寺社や資料館から歴史を感じる古き良き街、“清澄白河”。実はインターナショナルスクールから子供たちの賑わいが聞こえる国際色漂う街でもあります。
そんな土地柄か、駅前には個性的な個人経営のお店が並びます。その一つ、港に近い地域柄が色濃く出ているお店「PORTMANS CAFE」を訪れてみました。
「PORT」と「港」
「PORTMANS」という言葉通り、看板の絵や外観は港や船をイメージしたもの。築30年あまりのビルの一階部分を数人のスタッフでセルフ・リノベーションしたスペースはカフェに留まらず人々の交流の拠点となるような場としてつくられました。
世界中から人やモノが集まってはあちこちへ運ばれていく「港」と、コンピューターと周辺装置を接続する「PORT」の2つの意味を掛けて「PORTMANS CAFE」という名前にしたのだそうです。ネーミングセンスからして素敵ですね!
気分は海賊船の船員
内装は船内をイメージした凝ったつくりで全体的にアンティーク調。「PORTMANS CAFE」は、各種カタログやポスターなどの制作物をはじめ、WEBデザイン、店舗内装デザインまで多岐にわたる、デザイン会社「PORTMANS Co. Ltd.」にて運営しています。
そのため、店内全体が一つのアート作品のようです。船の帆のようなカーテンに、宝箱みたいなテーブル、ミロのヴィーナスの石像、豪華なソファと、豪華な船内風のつくりになっています。宝箱や彫刻などの装飾のせいか、普通の船というより海賊船に乗ったような気分。
かなりリアルで凝ったつくりになっているため、「本物?」と触ってみたくなります。品の良い茶色のソファから高級感も感じられてリッチな気分に。
清澄白河のロースターと提携
定番のポートマンズブレンドコーヒーは400円。同じ清澄白河のロースターカフェ「ARISE COFFEE」の豆を使用した「アライズブレンド」も400円です。
スコーン450円、400円のガトーショコラやチーズケーキといったスイーツから、900円のポートマンズカレーをはじめとしたランチメニューも充実しています。
カフェに留まらない、人と人が集う空間
週末限定のリラクゼーションサロンや、フラワーショップの方とコラボしたワークショップなど、カフェに留まらないサービスが人気の秘密。自分でワークショップを企画し、提案してお店を借りることも出来るそうです。
「PORTMANS CAFE」という空間そのものが、人々の交流の場として地域に根付いている様子が感じられます。
地域における、人と人との交流の場をつくる「PORTMANS CAFE」。船が好き、船に乗りたいけど機会がない。そんな方はこちらで船員気分を味わうのもいかがでしょうか?