神楽坂の足湯×古民家カフェ「エコパオの足湯カフェ」(神楽坂駅)

昔ながらの雰囲気を持つレトロな街、神楽坂。
街の中心である神楽坂(早稲田通り)には、おしゃれな和菓子屋さんやスイーツ屋さんなどが軒を連ねていて、ちょっとした手みやげなどを買うことができます。

【リノベ・古民家カフェvol.75】「エコパオの足湯カフェ」(神楽坂駅)
週末になれば、通りは観光客の人で賑わう街ですが、ちょっと1本、路地裏に入ると、車や人ごみの喧噪から離れて、静かで落ち着ける場所を楽しむことも神楽坂の魅力のひとつです。

そんな神楽坂の路地裏にあるお店のうちの一つが、「エコパオの足湯カフェ」。
なんと、神楽坂の路地裏にある治療院に併設された古民家カフェなのです。
ここのカフェは毎週土曜日の午後限定でオープン。他の日は治療院として営業しています。東洋医学や自然療法を取り入れた施術を行ったり、それに関する書物や漢方を提供していたりします。

【リノベ・古民家カフェvol.75】「エコパオの足湯カフェ」(神楽坂駅)
築50年のこの古民家は、窓から光がさんさんと入り込み、風が通しのよい気持ちのいい造りになっています。店先の木の格子や日傘がアジアンテイストで、東洋のデザインが好きな方にはピッタリのくつろぎスペースです。

時間が止まっているかのようにのんびりできるカフェ

お店の軒先にある看板の「足湯カフェ」の方に進むと、すぐに見えてくるのが足湯できるスペースです。
そこから靴を脱ぎ店内に入ると、左手に本棚、右側には8席ほどの小さな飲食スペースがあります。

【リノベ・古民家カフェvol.75】「エコパオの足湯カフェ」(神楽坂駅)
まるでお家のリビングにいるような内装に、ついつい心が休まり、のんびりしてしまいます。それに加えて椅子に座った時に味わう、日差しと風が心地良く、路地裏に面しているため、車の騒音や、人の多さを気にする必要がなく、そこだけ時間が止まっているかのような静けさを感じることができます。

【リノベ・古民家カフェvol.75】「エコパオの足湯カフェ」(神楽坂駅)
【リノベ・古民家カフェvol.75】「エコパオの足湯カフェ」(神楽坂駅)
飲食スペースや本棚などのインテリアは、重厚感のある木製の家具で統一され、アンティークの家具は、カフェだけでなく古風な治療院としての魅力を引き出しています。

健康を意識したラインアップのメニューも魅力的。解毒茶やジンジャーチャイなど、風邪気味のときなどに飲むとさらに効果が高まりそう。
価格はコーヒーが380円から、スイーツは330円からで、注文しやすい値段ですので、気軽に立ち寄りやすいですね。

【リノベ・古民家カフェvol.75】「エコパオの足湯カフェ」(神楽坂駅)
スイーツも素材にこだわった身体に優しいものばかり。その中でもいちじくのバーが人気です。日によって置いてないこともあるそうなので、事前に確認を取ってみてもいいかもしれません。

この日は、パイナップルバナナスムージと一緒に、酵素たっぷりのくるみのドライローストを付けてくれました。こういった気配りにとても幸せを感じます。

古民家らしい落ち着ける空間でのんびり休日を過ごそう

一人で立ち寄っても気兼ねなく落ち着ける隠れ家。
休日の午後、のんびりとした時間を自分のために使える、そんな場所です。
平日にたまった仕事や学校の疲れを癒す空間として利用してみてはいかがでしょうか。

【リノベ・古民家カフェvol.75】「エコパオの足湯カフェ」(神楽坂駅)
またここでは、足湯で疲れを落とせるという魅力もあります。足湯は最大2、3人が入れるほどの広さで、お値段は15分300円から。

光明石という岡山県から採掘された天然石を入れているこの温泉は、血行促進の効果があるとのこと。その効果は疲労、腰痛、肩こり、冷え性などを改善してくれます。

【リノベ・古民家カフェvol.75】「エコパオの足湯カフェ」(神楽坂駅)
【リノベ・古民家カフェvol.75】「エコパオの足湯カフェ」(神楽坂駅)
古民家の良さのひとつである、自宅のように落ち着ける空間がまさに、ここにあります。
古民家カフェ初心者さんには是非訪れて欲しいカフェ。
そして、ゆっくりとした時間を過ごしたい人、疲れを癒したい人にもおすすめしたい場所です。

