ジャズが流れる心落ち着くカフェ「きっさこ」(神保町/九段下)

桜の名所「千鳥ケ淵」を始めとする自然豊かな北の丸公園でも有名な九段下。
土日や平日夜は、日本武道館でのイベント客、科学技術館、東京国立近代美術館など多くの観光客で賑わいます。

しかし平日の昼間になると一転、多くのオフィスビルが建ち並ぶ九段下は、ビジネスパーソンが行き交うビジネスの中心地に様変わり。そんな様々な顔をを持つこの街の路地裏に、ひっそりと佇む喫茶店があります。

【リノベ・古民家カフェvol.47】「喫茶去/きっさこ」(九段下)

その名は「きっさこ」。
喫茶去(きっさこ)とは、禅語の中にでてくる言葉のひとつで、どうぞ、お茶でも召し上がれという意味を持っています。
お茶を点てるときには相手がどんな人だろうと関係なく振る舞おうという心からきてるそうです。

【リノベ・古民家カフェvol.47】「喫茶去/きっさこ」(九段下)

この言葉通りに、コーヒーは一杯一杯、豆から引き、丁寧に抽出している様子が客席からも外からもみることができます。
またキッチンが道側に設置され、昼時にはテイクアウトのお客様も頻繁に訪れています。

ビジネスパーソンの方がよく訪れるお店ですが、実はお店の近くには専修大学もあり、学生の方も利用しやすい喫茶店です。

店内に流れるジャズが心地よく、こだわりのメニューも完備

リノベーションによって青を基調としたモダンでおしゃれな雰囲気に生まれ変わった引き戸を引くと、
ジャズの音が聞こえ、大人な雰囲気のジャズバーのような空間が広がります。

部屋の中心部の天井高い本棚にはたくさんのレコードが並べられているのが目に入り、
クラシックピアノも置いてある事で、ゆったりと落ち着いた心持ちにさせてくれます。

【リノベ・古民家カフェvol.47】「喫茶去/きっさこ」(九段下)

座席は全部で20席ほど。
どの椅子も淡いブルー色の椅子張りで統一されており、シックでおしゃれな店内。
柔らかな色合いとタッチでデザインされた田舎の風景が電球傘に。
また、メニューの表紙はレコードジャケットになっていて、とても素敵ですね。

【リノベ・古民家カフェvol.47】「喫茶去/きっさこ」(九段下)

【リノベ・古民家カフェvol.47】「喫茶去/きっさこ」(九段下)

何気なく見渡してみると、オーナーさんのセンスやこだわりを垣間みることができます。

ここの一番のおすすめはチーズケーキ。
価格は350円からと他の喫茶店に比べて安いのが特徴です。その理由は、ドリンクとケーキを頼んで1000円以内におさまる工夫がされています。

【リノベ・古民家カフェvol.47】「喫茶去/きっさこ」(九段下)

ドリンクはブラックコーヒーがメインで、3種類の豆の挽き方を選べるほどこだわるほど。価格はコーヒーが600円、他が700円です。

集中したいときに利用したい空間

外の騒音を避け、仕事の打ち合わせや個人の作業に集中したいときに、ここのカフェを良い隠れ家にしてみてはいかがでしょうか。
本格コーヒーを味わいながら、ジャズを楽しむも良し、作業に集中するのもよいですね。

【リノベ・古民家カフェvol.47】「喫茶去/きっさこ」(九段下)

【リノベ・古民家カフェvol.47】「喫茶去/きっさこ」(九段下)

九段下のカフェらしくWifiも完備されているので、パソコンを持ってきて仕事や宿題をすることもできます。

路地裏に何気なく佇むこのカフェは、名前のとおり誰でも気軽に立ち寄れる雰囲気。
また、大通りから路地裏、そしてお店の小さな入り口を順にかいくぐっていくと、騒音に惑わされない落ち着いた空間へと吸い込まれていくみたいです。