期間限定の古民家カフェ!川崎民家園「古民家café 陣屋荘(じんやそう)」(向ヶ丘遊園)


期間限定の古民家カフェ!川崎民家園「古民家café 陣屋荘(じんやそう)」(向ヶ丘遊園)

日本古来の民家園の中で味あう、“期間限定”の古民家カフェ

専修大学や明治大学のキャンパスがあることから、駅前は多くの学生で賑わう、「向ケ丘遊園」。

学生を中心に活気あふれる駅前を抜けて、まっすぐ国道沿いを歩くこと10分ちょっと。
すると、日本の代表的な民家が移築、展示されている「日本民家園」が見えてきます。

vol.22_01「café陣屋荘」(向ヶ丘遊園)

「café陣屋荘」(向ヶ丘遊園)

この日本民家園の中に、毎年春と秋に、期間限定でオープンしている古民家カフェ「Café陣屋荘」があります。

この「Café陣屋荘」がある古民家は、約100年前に22年の歳月をかけて建築されたそう。当時の高度な木造建築技術が詰まった歴史的な建造物です。
そして平成2年に、この日本民家園に移築されてきました。

「café陣屋荘」(向ヶ丘遊園)

陣屋荘という名前の由来は、この古民家が昭和24年から実際に「料亭 陣屋荘」として、営業していたことからだそうです。

「café陣屋荘」(向ヶ丘遊園)

外観は、最近ではなかなか目にすることが少なってきた“日本古来の民家”といった感じ。日本人でも、改めて「和」の文化を感じることが出来る建物です。

“Japanese culture”と聞いて、ぱっと想像するような建物

玄関で靴を脱いで上がると、最初に「おかって」という文字が飛び込んできて、なじみのない言葉に首をかしげてしまいました。

すると、その様子を見て「昔は“台所”という意味で、普通に使われていたのだけれど、今は…都会では、なおさら、なかなか聞かない言葉よね。」と係りの方が苦笑交じりに、説明して下さいました。

「café陣屋荘」(向ヶ丘遊園)

そして、この民家について説明していただきながら中へ進むと、あまりにも美味しそうなカフェのメニュー看板のところで、思わず足がぴたり。

「café陣屋荘」(向ヶ丘遊園)

そこで注文を先にしてから部屋に進むと、当時を感じられるガラス越しから差し込む優しい光が、店内をほどよく明るく照らしてくれていました。

襖のある畳張りの部屋は、風の通りが良く、ほほや額をなでる風が、とても心地いいです。
また、太陽の光を受けて、きらきらと輝く廊下も、安らぎと懐かしさを感じさせてくれますね。

「café陣屋荘」(向ヶ丘遊園)

「café陣屋荘」(向ヶ丘遊園)

メニューは、珈琲や紅茶といった飲み物や、お菓子としてケーキやフルーツゼリーがあります。
また、きれいな薔薇の練切りもあり、こちら数に限りがあるようなので、気になる方はぜひ早めに行ってみて下さい。

「café陣屋荘」(向ヶ丘遊園)

思わずウトウト…心が安らぐ懐かしい空間

日本民家園は、様々な民家についての展示があり、古き良き日本の文化に触れることが出来る希少な場所です。

「古民家café 陣屋荘」は、民家園内を見る前に“一息いれる”、または園内を回り終わった後の“一休みとして”、も利用しやすいですよ。

「café陣屋荘」(向ヶ丘遊園)

田舎のおばあちゃんの家に帰った時、縁側で涼んでいたら、気持よくて眠くなってきた…そんな経験がある人も多くいるでしょう。

カフェなのに、ずっと昔から知っていたような、まるで自分の家だったようなそんな感覚の場所で、疑似帰省体験をしてはいかがですか。

「café陣屋荘」(向ヶ丘遊園)