古本の聖地と呼ばれる、神保町。
様々な古書店があちらこちらにあり、絵本に特化した本屋さん、探偵ものばかりを取り揃えている本屋さん、こだわりを持った、神保町でしか出来ない古本巡りが楽しめます。
また、神保町はカレーのお店が多いことでも有名。
これは、本を片手に食べることができる、男性が一人で入りやすい、などといった理由からきているそうですが、はっきりとした起源は未だに謎のまま!
そんな文化資産が詰まった神保町ですが、駅の周りは再建ビルが立ち並んだビジネス街。
そんなビルの中に一棟だけ、ピンク色の塗装がくすみ、渋い雰囲気をだしているビルがあります。
そのビルの1階に佇むのが、「Glitch Coffee and Roasters」(グリッチコーヒー&ロースターズ)というカフェ。
2015年4月にオープンしたばかりの新しいカフェで、コーヒー豆にこだわり、ハンドドリップで丁寧に淹れてくれるその味は格別。
朝昼晩、忙しいビジネスパーソンがいつでもすぐテイクアウトできるように、外に面した広いカウンターも設置してあります。
酸味のきいたコーヒーが苦手な人でも飲みやすい一杯
お店は大通りに面していて、店内が外からでも見渡せる開放的な造りになっています。
白を基調とした店内で、店の奥には大きな焙煎機が存在感たっぷりに置かれていました。
座席数は15席ほど。
チェアやテーブルは全て木と鉄で作られていて、空間に無駄のないすっきりとした印象を与えています。
コンクリートの床は家具と同調しているだけではなく、外との一体感がでているので気軽に入りやすい雰囲気です。
お店の方がとてもフレンドリーに声をかけてくれたので、今回は豆へのこだわりを尋ねてみました。
このお店は酸味のあるコーヒーを主に取り扱っているそうで、
数種類の豆の香りを比べてみたところ、どの豆も全く異なる香りをしていたのでびっくり。この日は、ベリー系の香りを持つエチオピア産のコーヒーを注文してみました。
舌触りがまろやかで優しい酸味を持ったコーヒーだったので、酸味のあるコーヒーが苦手な人でも飲みやすいでしょう。
ドリンクは、ドリップコーヒー480円~、フードはパンやサンドイッチが置いてあり、280円~とリーズナブルなお値段。
レトロなビルの雰囲気の中で楽しむ本格コーヒー
天井が低いレトロなビルの中は、今年オープンしたばかりだということを忘れさせてしまうぐらい、人馴染みのある空間を作り出しています。
それは、ビルが長年にわたって、人に使われ続けてきたという証かもしれません。
コーヒーは酸味が強いもの、苦いもの、甘みがあるもと、様々な種類があり、人によって好き嫌いが分かれるものです。
しかし、「Glitch Coffee and Roasters」(グリッチコーヒー&ロースターズ)がこだわっている酸味のあるコーヒーは、酸味が苦手な人の印象を大きく変える味かもしれません。
ここ「Glitch Coffee and Roasters」(グリッチコーヒー&ロースターズ)は、気軽に立ち寄りやすい雰囲気ですので、神保町で本屋巡りやカレーを食べた後の気分転換する場所として利用するのがおすすめ。
また、近くで働いている人も仕事の息抜きに本格コーヒーでリラックスしてみてはいかがでしょうか。
おしゃれでシンプルな店先と落ち着いた馴染みのある店内のギャップをぜひ楽しんでみてください。