日本の良さを詰め込んだ和空間で落ち着いた時間を!「なんてんcafe」(要町)

有楽町線/副都心線が通る、池袋の隣駅。
駅前には多くの飲食店が立ち並び、地元の人や学生を中心に賑わう街、要町。

賑やかな表通りから裏路地に入ると、雰囲気は一変、静かで落ち着いた住宅街が広がります。
そこに人目を引く、和風なカフェを発見しました。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.60】「なんてんcafe」(要町)

その名は、「なんてんcafe」。
「なんてんcafe」の名前の由来は、店の前にナンテンの木が立っていたからだそうです。

建築事務所の「鯰組」が経営しているショールームcafeで、1階がカフェ、2階は事務所になっています。築70年近くになる建物を自分たちでリノベーションされたそうです。そのため、建物の至る所にこだわりが詰まっていました。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.60】「なんてんcafe」(要町)

エントランスにはディスプレイされた羽釜や、信楽焼の狸が笑顔で迎えてくれます。お店に入る前からワクワクしてしまう、昔の日本を思い出させてくれる外観です。

寛いでしまうこと間違いなし!日本の良さを詰め込んだ和空間

暖簾を潜り店内に入ると、すぐ左手には暖かい雰囲気のカウンター。
木の素材を上手く生かしたテーブルや椅子、至る所に飾り付けられた可愛らしい装飾など、どれも細部まで造り手の愛情が込められています。

和風な店内に流れているのは、なんと洋楽や海外のラジオのようなBGM。
日本らしい空間にさりげなく海外のテイストを含ませている点がなんともオシャレです。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.60】「なんてんcafe」(要町)

そして、風情ある石畳の道の奥には、日本の古民家を象徴するお座敷が!
障子や襖に囲まれ、初めての場所なのになぜか懐かしい気持ちになってしまい、思わずくつろいでしまいます。
日本人はもちろん、海外からのお客様も大変満足しそうな空間です。

座席数は15席ほど。
カウンターではお客さんと店員さんが仲良く会話をしていて、ほのぼのとしたアットホームな雰囲気がとても和みます。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.60】「なんてんcafe」(要町)

また、種類豊富なドリンク、フードメニューが魅力的。
ランチ、カフェ、ディナーと、時間帯によってメニューがそれぞれ用意されています。様々な時間帯に行ってみるのも楽しみの一つですね。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.60】「なんてんcafe」(要町)

カフェの時間帯でのメニューは、
ドリンクが、要町の珈琲専門店のコーヒーを使用した、要町ブレンド・千早ブレンド500円。紅茶とソフトドリンクは400円~です。

ドリンクは他のお店には無い、個性的なものが数多くあります。
完熟バナナ紅茶(500円)は、口に入れた瞬間甘いバナナの香りがフワッと口いっぱいに広がり、その上サラサラ飲めるので、やみつきになる美味しさです。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.60】「なんてんcafe」(要町)

フードは、ハブモアカレープレート 1,150円、春パンオーブンサンドセット 1,200円。
スイーツは、自家製ケーキ各種450円からです。

お子様も楽しめるような内容になっているので、家族で行くのもオススメです。

地元を愛し、愛されている、あったかいカフェ

なんてんcaféでは、地域のお店の商品を積極的にメニューに取り入れています。
例えば、『LABESS』のブラウニーや、『長府屋』のお多福豆、『美乃屋』のしそあんずなど。

そして店内には、地元で開催されるイベントのチラシやポスターが貼り出されており、パンフレットや近隣店の商品が販売されています。
地域の魅力を紹介し、発信しているのもなんてんcaféの魅力の一つです。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.60】「なんてんcafe」(要町)

また、なんてんcafeでは、お座敷をレンタルスペースとして利用が可能。
そして、アーティストの方にレンタルギャラリーを設けているため、行くたびに違ったアーティストの作品を鑑賞することもできます。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.60】「なんてんcafe」(要町)

地域や、人と人とのつながりを大切にしている「なんてんcafe」。
人の心の暖かさを感じられる、ゆったりとした和の空間に足を運んでみてはいかかでしょうか。