カフェ激戦区に生まれたコーヒー専門店「リュモンコーヒースタンド/Ryumon coffee stand」(吉祥寺)

おしゃれなカフェが数多く立ち並ぶ、東京都吉祥寺。
この街で、コーヒーの味にこだわりぬいたカフェに出会いました。

【リノベ・古民家カフェ vol. 86 】「リュモンコーヒースタンド/Ryumon coffee stand」(吉祥寺)
【リノベ・古民家カフェ vol. 86 】「リュモンコーヒースタンド/Ryumon coffee stand」(吉祥寺)
井の頭通りをしばらく歩き、脇道に一本に入った静かな住宅街に立つ、カフェ激戦区に生まれたコーヒー専門店「リュモンコーヒースタンド/Ryumon coffee stand」をご紹介します。

コーヒーの豊かな風味と向き合う贅沢な時間

お店に入るとすぐ、カウンターから店主さんが迎えてくれました。先にここでドリンクやフードの注文をし、席で待ちます。1階には一人掛けの席が2組あり、2階はすべてソファー席です。

【リノベ・古民家カフェ vol. 86 】「リュモンコーヒースタンド/Ryumon coffee stand」(吉祥寺)
【リノベ・古民家カフェ vol. 86 】「リュモンコーヒースタンド/Ryumon coffee stand」(吉祥寺)
落ち着いた色合いですっきりとまとめられた内装は、元々の一軒家の外観と調和するように考え、店主さん自ら手掛けられたそうです。

2階席の窓から外の通りを眺めていると、注文していたホットコーヒー(540円)とチーズケーキ(432円)が運ばれてきました。

【リノベ・古民家カフェ vol. 86 】「リュモンコーヒースタンド/Ryumon coffee stand」(吉祥寺)
まずコーヒーを一口飲んでびっくり!すぐに違いが分かりました。
普段はなかなか意識することのなかった、コーヒーの持つ柑橘類のような酸味や独特の甘さが、口いっぱいに広がります。なめらかなチーズケーキとの相性も抜群です。

それもそのはず、このお店で提供されているコーヒーメニューはすべて、複数種の豆を組み合わせた一般的な「ブレンド」ではなく、生産国や農園による個性を楽しませる「シングルオリジン」。
しかも造り手の顔までが分かる、豆のみに絞り、その種類は約1週間ごとに変更しているというこだわりぶり!

【リノベ・古民家カフェ vol. 86 】「リュモンコーヒースタンド/Ryumon coffee stand」(吉祥寺)
ちなみにこの日いただいたのは、国際的な品評会で度々入賞しているという、エルサルバドルのミラルバイェ農園産のもの。カフェラテ(683円)やエスプレッソ(324円)で味わうとまた違った顔を見せてくれます。
シンプルでスタイリッシュな店内はコーヒーの味を邪魔せず、贅沢な気分に浸ることができます。

気軽に立ち寄れるこだわりのお店

コーヒー上級者納得のこだわりが沢山詰まったこのお店ですが、初心者にとっても敷居は低く、それがまた素敵なところ。
例えば週ごとに変わる豆の特長に関しても、2つの項目に絞って簡単な表現でメニューに書かれているため、初心者にも味のイメージがしやすくなっているのです。

【リノベ・古民家カフェ vol. 86 】「リュモンコーヒースタンド/Ryumon coffee stand」(吉祥寺)
またコーヒーを注文した際は、こちらから頼むことなく砂糖とミルクも一緒に届けられるので、風味の強いコーヒーに慣れない方でも気軽に、シングルオリジンに挑戦してみることができます。

テイクアウトも可能とのことなので、こだわりの一杯を片手に吉祥寺を散策するのも楽しいでしょう。

【リノベ・古民家カフェ vol. 86 】「リュモンコーヒースタンド/Ryumon coffee stand」(吉祥寺)
ぜひあなたもRyumon coffee standで、店主さんのまっすぐな思いを感じながらコーヒーの新しい一面に触れてみてください。

蔵をリノベーションした手づくりカフェ「蔵cafe ヤマスカフェ」(立川)

平日は、JR中央線、青梅線、南武線など、多くのの路線が通っていることで、社会人や学生が多く行き交い、休日は、もちつき体験や公園撮影会など1年を通して多くのイベントが開催される自然豊かな「国営昭和記念公園」で賑わいを見せる立川駅。

ヤマスカフェ
今回向かったのは、駅南口から少し歩いた住宅街の中にある「ヤマスカフェ」です。

実家の物置をリノベーションした蔵カフェ

「ヤマスカフェ」のヤマスというのはご実家の、立川印刷という60年の歴史ある印刷屋さんの屋号だそうです。
店主さんはご実家で物置として使われていた2階まである蔵をリノベーションし、いまのヤマスカフェに作り替えました。

ヤマスカフェ
住宅街の中にあるヤマスカフェの目印は、白い壁に、「蔵」と書かれた看板が掛かっているおしゃれな外観。
焦げ茶色の扉に手をかけ中に入ると、木で作られているカウンター・テーブルが柔らかな雰囲気を作っています。

ヤマスカフェ
カウンターにはシフォンケーキが置いてあり、その美味しそうな匂いにメニュー見る前にオーダーしてしまいそうです。
二階に上がるとソファ席があり、その横にはオーナーさんのご友人である手作り作家さんのハンドメイド品が棚に並べられています。
こちらは購入することも出来るそうです。

ヤマスカフェ
ヤマスカフェ
テーブルの上に置かれたメニューは、外側が手刺繍のオリジナルのものになっていてそれぞれに色が違うメニューがテーブルの上には置かれていました。

並ぶのは美味しい手作りケーキ

メニューは、ランチは、キッシュプレート(980円)に、キッシュ、サラダ、デリ、スープ、コーヒーまたは紅茶がつくそうです。
このお値段でこの量は嬉しいですね。お洒落なカフェで様々な種類のものが食べたい方に、お勧めのメニューです。

ヤマスカフェ
他の軽食は、本日のプレート(980円)、ピタサンド(880円)、クロックムッシュ(880円)、など様々なものがあります。デザートは、ミックスベリーのショートケーキ(420円)、チーズケーキ(350円)、シフォンケーキや、紅茶のチーズケーキなどもありました。常に2~3種類のケーキが並ぶそうで、なんと手作りだそうです。

今回頂いたのは、チーズケーキとキャラメルラテ。

ヤマスカフェ
チーズケーキというと、チーズの部分が固いものが多いイメージがあったのですが、「ヤマスカフェ」のものはチーズの部分がふわふわとしていて口溶けがよく、口の中に入れた瞬間すぐに消えてしまいました。また、添えられているベリーソースに絡めると、濃厚なチーズケーキに酸味が加えられ、ずっと食べていても飽きません。

キャラメルラテはフォームミルクも量が多く、その上とてもクリーミィ。砂糖を入れなくてもしっかり甘く、これだけでもおやつになってしまいそうなほどの満足感です。

落ち着く木の温もりを感じる場所

閉店ギリギリの時間に駆け込んだのにも関わらず「見つけにくかったですよね?わざわざありがとうございます!」と、ニコニコとした笑顔のオーナーさん。気さくな方で、たくさんのお話をさせていただきました。

ヤマスカフェ
蔵をリノベーションしたとは思えないくらいお洒落で居心地のよい空間で頂くお茶には、ここから動きたくなくなる魔法をかけられたみたいです。

ヤマスカフェ
住宅街にあるお洒落な蔵カフェ。お買い物の帰りに寄ってみてはいかがですか?