倉庫をリノベーションしたライフスタイルカフェ「ラカグ/lakagu」(神楽坂)

物を収納するだけの無機質な倉庫が、人を迎え入れる温かなカフェに

沢山の人で賑わっている表通りと、静かで落ち着いた雰囲気の裏通り。
同じ場所にいながらも、二つのまったく違う空気を味わえるここ“神楽坂”は、アクセスの良さや、お洒落で美味しい飲食店の多さから、都内屈指の人気エリアです。
そんな神楽坂の街に、まるで昔からそこにあったと思わせる、大きな倉庫カフェがあります。

【リノベ・古民家カフェ vol.14】「lakagu(ラカグ)」(神楽坂)
その名は「la kagu」

お店の場所は、神楽坂駅の二番出口の出ると、すぐ目の前。
「la kagu」がある場所はもともと、20年間使われていない大手出版社の倉庫でしたが、2014年10月に大規模なリノベーションにより、カフェを含めた商業施設へと変貌を遂げます。

倉庫の持ち主である大手出版社と、カフェやアパレルを手がけるファッション企業と、日本を代表する建築家の隈研吾氏の3者のコラボレーションにより、「la kagu」が誕生しました。

【リノベ・古民家カフェ vol.14】「lakagu(ラカグ)」(神楽坂)
倉庫と聞くと、冷たく無機質なイメージを持つ方が多いでしょう。
しかし、ここ「la kagu」は倉庫の無機質な雰囲気を上手く活かし、回りの植林などによる“自然の温かさ”と倉庫の“無機質な雰囲気”を融合させたオリジナリティー溢れる空間に仕上がっています。

太陽の光を受けて輝く木の階段、そしてガラス扉を抜けると、外の光をそのまま映したような明るく、しかしどこか落ち着く店内が広がります。

カフェと、本と、ファションが楽しめる空間

店内は、カウンター・キッチンともに、白を基調としたシンプルな作り。
キッチンはオープンになっていて、どんな手順で料理をしているのかを、見ることもできます。
席は、20人ほど座れる大きな木のテーブルが2つ並んだダイニング風のスペース。
テーブルには、積み重ねられたニュースペーパー風の目を引くメニューがあり、注文後はメニューをランチョンマットのように使い、料理を頂くスタイルも可能です。

【リノベ・古民家カフェ vol.14】 「la kagu/ラカグ」(神楽坂)
【リノベ・古民家カフェ vol.14】 「la kagu/ラカグ」(神楽坂)
【リノベ・古民家カフェ vol.14】 「la kagu/ラカグ」(神楽坂)
メニューは、バリエーション豊かなホットドッグやサンドウィッチ、ポテトやサラダなどのサイドディッシュ。
ドリンクはコーヒー、紅茶などと、ビールなどのアルコール類も揃っています。

しっかりと食べたい時はサンドウィッチやホットドッグ、小腹がすいている時はポテトやサラダだけ、といった使いわけが出来るのもいいですね。
ブラウニーやジェラートなどのデザートも揃っているので、神楽坂散歩の休憩にもピッタリです。

【リノベ・古民家カフェ vol.14】 「la kagu/ラカグ」(神楽坂)
また、カフェがある1階には、雑貨やレディースの洋服、2階にはメンズの洋服、そして本の取扱いがあります。2階には作家の方がトークショーなどのイベントを行うスペースもあり、出版社の倉庫であった一面が、ここでも見られます。

【リノベ・古民家カフェ vol.14】 「la kagu/ラカグ」(神楽坂)
【リノベ・古民家カフェ vol.14】 「la kagu/ラカグ」(神楽坂)
【リノベ・古民家カフェ vol.14】 「la kagu/ラカグ」(神楽坂)

街と繋がる、生まれ変わった大きな倉庫

いま世の中には、日々の忙しさに追われて、自分が住んでいる街への関心や興味が薄れ、街との繋がりが弱くなってしまっている人も多くいると思います。
しかし、賑やかさと静かさ、その両面を備え持つ神楽坂は、今もなお“街と人”とのつながりがしっかりと残っています。きっとそれは、自分の街を想う人が多いからではないでしょうか。

【リノベ・古民家カフェ vol.14】 「la kagu/ラカグ」(神楽坂)
そんな神楽坂にあった、昔から街の一部としてそこに存在していたのに、人々と繋がることは無かった大きな倉庫。カフェとして生まれ変わったことで、沢山の人と繋がり、また沢山の人々を繋ぐことが出来るようになりました。
「la kagu」を通じて、神楽坂は、ますます“街と人”との繋がりが強くなっていくことでしょう。

