土蔵をリノベーション!「シンゴスターリビング/Shingoster LIVING」(つくば)

約300の研究機関が立地している地域であり、日本最大の研究開発拠点「科学の街つくば」として知られる、つくば駅。

つくば駅周辺には、CREO(西武百貨店・イオン)や「BiViつくば」など多くの商業施設が軒を連ね、多くの駅利用客で賑わっています。

【リノベ・古民家カフェvol.76】「Shingoster LIVING/シンゴスターリビング」(つくば)【リノベ・古民家カフェvol.76】「Shingoster LIVING/シンゴスターリビング」(つくば)
つくば駅から少し歩くと、すぐに閑静な住宅街に入りました。
「Shingoster LIVING(シンゴスターリビング)」は、そんな静かなところで、お客様を待っていました。

築50年の土蔵が生き返り、皆に愛され続けた場所

2004年7月に「Shingoster LIVING (シンゴスターリビング)」はオープンし、それから11年という時間が経過しています。
廃墟となっていた、築50年の土蔵をリノベーションしたのが、この場所です。

【リノベ・古民家カフェvol.76】「Shingoster LIVING/シンゴスターリビング」(つくば)
【リノベ・古民家カフェvol.76】「Shingoster LIVING/シンゴスターリビング」(つくば)
1階はアンティークを基調とした雑貨品を扱っているお店で、2階はカフェとなっていました。
しかし、今年から2階のカフェがなくなり、食事棟として2015年7月16日に「Shingoster cox(シンゴスターコックス)」が建てられたのです。
沢山の人に「Shingoster LIVING(シンゴスターリビング)」が、愛され続けた結果ですね。

コンクリートで覆われた店内。不思議な建物、cox

庭に足を踏み入れると、たくさんの植物がお出迎え。
そして、目の前にはお店の入り口が。
土蔵をリノベーションしたことと、たくさんの自然がある庭から、古民家の雰囲気を感じます。

【リノベ・古民家カフェvol.76】「Shingoster LIVING/シンゴスターリビング」(つくば)
その古民家の雰囲気とは対照的に、「Shingoster cox(シンゴスターコックス)」の外観は、コンクリートで覆われています。
これは、建築家・新関謙一郎さんの設計だそうです。
庭の自然の中に、コンクリートの建物が建っているので、存在感があり、圧倒されます。

【リノベ・古民家カフェvol.76】「Shingoster LIVING/シンゴスターリビング」(つくば)
中に入ると、デザートがカウンター越しに置かれていて、席に着く前に、どれを食べるか、迷ってしまいますね。
席は大きな長方形のテーブルが一つと、それを囲うようにイスが置いてあります。
天井は半分ほど吹き抜けのようになっていて、綺麗な空を見ることができます。

【リノベ・古民家カフェvol.76】「Shingoster LIVING/シンゴスターリビング」(つくば)
コンクリートむき出しの壁と、明るいテーブルの色、空からの光が調和して、昔ながらの温かみを感じられる、不思議な空間になっていました。

体に良く、たくさんのおしゃれなメニュー

メニューは、ランチがサラダや、ランチプレート、野菜がたっぷり乗ったトーストがあります。

【リノベ・古民家カフェvol.76】「Shingoster LIVING/シンゴスターリビング」(つくば)
ドリンクは、カフェラテ(500円)、ほうじミルクティーなど、デザートはキャロットケーキ(400円)、マフィンなど、沢山の種類があり、全部ドリンク&デザートを食べたくなって、ついつい毎日通ってしまうかもしれませんね。
また、ブレンド2種・ストレート6種の珈琲豆の挽き売りもしています。

11年という時を得て、新たな一歩を踏み出したカフェ

以前、カフェ自体は「Shingoster LIVING(シンゴスターリビング)」の2階だけでやっていて、屋根裏のようなこじんまりとした落ち着く空間だったそうです。

【リノベ・古民家カフェvol.76】「Shingoster LIVING/シンゴスターリビング」(つくば)
【リノベ・古民家カフェvol.76】「Shingoster LIVING/シンゴスターリビング」(つくば)
しかし、「Shingoster LIVING(シンゴスターリビング)」の良さが皆に伝わり、coxという新しい場所で、たくさんのお客さんと同時に会えるようになりました。
そんな新しい一歩を踏み出したカフェに、あなたも向かってみませんか?

