国土の75%が山地の私たちの日本は、川が、数・種類共に本当に多いですね。
日本の河川に焦点を当て、様々な「三大河川」をまとめます。
今回は、【長さ・流域面積編】。
義務教育で河川名を暗記した頃を思い出しながら、お楽しみ下さい。
三大河川(長さ)
日本の河川の特徴は、短く急勾配なところですが、
そんな中でも、大河と呼ばれるのにふさわしい、長さランキングTOP3です。
1位:信濃川(新潟県)
長さ:367km
水源の標高:2,475m
長野県内では、千曲川・犀川と呼ばれます。
源流の一部が群馬県の野反湖にあるため、群馬、長野、新潟の三県に跨る大河になります。
水源の標高が高いため、上流部分は急流地域が多く、水力発電用のダムが多いことで知られています。
2位:利根川(茨城県)
長さ:322km
水源の標高:約1,800m
関東平野一体を潤す利根川水系の本流、利根川。
流域内には日本の人口の10%に相当する約1,200万人が生活しているというから驚き。
3位:石狩川(北海道)
長さ:268km
水源の標高:1,967 m
名前の由来がアイヌ語の「イシカリ」(塞がる)、「イシカラペツ」(美しく・作る・川)、「イシカラアペツ」(回流川)のどれかとされています。
そして、石狩市、石狩湾、石狩鍋などは、石狩川が由来。いかに人が川と寄り添って生活しているかがわかります。
ちなみに、世界の河川長さTOPは、アフリカはナイル川。6,650kmとケタ違い。
ナイルの水源の標高は1,134mと、日本のTOP3には及びません。
三大河川(流域面積)
流域面積は、川幅から算出される面積のことではなく、河川に水が流れこむ範囲(=流域)面積のことを指します。別名は集水面積。
1位:利根川(茨城県)
16,842km²
主な平野:関東平野
2位:石狩川(北海道)
14,330km²
主な平野:石狩平野
3位:信濃川(新潟県)
11,900km²
主な平野:越後平野
日本最大の平野、関東平野をかたどる利根川が流域面積では1位になることが頷けますね。
ある地点に降った雨は、必ず何れかの川に流れます。
そして、地形や降水の形態によっては、複数の河川に流れる地点があります。
複数の河川流域に属する地域があるということです。
つまり、日本中のすべての河川の流域面積を足すと、必ず日本の国土面積よりも大きくなるんです。
これは意外な豆知識です。
ちなみに世界一流域面積の大きいアマゾン川流域は、7,050,000km²。オーストラリア大陸とほぼ同じで、こちらも桁違い。
まとめ
三大河川特集、【長さ・流域面積編】でした。
義務教育の社会科目で、暗記した覚えのある方もいるのではないでしょうか。
次回は【暴れ川編】です。お楽しみに!