町田のお洒落リノベーションカフェ「The CAFE/ザ カフェ」(町田)

西東京エリアの中心地で、ゆったりとした時間を

小田急線、JR横浜線が通り、西東京エリアの中心を担う“町田駅”。

ここ町田駅周辺は、カフェやレストラン、居酒屋など様々な飲食店や、洋服屋や雑貨屋などのショップも数多く立ち並んでおり、地元の主婦や学校帰りの学生、デートに来たカップル等、いつも多くの人で賑わっています。

そんな町田駅の通りを進むと、まるで、賑やかな空間から切り離されたように、落ち着いた雰囲気を醸し出しているカフェが目に止まりました。

カフェの名前は「The CAFE」。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.17】 「The CAFE/ザ カフェ」(町田)

ここは元々、「珈琲の殿堂プリンス」という半世紀以上営業されていた老舗の喫茶店でした。

2014年5月に、町田を中心にカフェや居酒屋などを展開している「株式会社キープ・ウィルダイニング」さんが「珈琲の殿堂プリンス」の意志を受け継ぎ、リノベーションを経て、新たなカフェ「The CAFE」としてオープンしました。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.17】 「The CAFE/ザ カフェ」(町田)

【リノベ・古民家カフェレポートvol.17】 「The CAFE/ザ カフェ」(町田)

入り口の階段手前には、メニューサンプルがたくさん並んでおり、どれも美味しそう。
階段をすぐに上がらず、何を食べようか迷ってしまいます。

モダンな中にも、レトロを感じる空間

扉を開けて中に入ると、最初に目に飛び込んできたのは、カウンター。
その前にはテーブル席、左側を見ると全面がガラス張りとなっていて、その前がソファー席。
右側には、オープンキッチンがあり、その奥が喫煙席になっています。
女子会やデート、またWi-Fiも飛んでいるため、一人での時間も快適に過ごせそうです。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.17】 「The CAFE/ザ カフェ」(町田)

【リノベ・古民家カフェレポートvol.17】 「The CAFE/ザ カフェ」(町田)

そして、聞こえてきたのは「いらっしゃいませ」…ではなく、「こんにちは」という声。
まるで、友達が遊びに来たかのようにフレンドリーでありながらも、丁寧な対応で、席まで案内していただきました。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.17】 「The CAFE/ザ カフェ」(町田)

ところどころに赤レンガの壁があり、昔の町田の写真が飾られているため、都会的で洗練された店内で、レトロな雰囲気も感じます。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.17】 「The CAFE/ザ カフェ」(町田)

フードメニューは、サンドウィッチ、トースト、ホットドック、サラダやパスタなどが中心。ランチメニューはもちろん、モーニングメニューもあるので、色んな楽しみ方ができます。
スイーツは、チーズケーキやガトーショコラなどと、海老名産のたまごを使ったパンケーキもあります。こちらのパンケーキは、オーダーを受けてから20分かかるので、早めに注文した方が良さそうですね。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.17】 「The CAFE/ザ カフェ」(町田)

ドリンクは、コーヒー、紅茶、フロートなどがあり、限定20杯で水出しアイスコーヒーもあるそう。どれも美味しそうです。

古くからあるものを大切にするカフェ

流行というものは、毎年移り変わり、去年流行っていたものが今年も流行るとは限りません。
ですが、流行に関わらず、愛され続けているモノやコトは、多くあります。
カフェにも同じことが言えるでしょう。

流行に合わせて、その都度新しいカフェを作ることは、お客さんのニーズを満たす上で大切なことです。しかしそれは、同時に少し勿体無い気もします。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.17】 「The CAFE/ザ カフェ」(町田)

“昔からあるものを大切にし、それを活かしながら新しいものを作る”、ということも大切ではないでしょうか。

半世紀以上に渡って地元に愛されていた喫茶店に、新たな息を吹き込んだ「The CAFE」は正にそんな価値観を体現したカフェです。
「The CAFE」のようなカフェは、これからも多くの人に愛され、街を盛り上げる一役を担う存在になっていくことでしょう。