砂糖問屋のレンガ蔵をリノベーション!「喫茶 蔵(きっさくら)」(土浦市)

琵琶湖に次ぐ大きさを誇る、日本で2番目に大きい湖を知っていますか?
それは茨城県の土浦駅東側に隣接している湖「霞ヶ浦」。

【リノベ・古民家カフェ No.69】「喫茶 蔵」(土浦市)

【リノベ・古民家カフェ No.69】「喫茶 蔵」(土浦市)

そんな霞ヶ浦を有する土浦駅近くに、中条通りという昔ながらの街並みが広がり、その近くに今回向かった「喫茶蔵」がありました。

砂糖問屋の裏は昔を引き継ぐ喫茶店

土浦まちかど蔵の「野村」という建物は、江戸時代後期~明治時代初期に建造され、以前は砂糖問屋だった蔵です。そこに「喫茶蔵」があります。

【リノベ・古民家カフェ No.69】「喫茶 蔵」(土浦市)

【リノベ・古民家カフェ No.69】「喫茶 蔵」(土浦市)

明治25年に造られた歴史がとても古いレンガ蔵を改装し、カフェとして生まれ変わりました。

レンガで造られた温かみのある喫茶店

外観も内部もレンガ造りになっていて、一足店内に入っただけでも、温かみを感じます。

【リノベ・古民家カフェ No.69】「喫茶 蔵」(土浦市)

蔵ならではなの、天井の高さと、天井近くにはステンドグラス、アンティーク調の半球体の照明があり、洋風な雰囲気とともに、店内に明るい光を注ぎ込んでいます。

ステンドグラスをよく見ると、筑波山・霞ヶ浦などが描かれ、茨城県民としては嬉しくなってしまいますね。

お財布に優しく、おなかも満足なメニュー

1,000円以下で満足することが可能という、気軽に寄れるメニューが豊富。
ドリンクは、氷温熟成珈琲(350円)、ブルーマウンテン(500円)、また紅茶やオレンジジュースなどのソフトドリンクがあります。
席も全席禁煙で、気持ちの良い空間の中、美味しいコーヒーを楽しみました。

【リノベ・古民家カフェ No.69】「喫茶 蔵」(土浦市)

【リノベ・古民家カフェ No.69】「喫茶 蔵」(土浦市)

軽食は、サラダ付きのパスタほうれん草とサーモンのクリームソースや、4種キノコの和風ぺペロンチーノ、れんこん入りの具だくさん鶏肉カレー(550円)などがあります。

スイーツも充実しており、夏季限定でフローズンスティックも販売していました。

蔵リノベーションならではの静かな時間を

蔵だった場所をリノベーションしたカフェ「喫茶蔵」。
人の生活の一部だった場所である、という足跡を建物の中の雰囲気から感じ取ることができ、タイムスリップしたかのように、昔の時間を肌で感じることも出来ます。

【リノベ・古民家カフェ No.69】「喫茶 蔵」(土浦市)

そんなカフェで、ぜひ、至福の時間を過ごしてみてください。

パンは必食!米蔵をリノベーションしたカフェ「蔵日和」(つくば)

小倉百人一首に登場する、筑波山。
陽成天皇が詠んだ、
「筑波嶺の 嶺より落つる みなの川がは 恋ぞつもりて 淵となりぬる」
は百人一首をやったことがある人には、聞き覚えのある歌ではないでしょうか。

○【リノベ・古民家カフェ No.68】「蔵日和」(つくば市)

ここで登場する筑波山は、茨城県つくば市にあり、地元の方の多くは一度は登るほど、地元に根付いた山です。
そんな筑波山の麓にある「つくば市」ですが、実はパンの街として有名。今回は、美味しいパンで有名なリノベーションカフェ「蔵日和」に伺ってきました!

築180年!米蔵を改装したカフェ

築180年という長い歴史を持つ米蔵を改装した、2005年創業の蔵日和。
なんと国の有形文化財の指定を受けているそうです。

○【リノベ・古民家カフェ No.68】「蔵日和」(つくば市)

○【リノベ・古民家カフェ No.68】「蔵日和」(つくば市)

蔵日和は2013年、谷田部アリーナ主催で行われた第1回のつくばのパンコンテスト、メロンパンの部で、メープルメロンパンが1位に輝きました。
ちなみに近くにあるイタリアンレストラン「藤右ェ門」も蔵日和と同じ系列です。

1階はパン屋さん、2階はカフェのお洒落なリノベーションカフェ

1階では、パンやスイーツの販売を行っており、見渡す限りのパンとスイーツ!
どれもこれもつやつやと輝いていて、目の前にしたら、どれを選ぶか迷ってしまいますね。

○【リノベ・古民家カフェ No.68】「蔵日和」(つくば市)

外には木で作られたテーブルと、床のテラス席が用意されていて、すぐ横にある自然による緑のカーテンが涼しげです。

○【リノベ・古民家カフェ No.68】「蔵日和」(つくば市)

2階はカフェスペースになっており、屋根裏のような感じになっています。
うす暗さがお洒落な雰囲気を演出していて、とても米蔵を改装したとは思えません。

○【リノベ・古民家カフェ No.68】「蔵日和」(つくば市)

テーブルの上のあかりや、笠間焼のボウル・カップなどは、水戸のデザイナーさんの手作りによるものです。

たくさんの美味しいパンが売り!

