長屋の古民家をリノベーションカフェに!「テネメント/TENEMENT」(恵比寿/広尾)


長屋の古民家をリノベーションカフェに!「テネメント/TENEMENT」(恵比寿/広尾)

恵比寿と広尾の真ん中にある築100年のカフェ

渋谷区と港区の狭間に位置する恵比寿、広尾。
きれいな街並みに、有名料理店やショップが点在し、「住んでみたい街」調査では必ずトップクラスにランクインされる都内でも屈指の人気エリアです。

そんな恵比寿、広尾エリアに、以外にも京都の町家を彷彿させる長屋の古民家を改装したカフェが佇んでいます。

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

そのカフェの名は「TENEMENT」
築100年を超える長屋の古民家をリノベーションし、2002年にオープン。

“Tenement”とは直訳すると「庶民的な長屋」という意味です。
『日常の憩いの場、生活の一部』という思いが込められているそうです。

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

さすが築100年の古民家。独特の情緒と趣があります。
瓦屋根(かわらやね)の入口を入ると、 木の温もりを感じる優しい空間が広がります。

オーナーのアーティスティックな世界観が表現された空間

店内は1階と2階の2フロア。
1階は、使い込まれた木の風合いが生かされ、そば屋さんなどの和食屋さんの雰囲気を感じさせます。席数は14席ほどです。

ちょっと遊び心のある階段を上がると、 2階はゆっくり寛げるようなソファ席などがあり、落ち着きのあるラウンジ的な空間となっています。
尚、1階が禁煙席で2階が喫煙席です。

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

“TENEMENT”のオーナーは音楽家の方(猪野秀史氏)だけあって、BGMのセンス抜群。
空間とマッチした心地よい音楽に癒やされます。
また、棚には壁にはレコードなど音楽関連の小物がバランスよく置かれていたり、椅子がピアノ用というのも、このお店ならではユニークなところ。

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

メニューはオーナーの地元宮崎県からの新鮮な食材を中心に、旬の野菜や日向地鶏を使った料理が中心。また、黒豆ベイクドチーズケーキなどのデザートも、手間ひまを惜しまず全て手作りでご提供されているそう。
どれも美味しそうです。

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

夜はビール、ワイン、カクテルをはじめ、お酒の種類も豊富で、26時まで営業されています。お昼とはまた違った楽しみ方が出来るのも魅力ですね。

築100年の空間を味える贅沢

築100年を超えるような古民家は、都心部では非常に少なくなってきています。
どんな技術を使っても、築100年を超える古民家の空間は、新たには作ることができません。そんな空間自体を味わえるという事だけでも、少し贅沢な時の過ごし方なのではないでしょうか。

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

“TENEMENT”の魅力の一つは、この古民家空間の使い方にあると思います。インテリアをはじめ、メニューやスタッフの方など、お店を構成する様々な要素がこの古民家空間を引き立てているのでしょう。

【リノベ・古民家カフェ vol.11】 「TENEMENT/テネメント」(恵比寿、広尾)

恵比寿、広尾エリアは街の景観が美しく、歩いているだけで気持ちが良いので、散歩をしながら点在するショップやカフェを巡るのも面白いですね。