってしまった古民家をOMOTESANDO KOFFEEのように簡易的な形でカフェやショップ、ギャラリーなどとして再活用できれば、コストをさほど掛けずにそこは新たに人を呼び込む集客スポットに出来るでしょう。
そんな場所が生まれることでコニュニティが出来ていき、その地域は盛り上がっていくのではないでしょうか。

都心にいることを忘れる古民家カフェ「DADA CAFÉ」(代々木)【閉店】

2015年3月1日に閉店されました。

新宿の喧騒を忘れる、ゆっくりとした時間が流れるカフェ「DADA CAFÉ」

高層ビル、雑居ビルが立ち並ぶ、代々木駅すぐの裏路地。
昭和15年に建てられた古民家をリノベーションしたカフェ「DADA CAFÉ」は、隠れるようにそこにあります。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.1】「DADA CAFÉ」(代々木)
何とも趣のある店看板

【リノベ・古民家カフェレポートvol.1】「DADA CAFÉ」(代々木)
この路地の奥にひっそりと。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.1】「DADA CAFÉ」(代々木)

オープンは2005年11月。
この家屋、当初(昭和15年)は呉服屋として営んでいたそうです。

そんな歴史ある古民家がリノベーションされて出来たカフェは、都心とは思えない空間が広がっています。

都心にいることを忘れるスローな時間に、癒される

内装は古民家にあわせて、レトロなソファやテーブルが並んでいて、どことなく懐かしい雰囲気。特に天井の感じは“グッ”ときます。田舎のおばあちゃんの家を思い出しますね。
また、えんがわのガラス越しには庭の緑が眺められるのも一軒家ならではの魅力です。

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自然光と庭の緑が心地よい。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.1】「DADA CAFÉ」(代々木)
天井もこれまた素敵。田舎のおばあちゃん家を彷彿させます。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.1】「DADA CAFÉ」(代々木)
メニュー。お店の雰囲気とぴったり。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.1】「DADA CAFÉ」(代々木)
口当たりが優しいコーヒー。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.1】「DADA CAFÉ」(代々木)
店内の随所に見られるかわいいイラストの冊子。

店内は女性のお客さんが多く、1人で読書をされていたり、2~3人でお茶と甘味を召し上がりながら、お話を愉しんでいたり。
お店の雰囲気通り、スタッフの方も物腰柔らかく丁寧ですし、時間の流れがゆったりと感じる静かな空間なので、ゆっくりと寛いだり、何か物事を考えたりするにはぴったりです。

リノベーション×古民家の可能性

古民家をリノベーションしたこの「DADA CAFÉ」ように、何年もの年月を経た建物には、年月の分だけ滲み出てくる独特の魅力があります。

東京(首都圏)には年月を経た様々な建物がある数多く分、リノベーションによって魅力的な空間が日々少しずつ増えていっています。

イキゴトは、そんな魅力的な空間(カフェ・レストランを中心に)ご紹介していきます。