木造倉庫をリノベーション!女性オーナーのセンスが輝るカフェ「iriya plus café@カスタム倉庫」(田原町)

下町のリノベーションカフェをリードする“2号店”

東京東エリアのリノベーションカフェをリードする存在「イリヤプラスカフェ」
その2号店「イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫」は、調理道具店や食器店など立ち並ぶ“かっぱ橋道具街”がある東京メトロ銀座線の「田原町」駅にあります。

ここは、プロの調理人からお料理好きまで集まる、調理道具の聖地とも言われている場所です。
そんな“かっぱ橋道具街”があるこの街は、食器や調理具を買い物に来る人や、観光客の外国人でいつも賑わっており、活気に溢れています。

【リノベ・古民家カフェ vol.8】 「iriya plus café@カスタム倉庫」 (田原町)
お店のある裏通り。独特の存在感です

【リノベ・古民家カフェ vol.8】 「iriya plus café@カスタム倉庫」 (田原町)
看板は以前の倉庫のまま。一見カフェか分からずに、「ん?」となってしまいます。笑

「イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫」は雑居ビルと住宅が交錯するエリアにある築50年以上の木造倉庫をリノベーションして2012年10月にオープンしました。1号店の「イリヤプラスカフェ」同様に、独特の存在感で醸し出しています。

倉庫の武骨さに、女性オーナーの繊細さが加わった空間

築50年以上の古い倉庫を改装した店内は、倉庫の無骨な雰囲気を残しながらも味わいのある木の梁(ハリ)とレンガ調の壁、そしてオーナーのセンスが光る家具や小物が絶妙にマッチした温かみのある空間になっています。

築50年以上の古い倉庫を改装した店内は、倉庫の無骨な雰囲気を残しながらも味わいのある木の梁(ハリ)とレンガ調の壁、そしてオーナーのセンスが光る家具や小物が絶妙にマッチした温かみのある空間になっています。
様々なモノが絶妙にマッチした店内

【リノベ・古民家カフェ vol.8】 「iriya plus café@カスタム倉庫」(田原町)
元倉庫らしい高い天井

不揃いの椅子やテーブル、照明などは、オーナーがポートランドで直接買い付けされたものと、自作のものだそう。全てが不揃いなのに、店内は見事に調和がとれています。
ここがイリヤプラスカフェのすごいところ。オリジナリティが引き立っています。

【リノベ・古民家カフェ vol.8】 「iriya plus café@カスタム倉庫」(田原町)
棚にはかわいい小物がびっしり

【リノベ・古民家カフェ vol.8】 「iriya plus café@カスタム倉庫」(田原町)
店内のイスは一つ一つ違った表情

店内の奥に比較的広めのオープンなキッチンとカウンターがあり、セルフ&キャッシュオンスタイルになっています。そのため1号店よりもお値段が少し安く、ホットコーヒーが350円で楽しめます。(1号店は390円です)
食事もパンケーキなどスイーツが多い1号店とは違い、パニーニなどの軽いものがメイン。
珈琲を飲みに行ったり軽食を取ったりと、フラっと立ち寄れる気軽さも魅力です。

【リノベ・古民家カフェ vol.8】 「iriya plus café@カスタム倉庫」(田原町)
店内の奥に構えるカウンターとキッチン

【リノベ・古民家カフェ vol.8】 「iriya plus café@カスタム倉庫」(田原町)
看板メニューのパニーニとカフェラテ

街の景色を受け継ぎ、想いを紡ぐ“リノベーションカフェ”

「イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫」があるこの物件は、もともとはこの地で事業を営んでいた倉庫です。入り口の上にある看板は当時の倉庫のモノをそのまま使用されており、外観はあまり変わっていないそう。
街の景色をしっかりと受け継ぎながら、街に更なる活気を与える場所として、この倉庫を上手に蘇らせてもいるのですね。

