昨今、カフェの街として注目されている清澄白河。
下町ならではの古いものと、東京現代美術館をはじめとした新しいものが隣同士にあるこの場所に、皮製品の工房をリノベーションして造られた、ちょっとユニークなカフェがあります。
地下鉄の出口がある大通りから一本入り、静かな住宅街をしばらく歩くと突然現れる「ヒキダシ カフェ」。
窓が広く外からも店内の様子が分かるため、初めてでも気軽に入りやすいお店です。
昼間は店先にいくつも自転車が停めてあり、近所に住む子ども連れのお客さんが多く訪れています。
たくさんの「ヒキダシ」と、豊富で親しみやすいメニュー
店内に入り、まず目にとまるのが店名の由来ともなっている、一面の「引き出し(ヒキダシ)」。
大きなスピーカーから流れる音楽が心地よく感じられる、木を基調とした店内。隅々まで、温かなこだわりが感じられます。
二人掛けのソファー席から大きなテーブルまで用意されており、一人でも大人数でもくつろぐことができます。
ふと席のすぐそばにある柱を見ると、工房だった頃の名残と思われる痕も。
ドリンクは、コーヒー450円、その他自家製シロップを使ったレモンスカッシュやジンジャーエール。またビールやワインなど、アルコールのメニューも充実しています。
フードは、日替わりランチがお肉の定食・お魚の定食ともに950円、ケーキなどのスイーツ600円~。ショーケースには、持ち帰り可能な自家製パンも並んでいました。
いまの季節のケーキは、旬の洋ナシで作られたコンポートとジャムがたっぷり入ったタルトで、食べ応えも十分。
店内の雰囲気と合ったアンティーク調の食器にもホッとします。
多様な使い方に応えてくれる、くつろぎの空間
今回訪れたのはスイーツが中心のカフェタイムでしたが、実はこのお店、夜はパーティーメニューを楽しんだり、喫煙可能なバーとして利用したりすることもできるのです。
家族連れの多いカフェタイム、一人でくつろぐカフェタイム、大勢でにぎやかに過ごすパーティー、大人の時間を味わうバータイム。
かつての皮製品工房が一変、お客さんの数だけ、様々な顔を持つまさに引き出しの多い場所になっています。
ぜひあなたもあなたの使い方で、「ヒキダシ カフェ」を満喫してみてください。