早稲田大学の学生と昔から住んでいる地元住民の方が入り混じる町、早稲田。
東西線早稲田駅付近は、学生のためにファーストフードやラーメン店などが多く立ち並んでいますが、その横には地元住民のための薬局が軒を連ねており、地元に密着した街です。
東西線早稲田駅から大学を結ぶちょうど真ん中の道に、学生でも地元の方でも人気の古民家カフェがあります。
その名は「Café VG」。
VGはベジタブル(VeGetable)からきていて、名前のとおりベジタリアン向けのメニューが中心になっています。平均約800円前後で楽しめるランチと、メニューが豊富なディナーが魅力のカフェ。
このカフェが他のカフェと少し違うところは、2匹のかわいい犬がお出迎えしてくれるところ。
テラス席から入り口を開けると、勢いよく犬が飛び出てきて驚かされます。もちろんペットを同伴してお店を利用できるので、犬を飼っている地元の方も気軽に立ち寄ることができますね。
明るすぎない店内とアートを意識した空間
店内は、大きな照明で部屋全体を照らしているのではなく、いくつもの小さな照明で部屋の所々を照らしています。その効果によって、心地よい明るさと、奥行きのある落ち着いた空間を作り出しています。
また、壁にはおしゃれでポップな絵が飾られていますが、さらに工夫が。プロジェクターで音声を消した映画を流す演出によって、それが「動くアート」を作り出していました。
また、ジャズの音楽が会話を邪魔しない程度に心地よく流れているのも魅力的です。
座席数は30席ほど。イスやテーブルはそれぞれ異なったデザインですが、テーブルの大きさで部屋全体に統一感を出しています。
ソファー席も用意されていて、複数の友人と訪れたときでも、ゆったりと過ごすことができます。
メニューは、食事が約10種類、ドリンクもアルコールを含めて20種類以上ある豊富さ。黒糖ラテやカフェシェケラートなど、他ではなかなか見かけない珍しいドリンクが揃っているので、どれを頼もうか悩んでしまいそう。
夜はアルコールメニューもあるので、食事と一杯軽く飲むこともできるし、お酒だけを楽しむこともできます。ドリンクは350円〜、料理は700円〜、デザートは600円〜と、ついついオーダーしてしまう値段設定です。
このお店の看板犬にちなんで、マグカップの取手部分が犬の形をしています。
健康にも犬にも優しいカフェ
野菜が好きな人も不足しているなと感じている人にも頼みやすいメニューであることや、ペット同伴OKというみんなに優しい店作りは、「Café VG」ならではのこだわりです。
安くて手軽なファーストフードが多い土地ですが、それに反して野菜を中心としたメニューを提供しているところが、学生には嬉しいところ。
また、犬の散歩をしている人をよくみかける早稲田で、飼い主同士の交流の場でもあるのが、「Café VG」です。
学生と地元住民のそれぞれのニーズに応えているカフェではないでしょうか。
学生や地元住民だけでなくても、野菜を楽しみたいときや出迎えてくれるお店の看板犬に会いたいとき、ふらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。