この夏野菜は何県産?夏野菜一覧と生産量ランキングベスト3


この夏野菜は何県産?夏野菜一覧と生産量ランキングベスト3海辺で食べる、焼きとうもろこし。
料理のつけあわせに、キュウリやピーマンの自家製ピクルス。

夏の、野菜があるシーンは爽やかですね。

今回は夏野菜の都道府県別生産量ランキングベスト3をまとめました。
2014年7月現在最新版です。


収穫量は、文字通り収穫された量を表します。
それに対して出荷量は、実際に農協などの販売チャネルを通して、出荷された量のこと。
収穫量から、農家さんの自家消費量や贈与量を差し引いたもので、一般にはこちらを生産量とします。

 

キュウリ(夏秋)

全国収穫量:266,900トン
全国出荷量:201,100トン

年間通して食べることができるキュウリですが、旬はやっぱり夏。
熱く火照った身体を冷やす効果や、高い利尿作用があります。

第1位:福島県

収穫量:33,500トン
出荷量:29,800トン

第2位:群馬県

収穫量:18,500トン
出荷量:15,300トン

第3位:北海道

収穫量:14,800トン
出荷量:12,800トン
(データ:平成25年農林水産省作況調査平成26年4月22日公表より)
福島県産が1位です。スーパーマーケットでこの時期はよく見かけますね。

 

ピーマン(夏秋)

全国収穫量:67,800トン
全国出荷量:53,400トン

夏の緑黄色野菜としてピーマンには、高血圧、糖尿病、整腸、疲労回復といった効用があります。
夏バテ防止としても適した野菜です。

第1位:茨城県

収穫量:11,100トン
出荷量:9,770トン

第2位:岩手県

収穫量:7,100トン
出荷量:6,050トン

第3位:北海道

収穫量:5,220トン
出荷量:4,750トン

(データ:平成25年農林水産省作況調査第一報平成26年4月22日公表より)

年間1位は、九州の宮崎県です。
夏は涼しい地方が主な生産地となります。

 

スイートコーン(年間)

全国収穫量:255,300トン
全国出荷量:205,200トン
私たちが普段食べるとうもろこしは、「スイートコーン」と呼ばれます。

第1位:北海道

収穫量:121,300トン
出荷量:115,500トン

第2位:千葉県

収穫量:17,800トン
出荷量:14,600トン

第3位:茨城県

収穫量:14,200トン
出荷量:9,090トン
(データ:平成24年産野菜生産出荷統計確報農林水産省作況調査2013年11月8日公表より)

北海道だけで、全国のスイートコーンの62%を生産しています。
飼料用トウモロコシは、ほぼ100%外国産なのに対し、食用スイートコーンは、ほぼ100%国内産です。 

 

ナス(夏秋)

全国収穫量:202,900トン
全国出荷量:134,200トン

ナスは低たんぱく低カロリーで、栄養価はあまり高くありません。
天然色素であるポリフェノールの一種、アントシアニンは、抗酸化の作用とともに、血栓ができるのを防ぎ、目の疲労を改善する効果があります。

第1位:茨城県

収穫量:17,900トン
出荷量:14,000トン

第2位:群馬県

収穫量:15,600トン
出荷量:13,300トン

第3位:栃木県

収穫量:13,000トン
出荷量:10,700トン
(データ:平成25年農林水産省作況調査第一報平成26年4月22日公表より)

北関東勢が強いですね。

 

エダマメ(年間)

全国収穫量:70,000トン
全国出荷量:50,000トン

実は、枝豆は大豆の未熟豆。豆と野菜の両方の栄養的特徴をもっている貴重な作物です。
「畑の肉、大豆」ならではの高い栄養価に加え、大豆には含まれていないビタミンA、ビタミンCも含みます。
枝豆のタンパク質にあるメチオニンはアルコールの分解を助け、肝機能の負担を軽くします。

第1位:千葉県

収穫量:7,830トン
出荷量:6,590トン

第2位:山形県

収穫量:6,660トン
出荷量:4,880トン

第3位:北海道

収穫量:5,060トン
出荷量:4,660トン
(データ:平成24年産野菜生産出荷統計確報農林水産省作況調査2013年11月8日公表より)

だだちゃ豆ブランドのエダマメで知られる山形県を抑え、千葉県が1位です。

 

トマト(夏秋)

全国収穫量:345,400トン
全国出荷量:289,300トン

ビタミンA、C、Eの三種類が豊富に含まれる、ガン予防効果の高い野菜と言われているトマト。
生食よりも、熱したほうが栄養の吸収率は高くなるようです。

第1位:北海道

収穫量:52,500トン
出荷量:48,000トン

第2位:茨城県

収穫量:35,900トン
出荷量:32,900トン

第3位:熊本県

収穫量:22,200トン
出荷量:20,700トン

(データ:平成25年農林水産省作況調査第一報平成26年4月22日公表より)

九州勢の熊本がランクインしました。
夏秋ミニトマト、夏秋加工用トマトの1位は茨城県です。

 

まとめ

代表的な夏野菜生産地ランキング、いかがでしたか。

ピーマンとナスがそれぞれ1位、トマトが2位、スイートコーンが3位と、茨城県の存在感が大きいですね。

ビニール栽培が盛んな現代では、今回紹介した夏野菜のほとんどが、年中味わえるもの。
しかしながら、やはり夏に採れたものが一番栄養価が高く、美味しいと言われます。
夏には、夏の旬を味わいたいものですね。

 

農林水産省作況調査
http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sakumotu/sakkyou_yasai/index.html

平成24年産野菜生産出荷統計確報
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001115571 

 

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