【リノベ・古民家カフェ vol.14】 「la kagu/ラカグ」(神楽坂)
街にある倉庫一つがカフェになるだけで、街の景色や繋がりは変わっていきます。
“ただ歩くだけの道、あるだけの建物”、そんな考えを少しだけ変えて生まれ変わった倉庫カフェ「la kagu」を覗いてみませんか。

古民家をリノベーションした饅頭カフェ「MUGIMARU2/ムギマルツー」(神楽坂)

神楽坂に佇む、マンヂウカフェ

江戸時代から残る横丁や路地、石畳の町並み、花柳界(かりゅうかい)の粋な文化。
そんな風情のある街、神楽坂。

神楽坂は、人通りが多くて賑やかな一方で、江戸時代から残る横丁や路地先には、歴史ある高級料亭やレストラン、個性豊かなカフェやギャラリーがひっそりと点在しています。

今回ご紹介する古民家をリノベーションしたカフェ、「マンヂウカフェ mugimaru2(ムギマル)」は神楽坂から一本小道を入った一見通り過ぎてしまいそうな場所に佇んでいます。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.6】「ムギマル2」(神楽坂)

【リノベ・古民家カフェレポートvol.6】「ムギマル2」(神楽坂)

外観は、そうとう味のある古民家。
店先にはいくつもの鉢植えが無造作に置かれ、二階からは草木やツタが垂れ下がっており、お店の建物自体が“隠れている”ような雰囲気です。
(※店名の「mugimaru2」の「2」のワケは、神楽坂へ引っ越してくる前に根岸で「mugimaru」を営んでいたからだそう。)

妙に落ち着く懐かしい空間と、やさしい味のマンヂウ

店内は外観からの期待通り、カオスです。笑
客席は1階の一部と2階。1階は小さなテーブルが2つ、オーナーの個性が垣間見れる置物、掛けモノなどが所狭し溢れていて、かなり“ぎゅっ”とした空間です。

2階へは、ものすごく急で、ギシギシとすごい音を立てる階段で!

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

2階はテーブル席が4つ。どれも個性的な表情をしています。そのうち、一つは堀炬燵(こたつ)。
緑が茂っている窓からは心地よい光と風が入ってきます。

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

ただ、店内は扇風機はありますが冷房がないので暑がりの方は、夏場は厳しいかもしれません。(筆者の訪問は8月初旬。暑かったです。苦笑)

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

さて、名物のmugimaruのマンヂウは、もっちりとした食感と、フワっと広がる香りが特徴的。

あんこはさっぱりとした程良い甘さ。
ちなみに、筆者のオススメは「よもぎあんチーズ」。よもぎの香りがする生地に、チーズとあんこの甘しょっぱさが絶妙です!

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

マンヂウはどれも一つ150円。
テイクアウトも1つから出来るので、食べ歩きながらの神楽坂散歩もいいですね。

オリジナルの味と空間が、ファン(コミュニティ)をつくる

一人店内でお茶とマンヂウを味わう人、
お店のスタッフと会話を楽しんでいる人、
マンヂウをテイクアウトする人、
友達と一緒にマンヂウをお店の前の椅子で食べている人。

マンヂウカフェ mugimaru2には、通りの裏手ひっそりと佇んでいるにも関わらず、いつも多くのお客さんが訪れています。

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

どのお客さんも通じていることは「ムギマルのマンヂウを食べたい。ムギマルの空間を愉しみたい」ということ。

【リノベ・古民家カフェ vol.6】 「ムギマル2」(神楽坂)

“ムギマルでしか味わえない優しいマンヂウと、ムギマルでしか体験できない心地よい空間”が多くのお客さんを魅了し引き付ける。それが繰り返されることでお店とお客さんの信頼や繋がりは強くなり、そこに新たなコミュニティが生まれる。

いつもお客さんで溢れる人気店の秘訣は、マンヂウカフェ mugimaru2のようなオリジナルの味とオリジナルの空間を持つことではないでしょうか。

粋な江戸風情が残るまち神楽坂!神楽坂の魅力にせまる

粋な江戸風情が残るまちとして、東京の一大観光地として親しまれている、東京神楽坂。

現存するかつての江戸城外堀から尾根地形を駆け上がるようにぐんぐんと上がっていく坂の周辺にできたまち、それが神楽坂です。

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