下町には使われなくなってしまった倉庫や町工場が点在しています。
そんな町工場や倉庫が「イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫」のようにリノベーションされていくと、街の景色は受け継ぎつつ、新たなコミュニティ空間ができ、そこからまた街が盛り上がっていきます。
もっと、「イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫」のようなリノベーションカフェが増えていくと、面白い街が増えていくと思います。

【リノベ・古民家カフェ vol.8】 「iriya plus café@カスタム倉庫」(田原町)
温もりを感じる店内の壁

【リノベ・古民家カフェ vol.8】 「iriya plus café@カスタム倉庫」(田原町)
当時の看板。良い雰囲気ですね

この「イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫」の1号店である「イリヤプラスカフェ」は、入谷の築50年の古民家をリノベーションしたカフェとして2008年から営業されています。1号店も同様に素敵な空間です。1号店の「イリヤプラスカフェ」は、こちらをご参考にどうぞ。

一軒家リノベーションカフェ「iriya plus café/イリヤプラスカフェ」(入谷)

下町情緒あふれる街の、あたたかいカフェ

浅草にも近く、下町情緒が色濃く残る街、入谷。

日比谷線入谷駅を出て、入谷交差点から裏に一本入った所に、築50年の一軒家をリノベーションした2008年5月にオープンの「iriya plus café(イリヤプラスカフェ)」があります。

住宅地にひっそりと佇みながらも、独特の存在感を醸し出しています。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.3】 「iriya plus café」(入谷)
テラス席が目を引きます

【リノベ・古民家カフェレポートvol.3】 「iriya plus café」(入谷)
大通りから一本入った裏路地

オーナーのセンスが光る築50年のリミックス空間

築50年の建物を活かした空間は見れば見るほど、独特で魅力です。
店内は古木材の天井や窓、木の棚といった日本製のものと、アメリカンアンティーク食器やインテリア小物・北欧家具など異なる国と時代のものが混在しながらも、違和感なく調和し、心地よい落ち着いた空間に仕上がっています。

片側の壁面には本や様々なインテリア小物、もう一方の壁面には色壁一杯にポップなイラストやロゴがハンドペイントで施されています。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.3】 「iriya plus café」(入谷)

【リノベ・古民家カフェレポートvol.3】 「iriya plus café」(入谷)

【リノベ・古民家カフェレポートvol.3】 「iriya plus café」(入谷)
壁一面に広がるポップなイラスト

【リノベ・古民家カフェレポートvol.3】 「iriya plus café」(入谷)
天井もいい雰囲気です

店内は入り口を入ってすぐ広がる土間と、奥にキッチンとテーブル席が広がっています。どの席もスペースをしっかり設けてあり、とてもゆったり出来るようになっています。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.3】 「iriya plus café」(入谷)
かわいいオープンキッチン

【リノベ・古民家カフェレポートvol.3】 「iriya plus café」(入谷)
店内奥のフロアからの眺め

【リノベ・古民家カフェレポートvol.3】 「iriya plus café」(入谷)

街のコミュニティを活性化する“カフェ”

入谷は下町情緒が残る住宅地だけに、遠方から来る人以外にも、地元のお客さんも大勢いらっしゃるようです。確かに、家の近所にこんな素敵なカフェがあれば、頻繁に行ってしまいそう。
「イリヤプラスカフェにいけば、近所の誰かに会えるかも。」
地元のお客さんには、そんな想いがあるのかもしれません。

きっと「イリヤプラスカフェ」のようなカフェが住宅地にもっと増えると、その土地のコミュニティは更に活性化するのではないかと思います。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.3】 「iriya plus café」(入谷)
初夏の夕方はテラス席も気持ちよさそうです

【リノベ・古民家カフェレポートvol.3】 「iriya plus café」(入谷)

このiriya plus caféは、近くに「iriya plus cafe@カスタム倉庫」という倉庫をリノベーションして作られたカフェも展開されているそう。そちらも、倉庫の雰囲気が残るとても素敵な空間だとのことです。「iriya plus cafe@カスタム倉庫」は、また別の機会にご紹介します。

【リノベ・古民家カフェレポートvol.3】 「iriya plus café」(入谷)
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