メニューは、食パン(250円)ビーフカレーパン(180円)などのパン、蔵プリン(250円)、モンブランなどのケーキ。ドリンクはホットコーヒー・カプチーノ・梅クエン酸ジュースなどがあり、アルコール類も販売しています。

○【リノベ・古民家カフェ No.68】「蔵日和」(つくば市)

○【リノベ・古民家カフェ No.68】「蔵日和」(つくば市)

またランチには、「蔵日和デリプレートランチ」というものがあります。
これは、藤右ェ門が監修の、地元でとれた野菜を使用したデリプレート5種・サラダ・スープ・お好きなパン3個・ドリンク(1,480円)です。

パンの街!つくば市の蔵日和

パンの街、つくば市で愛されている「蔵日和」。

○【リノベ・古民家カフェ No.68】「蔵日和」(つくば市)

○【リノベ・古民家カフェ No.68】「蔵日和」(つくば市)

天然酵母を使ったこだわりパンを食しながら、のどかな風景、米蔵を改装した雰囲気を楽しんみてください。

米蔵と納屋が生まれ変わったカフェ「Cloud Nine/クラウドナイン」(つくば)

つくばエクスプレスが通り、東京へもアクセスがしやすく、都内の大学や会社に通いやすい街「つくば市」。
筑波研究学園都市として1960年代から開発が進んでおり、世界最大級のプラネタリウムや屋外展示のH-IIロケットの模型など、宇宙好きにはたまらない施設が数多くあります。

【リノベ・古民家カフェ No.65】「Cloud Nine/クラウドナイン」(つくば)

そんな研究学園都市つくば市の、リノベーションカフェ「Cloud Nine(クラウドナイン)」をご紹介します。

米蔵と納屋が、生まれ変わったカフェ

一軒家として風景の中に溶け込んでいる、民家のような建物が「Cloud Nine(クラウドナイン)」
農家の米蔵と納屋として、約60年ほど前に建てられ、オーナーである浅川和哉さんが、幼いころに自分の部屋として使用をしていた建物を、カフェにリノベーションとして、2010年4月にオープンさせました。

【リノベ・古民家カフェ No.65】「Cloud Nine/クラウドナイン」(つくば)

カフェでありながら1階奥と2階には作家さんの、作品展示スペースがあり、普段作家の作品や絵を、細かい部分まで見る機会がない方にも、注文を待っている間などに、ゆっくり見ることができます。
伺った日は2階がお休みでしたが、定期的に企画展が催されているそうです。

食事×作品鑑賞=素敵な空間

1階のドアを開けスリッパに履き替えると、こげ茶色を貴重とした店内には、所せましとボトルが並び、まるでバーに来たようなお洒落なカウンターがありました。大きな長方形のテーブルが一つとイスがたくさんあり、まるでこの部屋の主のようなずっしりとした貫禄があります。

【リノベ・古民家カフェ No.65】「Cloud Nine/クラウドナイン」(つくば)

奥の席に案内されると、様々な作家の作品が展示されています。
薄暗い店内で作品に照明が当たり、まるでそこだけ鮮明に浮き上がっているようです。

【リノベ・古民家カフェ No.65】「Cloud Nine/クラウドナイン」(つくば)

ランチメニューは800〜1,000円で、ハヤシライスやカレーライス、トマトバジルパスタや、サンドイッチ、トーストなど、様々な軽食があるので、友人と注文していくつかシェアし合おうの良いですね。

【リノベ・古民家カフェ No.65】「Cloud Nine/クラウドナイン」(つくば)

【リノベ・古民家カフェ No.65】「Cloud Nine/クラウドナイン」(つくば)

ドリンクは、ブレンドコーヒーやシークワ―サージュースなどがあり、生ビールやワイン、またお酒に合うおつまみなどもあります。

作品鑑賞をしながら、ゆったりできる場所

「Cloud Nine(クラウドナイン)」は、作品の鑑賞をしながら、ゆったりくつろぐことできる珍しいカフェです。また、作品の鑑賞だけではなく、個展や作品の展示会も手伝うという、見るのが好きな人も、作るのが好きな人にも嬉しい場所になっています。

【リノベ・古民家カフェ No.65】「Cloud Nine/クラウドナイン」(つくば)

【リノベ・古民家カフェ No.65】「Cloud Nine/クラウドナイン」(つくば)

木の温もりと薄暗く雰囲気のある店内で、作品を見ながら、食事をすることが出来るのは、一番の魅力ではないでしょうか。

4,200棟もの蔵が今なお残る蔵の町! 福島県喜多方市

自然の小さな美しさに気持ちを沿わせることや、何かに縛られることなく何事も楽しむ。その土地特有の文化と四季折々を楽しみながら、しなやかに暮らすことができれば、ずいぶんと気持よく毎日を生きることができるかもしれません。

今回ご紹介する福島県は喜多方市(きたかたし)は、別名『まほろばの里』と呼ばれる自然豊かな、そして伝統的な藏を街の各所に残す素敵なまち。

そこには風土と伝統を活かした喜多方市らしいまちづくりがありました。

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